これから出産を迎える皆さま、「出産記念」はどんなものにするかお決まりでしょうか？ 出産記念品は、親から子への愛情を形として残すものです。見返すたびに当時を思い出し、そしてお子さんの成長に改めて喜びを感じるでしょう。
今回は出産記念とは何か、詳しく解説します。さらに人気のメモリアルアイテムも紹介するので、ぜひあなたのご家庭にぴったりの出産記念品を見つけてください。
出産記念って何をするの？
出産祝いはよく耳にするかと思いますが、「出産記念」はあまり馴染みのない方も居るのではないでしょうか？ 待ちに待った我が子への愛しい気持ちを伝える「出産記念」について、込められた意味や昔からの風習などを紹介します。
出産記念の意味
出産記念とは、両親から生まれたばかりの赤ちゃんへの初めての贈り物のこと。親戚や友人からもらう出産祝いとは異なり、親から子へ「生まれてきた喜び」を形として残すのが出産記念です。日本に昔からある伝統的な出産記念としては、へその緒を木箱に入れる、胎毛を筆に仕立てるなど。我が子のすこやかな成長を願うための風習です。
近年ではフォトアルバムやぬいぐるみなど、さまざまな品で出産記念を残すご家庭が増えています。我が子への愛情を込めたメモリアルグッズであれば、どのような形でもOK。お子さんが大きくなったときに、改めて一緒に見て喜びを感じられると良いですね。大切な赤ちゃんが誕生した思い出として、パパママからステキな贈り物をしてあげましょう。
世界の出産記念の風習
海外でも、出産記念として赤ちゃんに贈り物をする伝統があります。欧米では室内でも靴を履くため、ねんね期の赤ちゃんにも靴を履かせてあげるのがマナーです。そのため出産祝いとして「ファーストシューズ」を贈るのが昔からの定番となっています。プレゼントされた靴を玄関に飾っておくと、幸運が訪れると言われているのだとか。
また赤ちゃんの幸せを願って「銀のスプーン」を贈るのも有名ですね。富の象徴という意味もあるそうです。近年では銀のスプーンの代わりに誕生石や名前、メッセージなどを入れた「ベビーリング」を贈るのが定番となっているようです。
男の子と女の子の記念品の選び方
生まれたばかりの赤ちゃんを見ても、男の子か女の子の判別はあまりつかないでしょう。そこで男の子らしさ・女の子らしさを演出したい場合には、「色」や「モチーフ」などに注目して出産記念品を選ぶのがおすすめです。
男の子で人気なのは、さわやかな印象の青や緑などの寒色。活発なお子さんには、黄色やオレンジもおすすめです。そのほかにも、ネイビー・ホワイト・ブラック・グレー・ベージュなども落ち着いた雰囲気で、カッコよさを演出してくれます。モチーフは恐竜や乗り物などが定番です。動物柄はゾウやクマ、キリンなどが男の子柄としてよく見られます。
女の子の定番は、ピンクや赤などの暖色。柔らかい印象のオフホワイトなども良いでしょう。モチーフは花柄やハート、サクランボやイチゴなどのフルーツも人気です。動物柄はウサギやネコ、リスなど。フリルやリボンなどをあしらうなど、全体的に可愛らしい印象がおすすめです。
産まれてきた赤ちゃんへ記念に残るはじめての贈り物
パパママから赤ちゃんへの初めての贈り物となる出産記念品。どのようなアイテムが人気なのか、また選ばれる理由などを紹介します。
フォトフレーム
可愛らしい赤ちゃんの姿を、色鮮やかに残すフォトフレーム。出産記念の定番として多くのご家庭で親しまれています。印刷した写真をお気に入りのフレームに飾るのはもちろん、近年ではデジタルフォトフレームも人気です。飾っておくだけで、いつでも幸せな思いに浸れますよ。
アルバム
写真は出産記念として王道アイテムですが、フォトアルバムであればお気に入りの写真をまとめられますし、じっくり思い出を見返すことができます。最近は自宅やコンビニなどでプリントできるので、手作りアイテムとしてもおすすめです。
手軽にキレイに仕上げたいという方には、スマホの写真を選んでフォトアルバムにしてくれるサービスが人気です。よりキレイな写真でしっかりとしたアルバムを仕立てたい方は、フォトスタジオで作ってもらうのも良いでしょう。
手形足形
生まれた頃の手形足形を残しておけば、大きさを比べるたびに成長を感じ、当時の思い出がよみがえります。幼稚園・保育園などでも記念に手形足形などを取ることがあるので、一緒に残しておけますよ。
赤ちゃんが眠っている間に手足にインクを付けてさっと形をとっても良いですし、ガラスにUV印刷するタイプなど、飾ったり長期保管したりできるタイプも人気です。
ぬいぐるみ
ぬいぐるみと言えば、可愛らしい赤ちゃんにぴったりのアイテムです。なかでも人気なのは、赤ちゃんが生まれた時の身長と体重でオーダーメイドする「メモリアルベア」。出産記念ではもちろん、結婚式での両親への贈り物としても定番となっています。抱っこするだけで、赤ちゃんが生まれたときの感動を思い出せる、とっておきのアイテムです。
ベビーリング
欧米でも人気のベビーリングは、誕生石をあしらうのが定番です。小さなころは赤ちゃんのお守りとなりますし、大きくなったらお子さんにプレゼントもできます。チェーンを付けネックレスにすれば、大人になってからもジュエリーとして身に付けられます。
メッセージ
赤ちゃんが生まれたときの心情をそのまま残せるメッセージ。はじめて書く我が子への手紙は、ご両親にとってもお子さんにとっても、きっと一生の宝物となるでしょう。便箋に書いても良いですし、飾れるように可愛くアレンジするのもおすすめです。
結婚式の花嫁の手紙のように、アーティフルフラワーをあしらったり、木製ボードに直筆の手紙をレーザー彫刻したりするのもステキですね。
記念樹
お庭があるお宅であれば、記念樹を植えるのもよい思い出となります。記念樹とは、我が子が誕生した記念に、「樹木のように丈夫な根を張ってすくすく大きくなってほしい」という願いを込めて植える庭木のことです。忘れられない記念となりますし、より愛着を持って庭木を育てられるでしょう。
赤ちゃんにとって宝物になる贈り物
赤ちゃんは目まぐるしいスピードで成長します。生まれたばかりの小さくて可愛らしい姿、誕生したときの喜びにあふれた気持ちを出産記念という形で残しておけば、見返すたびに当時を思い出して温かい気持ちになれるでしょう。またお子さんが大きくなったときに見せてあげれば、ご両親の愛を伝えられるのではないでしょうか？
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