いまやさまざまな接客業・店舗で、タブレットをはじめとする電子機器やシステムが導入されるようになりました。そんな中でWi-Fiが遅い、電波が届かない…といった悩みをお持ちの店舗も多いようです。
実際、お店のオーナーや従業員の方からは「インターネットのことがよくわからない」「インターネットが遅い気がするけど何を見直せばいいかわからない」というご相談を受けることも多くあります。
そこで今回は業務用Wi-Fiルーターの見直しとおすすめのレンタルルーターについて解説します。
業務用Wi-Fiルーターは定期的に見直しが必要
タブレット機器やクラウドシステムの普及により店舗での業務にWi-Fiはもはや欠かせないものとなりました。POSレジアプリ、オーダリング端末などは多くの店舗で導入されていますね。
最近はタブレットを利用した電子書籍読み放題を待合スペースに設置する施設も増えています。
また、コロナ禍の影響で、従業員や本部とのミーティングをリモートで実施している店舗もあるかと思います。そういった場合はWi-Fiの調子が悪いと業務に大きな支障が出ますよね。
Wi-Fiが遅い、途切れる……さまざまな理由
Wi-Fi(インターネット)が遅くなる原因はさまざまです。実際はネットワーク状況を調べてみるしかありませんが、まずは以下の観点から問題の切り分けをしてみましょう。
Wi-Fi電波が届いていない
ルーターと端末の距離が遠かったり、電波を妨げる遮蔽物があると端末に電波が届きません。これはルーターの設置位置やルーターのアンテナの性能などが関係してきます。たとえば、ルーターを高い位置に置くことで改善する可能性もあります。また、中継機などを設置することでルーターから離れた場所でも電波を届けることが可能です。
ルーターの同時接続台数をオーバーしている
ルーターには同時接続台数の上限があります。メーカー推奨の上限数を超過してたくさんの機器を同時に接続すると、通信速度は低下してしまいます。
適切な電波帯域の回線につなげていない
Wi-Fiの電波帯域には2種類の周波数があり、特性に応じて適正な使い分けが必要です。一般に5GHz帯のほうが高速通信が可能ですので、まずは5GHz帯につないでみましょう。
以上のように、さまざまな原因が考えられます。そして、このうち多くの症状はルーターの見直しによって改善する可能性があります。
知っておきたいルーターのこと
ここで確認しておきたいのが、お使いのルーターを購入したのはいつか?ということです。ルーターは日々進歩しているので、数年前の古いルーターではネット回線のポテンシャルを生かし切れていない可能性があります。
性能の違いがわかりづらいルーターですが、実はたくさんの違い・チェックすべきポイントがあります。
Wi-Fi規格
「Wi-Fi 6」や「Wi-Fi 5」といった規格があります。
これら最新のWi-Fi規格に対応しているルーターのほうが通信速度も速くなり、十分に端末性能を発揮できると考えられます。
最大通信速度
理論上の最大通信速度。Mbpsという単位で表現されます。この数値が大きければ大きいほど性能が高く、インターネットのスピードも早くなります。
電波強度
各社独自の技術があり、高性能なアンテナ等を搭載しているルーターであれば遠くまでWi-Fi電波を届かせることができます。
同時接続台数
同時に接続できる台数の上限。やはり、高性能なルーターほど同時接続台数の上限も上がります。スマホやIoT機器の普及により、同時にWi-Fiに接続される機器の台数は増加傾向にありますので、ルーター選択の際、同時接続台数は必ずチェックしておきましょう。
AQレントのおすすめは「TP-Link」製のルーター!
店舗やオフィスの広さによってもおすすめのルーターや環境は変化します。場合によっては中継機やアクセスポイントを導入したほうが良いケースもあります。
これらの違いを踏まえたうえで、美容室や1フロアの小規模店舗向けにAQレントがおすすめするのは「TP-Link」製のルーターです。
TP-Linkは世界トップシェアのルーターメーカー。独自のテクノロジーで、電波強度が高く、Wi-Fiカバーエリアが広いのが特徴。さらにコストパフォーマンスにも優れているため、安価で高品質なルーターは世界中で愛用されています。
ルーターの設定は専用アプリで簡単にできるのもうれしいところ。特におすすめの機種は『TP-Link Archer A10』。4本の高性能アンテナとビームフォーミング技術により、広範囲にWi-Fiを届けてくれる、「つながりやすい」ルーターです。
この他にもAQレントでは店舗で使える便利なツールのレンタルサービスを展開中。
電子書籍タブレットや感染防止のアクリルパーテーションなど、さまざまなツールをレンタル可能です。