ハイローチェア

なぜ長時間のハイローチェア使用はだめなのか? ベビーベッドと両方が必要な理由

なぜ長時間のハイローチェア使用はだめなのか、その理由を解説

まだ小さい赤ちゃんを育てていると、お世話をしているママやパパはずっと目が離せません。赤ちゃんをスムーズに寝かしつけるのに便利なアイテムに、ハイローチェア(ベビーラック)があります。しかしハイローチェアをベビーベッドの代用として長時間使用するのは控えましょう。ハイローチェアは使用時間に制限があるので、長時間のお昼寝や夜に寝るときに使用することはできないのです。

今回は赤ちゃんの寝かしつけに便利なベビー用品「ベビーベッド」「ハイローチェア」それぞれの使用するメリットや、なぜ代用してはだめなのか理由をご紹介します。

赤ちゃんの寝かしつけにベビーベッドが必要な理由

ベビーベッドはサイズも大きくて、購入を悩む人も多いのではないでしょうか。しかし赤ちゃんを寝かしつけるのにベッドはあったほうが良いのです。

ママやパパと一緒の布団で寝ると、寝ている間に赤ちゃんに覆いかぶさってしまう危険性がつきまといます。また大人用のベッドで一緒に寝かせるのは、転落事故が相次いで起こっていて、消費者庁から注意喚起もされています。赤ちゃんにはできるだけ安全な環境を用意して寝かせてあげたいものですね。

それではここからは、ベビーベッドが便利な理由をご紹介していきます。

赤ちゃんが安心して寝られる環境をつくれる

赤ちゃんを床に敷いた布団で寝かせていると、誤って踏んでしまったり、物が当たったりしてしまう危険が高くなります。ベビーベッドがあればそのような心配もなく、赤ちゃんにとって安心安全な空間が作られるのです。

ママやパパがトイレや家事で少し離れなければならないときでも、赤ちゃんを守ってくれるベビーベッドがあれば安心できますね。

ほこりやダニから赤ちゃんを守る

たとえ毎日念入りに掃除をしていても、家の中にはたくさんのホコリが発生します。床から30cmくらいの低い場所は、常にホコリが舞っていると言われているゾーンです。ホコリにはダニやカビなどが存在していることも。赤ちゃんは未発達で抵抗力が弱いので、ホコリやダニなどのハウスダストから身を守るためにも、高さがあるベビーベッドは欠かせない存在です。

赤ちゃんのお世話が楽になる

出産後のママは赤ちゃんを抱っこしたり、腰をかがめてお世話したりと、腰に不調を抱えることも少なくありません。そのなかでも特に腰に負担がかかるのは、赤ちゃんを抱き上げるときです。布団に寝ている赤ちゃんを抱き上げる動作は、腰や背中に思いのほか負担がかかります。

そんな腰痛の予防や悪化防止のためにも、ベビーベッドを使用するのがおすすめ。ハイタイプのベビーベッドを使えば、高さ70cmほどの場所で赤ちゃんをお世話することができます。立ったままの姿勢でオムツ替えや着替えができ、抱きあげるときも楽な姿勢でできるので、大きな負担軽減になります。

上の子との事故を防ぐ

赤ちゃんも第2子以降になると、お兄ちゃんやお姉ちゃんがお世話をしたがることもしばしば。またちょっとママが目を離したすきに、イタズラをしてしまうこともあるかもしれません。幼い兄弟が赤ちゃんをかわいがってくれるのは微笑ましいですが、思わぬ事故につながる可能性もあり危険です。

そんな時に役に立つものベビーベッド。ベビーベッドには高さがあり柵に囲まれているので、赤ちゃんを適度に守ってくれます。

ペットのイタズラ防止になる

ペットを飼っている家では、ペットと赤ちゃんの接触にも注意を払いたいものです。犬や猫が赤ちゃんをぺろぺろ舐めるのは癒される光景ですが、唾液には雑菌が含まれています。特に新生児期には感染症に注意しなければなりません。

噛みつかれたり引っ掻かれたりしてしまう危険性もあります。また上に乗り掛かられてしまう可能性も否定できません。不慮の事故を防ぐためにも、ベビーベッドに寝かせていたら安心です。

床から近い場所は、特にペットの抜け毛にも注意したいもの。ある程度の高さがあるベビーベッドは、赤ちゃんがペットの毛を吸い込んでしまうことを避けることができます。

早いうちからひとりで寝られるようにする

赤ちゃんの寝かしつけは時間がかかることも多く、毎日の時間的な負担になりがちです。赤ちゃんをベビーベッドで寝かせることで「1人で眠る習慣」がつきやすいと言われています。忙しいママやパパにとって、1人で寝てくれるというのは時間的にとても助かるのではないでしょうか。

詳しくはコチラ

ハイローチェアで長時間寝かせるのはだめ? なぜ代用できない?

ハイローチェアに乗せていると、赤ちゃんが落ち着いて過ごしてくれるので、気づけば長時間ハイローチェアに乗せていた、なんていうこともあるでしょう。

しかし、ハイローチェアをベビーベッドの代わりとして使うのはNG。ハイローチェアには使用時間に制限があり、長時間の使用は赤ちゃんに悪影響を与えてしまう可能性があります。

ハイローチェアの使用は何時間が推奨?

