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都市ガス・プロパンガスの違いは? メリットや一人暮らしをする場合のおすすめを解説

都市ガスとプロパンガスの違いやメリット、一人暮らしのおすすめを紹介

一人暮らしで住むお部屋を探すときに気を付けたいのが、その部屋で使えるガスの種類です。選び方を間違えるとガス代が高くなってしまいます。

本記事では生活に必要なガスの種類、都市ガスとプロパンガスについて、その違いや平均のガス代を紹介し、それぞれのメリット・デメリットなども紹介していきますので参考にしてください。

普段の生活でガスはどれくらい使われているのか

日々の生活においてガスの使用は必要不可欠です。オール電化などを導入している自宅以外では、暖房・給湯・厨房(キッチン)などでのガスの消費量が、家庭のエネルギー消費量の約62%以上を占めています。

一人暮らしを始める前に都市ガス・プロパンガスの違いを確認

同じガスと言っても「都市ガス」と「プロパンガス」ではその特徴や料金も大きく異なります。ここからはそれぞれの特徴やメリット・デメリットなどを紹介していきます。

都市ガス

都市ガスは海外から輸入している液化天然ガス(LNG)やメタンを主成分として作られており、各家庭へは地下に埋められているガス管を介して供給されています。

新規契約の際は各都市ガス事業者や、各地区の自治体が運営する公営ガス事業者との契約となります。その供給先はガス管がたくさん埋設されている都市部が多く、料金設定は公共料金として取り扱われています。

都市ガスのメリット

都市ガスはプロパンガスと比べると料金が安く、その比重は空気よりも軽いため、仮に栓などを閉め忘れた場合も下に溜まらず、窓を開ければすぐに大気中に拡散されます。

また、天然ガスのため環境に優しい点もメリットです。

都市ガスのデメリット

都市ガスを供給しているガス管などは、都市地下部のあらゆるところに設置されており、そのメンテナンスも大がかりとなります。仮に災害などで破損した場合は復旧に時間が掛かってしまいます。

またプロパンガスに比べて火力が弱いため、一度に多くの調理が必要な飲食店などの使用には向きません。

プロパンガス

プロパンガスの主原料は海外から輸入される液化石油ガス(LPG)で、各プロパンガス供給事業者が指定のボンベにプロパンガスを充填して各家庭へと配送していきます。プロパンガスを使用している物件の敷地内には必ずガスボンベが設置されており、担当の配送員が定期的に交換していくというシステムです。

使用開始については各地区のガス会社から選んで契約をおこない、料金は各LPガス会社がそれぞれ定めている設定に従って支払いをしていきます。プロパンガスは都市ガス供給用の配管が届いていない場所などに供給されています。

プロパンガスのメリット

先ほども述べたようにプロパンガスは都市ガスと比べると熱量が大きく、飲食店などの使用に適しています。またボンベを設置しているだけの供給ですので災害時も迅速な復旧が可能です。

使用開始時に特に大きな工事も必要ないため、低価格な初期費用での利用が可能です。設置に関してもボンベの設置のみですので全国どこでも供給が可能になります。

プロパンガスのデメリット

プロパンガスは都市ガスと比べて料金が高く、国営ではないため料金の変動があります。

プロパンガスの特徴としては空気より重く、栓を閉め忘れた場合などには下部に滞留してしまい、窓を開けてもなかなか拡散しない性質があります。都市ガスより火災の危険性が高いのもデメリットのひとつです。

詳しくはコチラ

都市ガス・プロパンガスのガス料金の平均と価格差は?

都市ガスとプロパンガスを比較するとプロパンガスの方が費用が掛かることが分かりましたが、実際にどれくらいの金額を払って使用しているのでしょうか。

ここからは都市ガス・プロパンガス両方の使用に掛かる平均金額を紹介していきます。

都市ガスの平均ガス代

都市ガスの料金設定は基本料金と従量料金(ガスの使用量×適応単位料金)を足したものとなっており、原材料の価格次第で変動します。

この価格変動は「原料費調整制度」を基準として毎月調整されています。

  • 都市ガスの1ヶ月の基本料金(平均値)
    基本料金:759円
    適用単位料金:141.65円(2020年5月)
    【出典】:東京ガス ガス料金表

プロパンガスの平均ガス代

プロパンガスも料金設定は基本料金と従量料金(ガスの使用量×適応単位料金)を足したものとなっています。

プロパンガスの場合は会社ごとに料金形態・単価などが変わってくるのも特徴で、各社とも正式には自社の標準的な料金メニューは公表していません。一般的な見解では関東地方のプロパンガスの小売価格は、使用量5m³/月の場合、基本料金や消費税込みで4,600円前後と公表されています。(2020年4月30日発表:石油情報センター調べ)

  • プロパンガスの1ヶ月の一般小売価格(参考平均値)
    基本料金:1,775円
    使用量5m³:4,610円
    使用量10m³:7,368円
    【出典】:一般財団法人日本エネルギー経済研究所石油情報センター

一人暮らしでガス代が高くなる原因

都市ガス、プロパンガスともに使用方法を十分考慮して使用しなければかなりの料金がかかってしまい、出費が多くなるばかりです。ここからは、一人暮らしでガス代が高くなる原因について紹介していきます。

季節・時期

夏のような暑い時期には水を温めることは少ないため、それに伴いガスの使用量は減少します。一方で真冬のような寒い時期は自然とお湯を沸かす機会も増えていくため、それに伴いガスの使用量も増える傾向にあります。

特に一人暮らしの寒い時期などは、簡単に温めるだけの料理などが増えがちなためガス代も必然的に上がってしまいます。

お風呂の使い方

お風呂の入り方によりガス代が大幅に高くなることも多いようです。例えば一人暮らしの場合は湯船にお湯をためず、お風呂は全てシャワーで済ませる、という人もいるのではないでしょうか。

夏のシャワーは暑いためガス代が少なくて済みますが、真冬などはお湯の温度を上げることもあり、それに伴いガスの消費量も増加していきます。

このように一人暮らしでは、手軽にシャワーで済ませたはずがガス代は意外と節約できていない場合もあるため注意が必要です。

ガスの基本料金

基本料金とは、たとえガスを使用していなくても支払わなければならない料金のことを指します。

都市ガスとプロパンガスでは基本料金が異なり、一般的に都市ガスの基本料金は約800~1,000円程度、プロパンガスの基本料金は1,800~2,000円程度となっています。

ガス代が高くなる原因はその基本料金の違いにも原因があるかもしれません。

詳しくはコチラ

ガス代の見直しと無理のない節約を心がけよう

大学生や新社会人などはガス代や電気代などをしっかりと見直し、無駄な経費を省くことで効率的な節約へと繋がることでしょう。また、収入が決して多くない大学生や新社会人は日々の節約が必要です。

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これから一人暮らしを始める人は予算を確認しながら節約を意識しましょう。新生活に必要な家電、初期費用を抑えて揃えるなら家電レンタルサービスの活用もおすすめです。

定額料金で好きな家電を利用することができるため、レンタル期間によっては新品を購入するより費用がかからずにすみます。購入する時も事前にレンタルを利用すれば、気軽に機能を試すことができますよ。

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