ベビー用歩行器は、赤ちゃんのひとり歩きをサポートするアイテムです。上手に使えば家事をしている間でも赤ちゃんが楽しく体を動かせて、忙しい子育ての味方になるでしょう。
今回は歩行器のメリット・デメリットや選び方、おすすめ商品を紹介します。
赤ちゃん・ベビー用歩行器とは
ベビー用歩行器は、まだ歩けない赤ちゃんの歩行をサポートするアイテムです。キャスターが付いたドーナツ型のテーブルに、足を入れる穴が空いています。歩行器に乗せて足を動かせば自由自在に動けるので、赤ちゃんは自分で歩く楽しさを感じることができます。
歩行器は必要? メリットとデメリットを解説
そもそも赤ちゃんのために歩行器は必要なのでしょうか。歩行器を使うメリットと、注意しなければならないデメリットを紹介します。
赤ちゃん・ベビー用歩行器のメリット
歩行器を使って歩けば、赤ちゃんが転倒する心配がなく安全です。ママパパがトイレや家事で手が離せない時にも、歩行器に乗せれば上機嫌で待っていてくれる子も多いようです。
また自分で自由に歩けるので、赤ちゃんの好奇心を刺激してくれます。歩行器にはおもちゃが付いているタイプもあり、ひとり遊びのサポートとしても便利です。
赤ちゃん・ベビー用歩行器のデメリット
階段や床の段差は事故のリスクがあり危険です。歩行器の使用時は赤ちゃんからあまり目を離さないようにしましょう。もし2階で使用する場合には、階段から転落することがないよう階段にガードをつけるなどの対策が必須です。
また使いすぎると、下半身の筋肉の発達を妨げてしまうという説もあります。赤ちゃんのうちはハイハイやズリバイで全身の筋肉を鍛えることが重要なので、歩行器の使い過ぎはよくない影響があるのではないか、というのが理由です。とはいえ適度に使う分には問題ないので、使用時間を守って使うようにしましょう。
歩行器はいつからいつまで使える?
歩行器は赤ちゃんの腰がすわる頃から使うことができます。月齢でいうと7~8ヶ月頃ですが、対象年齢よりも体の発達具合を見て判断しましょう。腰がすわる前から歩行器を使用すると、やはり筋肉の発達を妨げてしまうおそれがあります。
歩行器を卒業する時期はあくまで目安ですが、ひとり歩きができるようになる12~15ヶ月頃。赤ちゃんが歩行器に興味を示さなくなったら卒業の時期と考えてよいでしょう。
赤ちゃん・ベビー用歩行器の選び方
歩行器はどのように選んだらよいのでしょうか。選ぶときの基準やポイント、おすすめ機能を紹介します。
目的に合わせてタイプを選ぶ
歩行器には丸型・四角型の2タイプに大きく分かれます。それぞれの特徴から、赤ちゃんにぴったりなものを選びましょう。
丸型
シンプルな丸型は、一般的にテーブル以外の機能はついておらず価格も比較的リーズナブル。歩行練習をメインに考えている場合におすすめです。全方向に自由に動くことができ、角がないため周りの障害物にもぶつかりにくく、活発に動き回る赤ちゃんでも安心です。
四角型と比べてコンパクトなものが多いので、狭い部屋で使ったり里帰りに持ち帰ったりする場合にも便利です。
四角型
四角型タイプは、おもちゃやハンドルが装備されていて遊具としても使えるので、赤ちゃんが飽きずにひとり遊びをしてくれます。キャラクターものも多く、かわいいデザインが豊富です。
丸型と比べると重量はありますが安定感に優れています。また手押し車やロッキングチェアとして使える多機能モデルも登場しています。
安全機能で選ぶ
安心して歩行器を使えるように、次の2つの安全機能をチェックしましょう。
転倒防止機能やストッパー・マット付き
歩行器ごと赤ちゃんが転倒してしまうのを防ぐために、転倒防止機能付きの製品を選びましょう。加えて車輪にストッパーが付いているものや、歩行器を動きにくくするためのマット付きのものもあり、トイレや家事などで少し赤ちゃんから目を離さなければならないときでも安心です。
高さ調節機能
適切な高さに調整できる機能がある歩行器がおすすめです。ベルトタイプとレバータイプのものがあります。
ベルトタイプは赤ちゃんの成長に合わせて微調整できますが、使っているうちに緩んで伸びてきてしまうことも。レバータイプは3~7段階ほどの調節幅で自由度はベルトタイプに比べて低くなりますが、簡単に高さ調節ができます。
コンパクトに折りたためると収納に便利
歩行器を選ぶ際は、折りたたみができるものを選ぶと便利です。ほとんどの歩行器は折りたたみできますが、中にはパーツを外すのに手間がかかってしまう製品もあります。簡単にたためて、コンパクトに収納できるタイプがおすすめです。
短期間だけ使う赤ちゃん・ベビー用歩行器はレンタルもおすすめ
