スマートウォッチとは？ おすすめの機種・使い方や便利な機能まで解説

2015年にApple Watchが登場して以来、徐々に普及、定着しつつあるスマートウォッチ。文字盤やデザインがおしゃれなものや一般的な時計と遜色ないものも多数登場し、違和感なく普段使いができるようになってきました。ですが、使ったことがないという方がまだまだ多いのも現状です。

ちなみに、2021年に実施されたあるアンケート調査によると、スマートフォンを所有している人の中で、スマートウォッチの所有率は38.0％だったそうです。普及率が約4割だとすると、半数以上の人はまだ使ったことがないということになりますね。

実際に使ってみないとメリットがわかりづらいことも多く、気になってはいても購入には至らないケースが多いのはないでしょうか。そこで今回はスマートウォッチを使ったことがない方に向けて、おすすめ機種や便利な機能まで解説します。

スマートウォッチとは？

そもそも、スマートウォッチとは腕時計型のウェアラブル端末の総称です。多くの機種はタッチスクリーンやCPU、専用のモバイルOSを搭載しています。スマートフォンなどと連携することで、さまざまな機能を使用することができます。

スマートウォッチの人気メーカー・おすすめ機種

国内シェア1位のApple Watch

一番人気のスマートウォッチと言えばやはりApple Watchです。ある調査によれば、2020年度のスマートウォッチの国内シェアはAppleが54.5%でトップでした。iPhoneやApple製品と連携できるため、iPhoneユーザーにとっては最も使いやすいスマートウォッチと言えます。

健康管理に強みがあるFitbit

国内でAppleの次にシェアが高いのがFitbit製品です。Fitbitは健康管理に強みがあるのが特徴で、トラッカーと呼ばれる健康管理や活動量計に特化したリストバンド型のウェアラブル端末が有名です。しかし最近はスマートウォッチ型の端末シリーズにも力を入れていて、一部端末は交通系ICカード「Suica」にも対応するなど、利便性が上がってきています。

スポーツ・アウトドア系ならGARMIN

スポーツ・アウトドア系に特化した端末を多く販売しているのがGARMIN。スポーツ・ワークアウト向けの機能が充実していて、ランニングをする方や登山をする方には特におすすめです。

コストパフォーマンスが高いHUAWEI WATCH

スマートフォン・タブレット端末で有名なHUAWEIもスマートウォッチを展開しています。HUAWEI WATCHの特徴はずばりコストパフォーマンスの高さ。1万円台で販売されている「HUAWEI WATCH FIT」シリーズは、価格のわりに機能がとても充実しているため、「コスパ最強スマートウォッチ」として人気です。

スマートウォッチ（Apple Watch）利用のメリット

ここからはスマートウォッチ利用のメリットを紹介していきます。筆者が実際に使用しているのは「Apple Watch」のため、「Apple Watch」を使った上での使用感やおすすめポイントをレビューしていきます。

電子マネー決済が便利

スマートウォッチを使っていて一番恩恵を感じるのが、電子マネーの決済です。コロナ禍によって電子マネーの普及が劇的に進み、ほとんどのチェーン店では何かしらの電子マネーが使えるようになりました。駅の自販機もコンビニのセルフレジも電子マネーが使えるため、スマートウォッチがあればストレスフリーで買い物ができます。

電子マネーならスマートフォンでも使えるし、それほど変わらないのでは？と思うかもしれませんが、実際使ってみると

といった過程が必要なくなり、ただスマートウォッチを決済端末に読み取らせるだけで決済が完了します。よく使う決済手段を「エクスプレスカード」に設定しておくと、カードを呼び出す必要もないので、さらに便利です。

交通系ICカードで電車もスイスイ

SuicaやPASMOなどの交通系ICカードをスマートウォッチに設定しておけば、電車に乗る際も改札をスムーズに通れます。通勤の際もほぼ手ぶらでOKになるため、朝のラッシュ時なども非常に便利です。

通知を見逃さないのでスケジュール管理もばっちり

もうひとつ、大きな恩恵を感じているのが、スケジュール管理や通知の見落としがほぼなくなるということです。

これもスマートフォンの機能の延長ではあるのですが、ミーティングや予定の通知、メッセージやチャットなど、通知はなんでもスマートウォッチで受け取るので、通知に気づかなかったということはほぼありません。特に忙しいビジネスパーソンはスケジュール管理に役立つこと間違いなしです。

音楽もオフライン再生できる

iPhone、Apple WatchとApple Music（サブスクリプションプラン）を利用している人限定ですが、iPhoneとApple Watchの音楽を事前に同期しておくことで、Apple Musicのアルバム・プレイリストをオフライン環境で再生することができます。

つまり、iPhoneを持たなくてもApple Watchさえあればランニング中なども音楽を再生することができるのです。使える環境のほうは限られているかもしれませんが、実際に使ってみるととても便利ですので、こちらもおすすめです。

高級腕時計を買う必要がない

最近はスマートウォッチを身に着けているビジネスマンも多く、ビジネスシーンでの利用も当たり前になってきました。

社会人の身だしなみの一環として高級な腕時計を着用していた人も、実用的なスマートウォッチに乗り換える人が今後ますます増えていきそうです。スマートウォッチの価格帯は3万円～10万円程度で収まるため、高級腕時計と比べるとはるかに経済的と言えます。

心拍機能・歩数計等のヘルスケア機能

ヘルスケア端末としては、ジムに行ったり、ジョギングをする際の記録端末として活用しています。また、最近の製品ではApple Watchが心拍異常を通知してくれる機能も追加されたため、不整脈（心房細動）を発見する手がかりになると、医療界からも期待が寄せられています。

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