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一人暮らしの光熱費はいくらかかる? 水道・光熱費の相場と節約方法を解説

2021年11月9日

一人暮らしの水道・光熱費の相場と節約のコツ

一人暮らしの場合、実際どれくらいの水道・光熱費がかかるかご存知でしょうか? 家賃や食費と比べてそれほど高くはありませんが、使いすぎると負担が大きくなります。

新たに一人暮らしを始める場合、実際にどれくらいの水道・光熱費がかかるのかは気になるところです。自分が払っている光熱費は高いのか、もしそうならどうすれば費用を抑えられるのか、気になる方も多いでしょう。また、新しく一人暮らしを始めるときにどれくらいの光熱費が実際かかるのか、生活する上で不可欠な費用の目安や節約方法を知っておくと物件探しや家計の予測などの際にも役立ちます。

そこで今回は一人暮らしで1ヶ月にかかる水道・光熱費の平均額の相場や今すぐできる節約術をご紹介します。ガスや水道の基本料金は物件や住む地域によって変わるので、これから一人暮らしを始める方は、ぜひ参考にしてください。

光熱費とは

光熱費とは電気料金、ガス料金など、照明や冷暖房、調理やお風呂といった、生活する上で欠かせない光や熱などのエネルギーを購入する際にかかる費用のことです。水道料金を含めて「公共料金」として呼ばれています。

部屋を探している方は、つい家賃にばかり目がいきがちですが、光熱費も含めて考えないと、思わぬ出費が家計を圧迫することになります。また、今住んでいる地域や物件の間取りが同じでも、光熱費に差が生じる場合があるので、光熱費がどれくらいかかるのか、どれだけ違うかを注意する必要があります。

2020年に総務省が公表した「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、一人暮らしの1ヶ月の平均的な水道・光熱費は10,984円となっています。

地域や時期で料金が変動する

光熱費は、住んでいる地域や時期によって変動する傾向があります。その理由は気温や気候による光熱費の違いと料金設定の違いです。

気温や気候による光熱費の違い

寒い時期になると暖房を使ったり、お風呂を沸かしたりする機会が増えるので、ガス代と電気代が平均を超えることが多くなります。

1~3月 11,944円
4~6月 11,376円
7~9月 9,781円
10~12月 9,910円

四半期ごとに見ると夏場は水道・光熱費が安く、冬が最も高いという結果でした。

光熱費の料金設定の違い

水道代や電気代は、住む地域によって料金の設定が異なります。高い地域では安い地域と比べて、年間で数万円の差が出ることもあります。

水道・光熱費はそれぞれどれくらいかかる?

ライフスタイルや地域、季節によって変動しますが、最低でもどの程度の費用が毎月かかるかがわかりました。それでは電気代・ガス代・水道代それぞれの相場を見ていきましょう。

電気代

電気代の平均額 5,729円

季節によって差が出やすいのが電気代の特徴です。
電気代は、基本料金+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金から計算されます。

1~3月 6,535円
4~6月 5,916円
7~9月 5,330円
10~12月 5,135円

四半期ごとに見ると夏場は水道・光熱費が安く、冬が最も高いという結果でした。

気候が安定していて過ごしやすい秋はエアコンの利用頻度が下がるため、1年で最も電気代が安くなり、エアコンを使う頻度が高い季節は電気代も高くなりやすいです。温かい空気を冷やすのに比べて、冷たい空気を温めるほうが熱量を多く使用します。同時期に加湿器を使う人も多いことや日照時間も短いため照明をつける時間が長いので、冬場は電気代が高くなりやすいです。夏場は冷房を使いますが、暑い空気は短時間で冷えるためそれほど電気代は高額にはなりません。

ガス代

ガス代の平均額 2,850円

コンロや暖房、給湯器など、ガスは暮らしに欠かせないものです。
ガス代は、基本料金+従量料金から計算します。従量料金は毎月のガス使用量に従量料金単価をかけて算出されます。

ガスは、都市ガスとプロパンガスの2種類があります。都市ガスは地面の下のガス導管で供給され、プロパンガスはガスボンベで供給されます。プロパンガスか都市ガスかというのは、住む物件によって違います。都市ガスは公共料金で、プロパンガスは各社が決める自由料金制なのでどちらを契約しているかでガス料金も大きく変わります。同じ使用量でもプロパンガスだと都市ガスの3倍以上かかることもあります。