使用期間が短いベビー用歩行器をわざわざ買うのはもったいない……という人には、ベビー用品のレンタルを活用するのがおすすめです。購入すると3,000円~20,000円と価格がピンキリな歩行器。高性能で高価な製品でも、レンタルなら低価格で利用することができます。
まずはレンタルで試してみて、赤ちゃんが気に入って手放せなくなってしまったら購入を考えるという活用方法もできます。使用しなくなったら返却すればいいので、荷物が増えず処分に困ることもありません。
あわせて読みたい 続きを見る
ベビー用品はレンタルがお得! メリットや選び方、おすすめのベビーグッズを紹介
赤ちゃん・ベビー用歩行器の人気おすすめ5選
ここからはベビー用歩行器の人気おすすめ5選を紹介します。シンプルなものからおもちゃ付きのキャラクターものまでさまざまな種類があるので、参考にしてみてください。
mimi(ミミー)|それいけ!アンパンマン おしゃべりウォーカー
アンパンマンのおもちゃと音楽が流れる子どもが喜ぶギミック満載の歩行器。楽しく安全に歩行をサポートしてくれます。トイトレーを外せば、食事用のテーブルとしても使用可能。シートは取り外して手洗いできるのでいつでも清潔に保てます。アンパンマン好きな赤ちゃんが夢中になる商品です。
日本育児|はらぺこあおむし 2in1ウォーカー
カラフルで赤ちゃんの目をひく、まるで絵本から飛び出したようなはらぺこあおむしのデザイン。歩行器と手押し車の2wayで使用できます。いちごやアイスの形のおもちゃが満載のトイユニットを外せば、テーブルとしても活躍します。コンパクトに折りたためるので、持ち運びや収納にも便利です。
KATOJI(カトージ)|ベビーウォーカー NewYork・Baby
部屋のインテリアにも溶け込む、シンプルでスタイリッシュなデザインの歩行器。おしゃれにこだわるママにおすすめです。本体重量2.9kg、折りたたみ時の高さ11cmと軽くてコンパクトなので、収納や持ち運びにも便利です。ストップマットを使えば歩行器をその場に固定できて、食事のテーブルとしても使えます。
Disney baby(ディズニーベビー)|ミッキーマウス・ハッピートライアングル・ウォーカー
ディズニー好き必見のミッキーマウスのおもちゃが付いた歩行器。光ったり音が鳴ったりするおもちゃは、歩行器に乗らないときでも取り外して単体で遊ぶこともできます。かわいい見た目だけでなく、高さ調節や折りたたみもできて便利です。
西松屋・SmartAngel|Gウォーカー デラックス
西松屋から発売されている歩行器。メロディーとライトで赤ちゃんが楽しめるおもちゃボードが付いています。機能面では簡単に折りたためてコンパクトに収納できるほか、消音キャスター付きでフローリングでも静かに使用可能。コスパの良い商品を探している人におすすめです。
歩行器を使う時の注意点
赤ちゃんが楽しく使えて育児のサポートをしてくれる歩行器ですが、正しく使用しないと発達に影響が出てしまうことも。歩行器を使う時の注意点を確認しておきましょう。
長時間の使用は避ける
使用時間の目安は1回20分、1日の合計で1~2時間程度とされています。先述したように歩行器を使いすぎると、赤ちゃんの足腰の発達を妨げるおそれがあります。家事をひとつ済ませる間、トイレに行く間など、使用は限られた時間にとどめましょう。
床にかかとが付くよう調整する
歩行器に座ったときに、赤ちゃんの足のかかとが床につく高さが基本です。つま先立ちになっていないか確認して適切な高さに調整しましょう。赤ちゃんが正しい姿勢で歩けるように、周りの大人がしっかりチェックすることが大切です。
野外NG! 段差のない室内で使う
歩行器は室内用に設計されています。赤ちゃんが喜ぶからといって、ベランダや屋外で歩行器に乗せるのは間違った使い方です。段差やスロープなどで思わぬ事故が起こることも考えられるので、歩行器は室内の段差のない平らな所で、大人の目が届く範囲で使用しましょう。
歩行器を使って楽しく、赤ちゃんと歩く練習をしよう
この記事では赤ちゃんに歩行器は必要なのか、使用期間はいつからいつまでか、そしておすすめの歩行器について紹介してきました。赤ちゃんが歩行器から見る世界は刺激的で、自分で乗り物を動かす体験は楽しいものです。
歩行器を使うメリットとデメリットをしっかり理解した上で、必要だと思ったらまずはレンタルでお試ししてみてはいかがでしょうか。
子育てに役立つ豆知識をお届けしているAQレントでは、ベビー用品のレンタルサービスを提供しています。ベビーカーやベビーベッドのようなベビー用品は使用期間が短いので、できれば費用を抑えたいですよね。また使わないときの収納や不要になったときの処分も大変です。レンタルを活用すれば必要なときだけ利用できるので、初期費用や処分の手間が省けて便利ですよ。