それでは、ハイローチェアは1日に何時間くらいを目安に使用したら良いのでしょうか。

ベビーラックの使用時間はメーカーにより異なりますが、おおよそ1日に3~4時間です。簡易ベッドとして寝かせる場合でも、連続使用は1時間程度にしましょう。スウィング機能を使う場合は15分にとどめるのが目安です。

赤ちゃんが気持ちよく眠れるのに、どうして長時間の使用がダメなの? と疑問に思うかもしれません。その理由は、ベビーラックの形状にあります。ハイローチェアは赤ちゃんの身体を包み込むような形状をしているため落ち着いて過ごせる一方で、身体を自由に動かすことができません。背中に熱がこもってあせもやムレ、かぶれの原因になってしまうこともあります。

赤ちゃんを長時間寝かせるように設計されていないハイローチェアは、あくまで補助アイテムと考えてください。夜に赤ちゃんを寝かせるときはベビーベッドを使いましょう。

寝かしつけ以外にも便利なハイローチェアの活用法

短時間の使用であれば赤ちゃんの寝かしつけに便利なハイローチェア。ほかにも赤ちゃんが泣いであやす時や、短時間のお昼寝・食事など、さまざまなシーンで活用することができます。また必要に応じてコロコロと移動できるので、料理や掃除をする時もママのそばに置いておくことができ、家事している最中も目が届くので安心でしょう。

赤ちゃんの簡易的な居場所: 待ってほしいとき

宅配便の受け取りやトイレなど、ほんの少しの間だけ赤ちゃんを1人で待たせたいときにも大活躍するのが、ハイローチェアです。少しだけ離れなければいけないときに赤ちゃんを乗せれば、安心して用事を済ませられます。

特にママがお風呂に入っている間は、赤ちゃんのことが気になって気が気じゃありませんね。そんな時も浴室の横にハイローチェアを移動させて待っていてもらえば、ママも赤ちゃんの気配を感じながら安心してシャンプーができるのではないでしょうか。

ベビーチェア: 食事するとき

ハイローチェアはリクライニングを起こし、付属のテーブルをつけることで、食事の時のイスとしても使用できます。赤ちゃんを椅子に座らせればママの両手が空くので、離乳食を食べさせるときにとっても便利です。食べこぼしもテーブルを外してサッと拭くことができ、また汚れが気になるときは簡単に丸洗いできるので、衛生面の心配も減らせるでしょう。

ママパパの身体の負担を軽減: お世話するとき

オムツ替えやお着替えをするときに、立ったり座ったりを繰り返すのは腰に負担がかかってしまうものです。ハイローチェアは高さを調節できるので、かがみこむことなく楽な姿勢で赤ちゃんのお世話をすることができますね。

ベビーベッドとハイローチェア、いつからいつまで使えるの?

ママにとって育児に大活躍するベビーベッドとハイローチェアですが、それぞれ使用できる期間が限られています。

ベビーベッドの使用期間

ベビーベッドは、生後0~24ヶ月の赤ちゃんを想定して作られています。しかし実際は、それよりも短い期間で卒業することが多いようです。

寝返りを始める6ヶ月ごろには、ゴロゴロと活発に寝返りをして柵にぶつかってしまう心配があり、ベビーベッドの使用をやめるという声も聞かれます。その次におとずれるきっかけは8ヶ月ごろ。つかまり立ちを始めると、ベビーベッドの上で立ち上がりベッドの柵を乗り越えてしまう危険性があります。

上の子がいる場合やペットを飼っている家庭など、赤ちゃんの安全を守る場所としてベビーベッドの使用を継続する場合でも、1歳ごろには使用しなくなるケースが多くなるようです。

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ハイローチェアの使用期間

ハイローチェアの使用期間は、誕生から4歳ごろまで。これは比較的長く使えるように感じますが、月齢別に使用するスタイルが変わってきます。

0~6ヶ月ごろは寝かしつけや、赤ちゃんの一時的な居場所にと大活躍します。ハイローチェアを最大限に活用できる時期です。7~18ヶ月ごろは離乳食が始まり、お食事用のチェアとして使用できます。18ヶ月を過ぎると、チェアとしてのみに使えるようになります。

この時期には他の家族と一緒に食卓を囲むようになり、サイズの重くて大きいハイローチェアでは不便を感じてしまうかもしれません。クッションに食べこぼしたときには掃除や洗濯も大変です。食事用のチェアとして使うのは、コンパクトな木製チェアの方がお手入れもしやすくおすすめです。

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ベビーベッドとハイローチェアを使い分けて子育てを快適に

赤ちゃんが快適な環境を整えるなら、ベビーベッドとハイローチェアどちらも準備するといいでしょう。ママやパパにとっても、安全面が確保できるので負担も減ります。本記事で紹介したように、限られた期間にしか使用しないベビー用品はレンタルを活用することがおすすめです。もし購入する場合でも、まずは一度機能や使い心地をお試しできるので、後悔のない買い物ができますね。

子育てに役立つ豆知識をお届けしているAQレントでは、ベビー用品のレンタルサービスを提供しています。ベビーカーやベビーベッドのようなベビー用品は使用期間が短いので、できれば費用を抑えたいですよね。また使わなくなったときの収納や不要になったときの処分も大変です。レンタルを活用すれば必要な時だけ利用できるので、初期費用や処分の手間が省けて便利ですよ。

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