1~3月 3,333円
4~6月 3,155円
7~9月 2,380円
10~12月 2,533円

夏場はシャワーだけの方でも冬は湯船に浸かって体を温めることが多く、また冷たい水を温めるのに時間がかかるため、冬の時期にガス代が高くなりやすいです。

水道代

水道代の平均額 2,173円

水道代は、基本料金+従量料金から計算され、上水道と下水道の料金の合計額となります。上記は1ヶ月分の平均料金ですが、通常は2ヶ月に1回の支払いが多いです。水道代は管轄の水道局によって料金設定が異なるため、地域によって価格差があります。

基本料金は水道メーターの口径によって変動し、従量料金は水を使うほど高くなります。また住んでいる自治体によってそれぞれの料金が違い、下水道の料金がかからない地域もあります。

1~3月 2,076円
4~6月 2,305円
7~9月 2,071円
10~12月 2,242円

電気代やガス代に比べて時期による差はほとんどありません。毎日お風呂を沸かす方やシャワーのお湯を出しっぱなしにする方以外は高額になりにくいです。

生活の中で工夫できる節約方法

電気、ガス、水道、どれも生活に必要なものですが、工夫をすれば無駄遣いを減らすことができます。一人暮らしでもすぐに始められる光熱費の節約方法をそれぞれ紹介します。

電気代の節約術

普段何気なく使っている家電。便利で快適に暮らすために欠かせない存在です。実生活では、スマートフォンの充電やテレビのつけっぱなし、照明の電気など、毎日複数の家電を繰り返し使います。一つ一つを見れば安い料金ですが、その積み重ねによって大きく差が出てきます。

電気代が最もかかるのは、エアコンの利用だと言われています。消費する電力が高くなると電気代も高くなるため、フィルターの掃除を定期的にしたり、温度の設定を見直したりするだけでも節約につながります。またエアコンは始動時に電力を多く必要とするため、電源のオン・オフを繰り返すことも控えたほうがいいでしょう。

エアコン以外の家電の場合は使っていない時に電源コードを抜いて待機電力がかからないようにすることが節約のコツです。ただし、家電によっては故障の原因につながることもあるので注意が必要です。

ガス代の節約術

ガス代の節約は、お風呂とガスコンロの使い方がポイントです。ガスの給湯器を利用している家庭では追い焚きやシャワーがガス代の多くを占めているので、シャワーはこまめに止める、お風呂が沸いたらすぐに入るなど、給湯器を使用する回数や時間をなるべく減らすことで節約できます。湯船やシャワーの温度を1度下げるだけでも、ガスの使用量は下がります

またコンロは火を長時間使うほど、ガスを消費します。ガス代を節約したいなら、電子レンジや電気ケトルなどの家電を使うことでコンロの使用頻度や時間を減らすように工夫できます。煮込み時間を短縮できる圧力鍋のような調理器具や、少ない水で調理可能な蒸し料理もおすすめです。

水道代の節約術

家の中で最も水道代がかかる場所はお風呂で、全体40%を占めます。それ以外にも飲み水や炊事、洗濯、掃除、トイレなど、一人暮らしでも1日にバケツ35杯分以上も使っています。

シャワーのみで入浴を済ませるほうが節約になりますが、毎日湯船に浸かりたい場合はお湯の量を少なめにしたり、お風呂に残ったお湯を洗濯に再利用したりすれば水道代を節約できます。また、トイレの水を流すときのレバーが大小と分かれている場合は、なるべく「小」のレバーで流すように心がけましょう。

食事後の洗い物も水道代がかさむので、油汚れは洗剤を使って一度汚れを浮かせる、洗っている間は水を止めるなどの工夫を意識しましょう。食器の量が多いなら食洗機を導入するほうが節約につながることもあります。

古い家電の買い替えや省エネ家電もおすすめ

新しい家電のほうが優れた省エネ機能を持っていて消費電力を抑えられる場合も多いので、長年使い続けている家電や調子が悪い家電があれば、思い切って買い替えることも選択肢のひとつです。

家電は簡単に買い替えられるものではないですが、AQレントなら生活家電をお得にレンタルできるので初期費用を抑えて無理なく家電を交換することができます。

水道・光熱費は、あまり気にせず使ってしまいがちですが、積み重ねることで大きな金額となります。初めは大変そうに思えるかもしれませんが、節約した分は自分の趣味に使ったり、大きな買い物のために貯金したり、意識や行動を少し変えるだけで、他のことにお金を使えます。無理せずできることから取り組んで、うまく水道・光熱費を節約しましょう。

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