大学生のみなさんは、どのくらい貯金をしていますか。「親からの仕送りでは足りなくて貯金なんか全然できていない」という方がいる一方で、「欲しいものがあってお金を貯めている」といった大学生の方もいます。また、学生時代に海外を旅行してみたいとか、語学留学のために資金が必要だからとか、自己投資のために貯金をしている方もいます。
会社で働いて毎月給料をもらっている社会人と違って大学生が貯金をするためには、アルバイトをするのは必須です。それでは、大学生のみなさんはいったいどんなアルバイトをしてお金を稼いでいるのでしょう。また、稼いだお金をどのくらい貯金しているのでしょうか。
この記事では、大学生の貯金の実態やメリット、大学生が貯金するコツについて解説します。
大学生の貯金額平均は年間約15万円?
大学生がどのくらい貯金しているかご存じでしょうか。全国大学生協連が実施した「第56回学生生活実態調査」によると、下宿生の月の貯金額の平均は12,990円とのことです。年間にすると155,880円ほどになりますね。その他のアンケートでも、年間の貯金額が10万円~30万円と答えた大学生が最も多いようです。思いのほか大学生のみなさんは貯金していますね。まだ貯金がまったくないという人は、1年間で10万円~30万円を目標に貯金を始めてみてはいかがでしょうか。
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貯金の仕方・コツ
親からの仕送りだけでは生活費やキャンパスライフを楽しむお金を工面できない大学生が、お金を稼ぐ手段といえばアルバイトですね。もちろん、貯金をするためのお金もアルバイトで稼いだ収入の中から賄っていることでしょう。
さて、大学生のみなさんの主なアルバイトの内容と、東京での時給の平均は以下の通りです。東京と地方では、東京のほうが時給は高い傾向にあるので、地方の大学へ通う学生の時給は、以下の金額よりも数百円ほど低い額になるでしょう。
東京でのアルバイト時給の平均
・コンビニ 時給:1,085円
・ファミレス 時給:1,115円
・ファストフード 時給:1,067円
・ガソリンスタンド 時給:1,166円
・居酒屋 時給:1,115円
・家庭教師 時給:2,075円
・イベントスタッフ 時給:1,312円
・クラウドソーシング(Webライター) 文字単価:1円
コンビニや飲食店でのアルバイトは、おおよそ時給1,000円程度を稼げるようです。一方、家庭教師といった教えるためのスキルが必要なアルバイトでは時給2,000円を超えるものもあります。時間単位で報酬をもらえるアルバイトの場合には、できるだけ時給が高額のアルバイトを狙うのがコツです。
また、飲食店のアルバイトの場合には、まかないがあれば食費を浮かすこともできます。学校の講義がない日や休日、夏休み・冬休みといった長期の休みを利用すれば、アルバイトを掛け持ちしたり、リゾート地の宿泊施設での住み込みのアルバイトをしたりして稼ぐこともできるでしょう。
昨今のコロナ禍で飲食店などのアルバイトが減っている中、注目されているのがクラウドソーシングでのアルバイトです。Webライターならばパソコンさえあればできるので、比較的簡単に稼ぐことができます。文字単価が1円の場合、1時間に1,000文字以上書くことで時給1,000円ほどになるので、文章を書くことが得意であればチャレンジしてみるのもよいでしょう。
大学生が貯金をするメリット・目的
大学生が貯金をする主な目的としては、以下のような項目が挙げられます。
- 日々の生活費を補うため
- 欲しいものを買うため
- 海外旅行・卒業旅行・イベントのため
- 語学留学・資格取得の勉強のため
親からの仕送りだけではお金が足りなくて、生活費を補うためにアルバイトをしている学生にとっては、貯金するのは難しいかもしれません。それでも少しずつでも貯金をしておけば、いざという時に助けになるので、あきらめずに貯金する習慣をつけたいものです。財布の中の500円玉をコツコツ貯金する方法は、思いのほかお金が貯まるペースが早いのでおすすめです。部屋に帰って財布を確認して「500円玉が入っていたらすべて貯金する」というようなルールを決めて実行すれば、ゲーム感覚で貯金の習慣をつけることができますよ。
欲しいものを買うためや、卒業旅行・イベントへの参加費用のために貯金することは、目標がしっかりしているので貯金することに張り合いが持てますね。貯金をするときには、目標額と期日を明確にすることで、達成する確率がグンと高まります。語学留学や資格取得のための貯金は、自分のスキルアップになる素晴らしい投資です。未来の自分の姿をイメージすることで、貯金への意欲も高まりますね。
大学生の間に貯金の習慣が身に付けば、社会人になってから非常に役立つことは間違いありません。将来の夢に向かって貯金していると、仕事へのモチベーションが高まりますし、預金残高が増えることで心に余裕が生まれて、物事に対して前向きに取り組めるようになります。
貯金のコツとしては、稼いだ額の一定割合をあらかじめ決めて貯蓄に回すことです。「残ったら貯蓄しよう」と思っていると、いつまでたってもお金を貯めることはできません。貯金の鉄則は「使う前に貯めること」です。バイトのお金が振り込まれる銀行口座から、月ごとに決まった額を積立預金するようにしておくのがおすすめです。
そして、ある程度のお金が貯まったら、引き出しづらい定期預金や金・プラチナ、投資信託、学生でもできるジュニアNISAなどの金融商品にしてしまいましょう。貯金が引き出しづらければ、安易に使ってしまうことのブレーキにもなります。また、学生時代から金融商品に投資すれば、金融リテラシーが上がるので、社会人になってから貯蓄を有利に運用するスキルもつきます。
なんといっても将来に向けて自己投資が一番大切です。自己投資は将来何倍にもなって自分に返ってくる確実な投資です。貯まったお金で語学留学したり資格取得の講座を受講したりすることを目標に、貯金の目標額をしっかり定めて、計画的に貯金して夢を実現していきましょう。
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