新生児～3ヶ月頃までの首が据わっていない赤ちゃんは「横抱き」で抱っこしてあげます。身体がふにゃふにゃの赤ちゃんを横抱きするのは慣れないうちは結構難しいですし、ママパパの身体に負担がかかることもあるでしょう。
今回は基本の横抱き横抱っこの方法や、長時間の横抱きに便利な抱っこ紐について詳しく紹介します。
横抱き抱っこの方法
はじめに横抱きの基本手順を紹介します。
1．赤ちゃんに声がけする
まずは抱っこをする前に赤ちゃんに「抱っこするね」などと声をかけましょう。急に抱っこすると赤ちゃんはびっくりして泣いてしまう場合があります。これから抱っこすることがわかるように手足などを撫でながら、優しく声がけしてあげましょう。
2．赤ちゃんの首元を支える
赤ちゃんの首の後ろと後頭部のあたりに手を差し入れます。特に新生児は首が据わっていないため、首元をしっかり支えてあげましょう。
3．赤ちゃんのお尻を支える
首元を支えている手とは反対の手を、赤ちゃんの背中からお尻部分に差し入れます。手の平でお尻を包み込むようにしっかり支えてあげましょう。
4．赤ちゃんを抱き上げる
首元とお尻をしっかり支えた状態で、ゆっくりと赤ちゃんを抱きあげます。
5．赤ちゃんを身体に密着させる
抱き上げた赤ちゃんを抱っこする人の胸元に引き寄せ、身体にしっかり密着させます。新生児は小さいので、胸元にうずもれてしまう危険があります。赤ちゃんが苦しくないよう、抱っこする人の方に顔を向けてあげましょう。
6．赤ちゃんの身体をしっかりと支える
赤ちゃんの首元を支えていた手を背筋からお尻の方へずらし、頭と首元は抱っこする人の肘の内側で支えます。このとき片手だけで赤ちゃんを支えられるように、腕全体で赤ちゃんを包み込むようにするのがポイントです。お尻側を支えていた手は、背中からお尻あたりに軽く添える程度でOKです。
横抱きするときのポイントと注意点
新生児は首が据わっておらず身体もふにゃふにゃ。そのため抱き上げる時は首元とお尻をしっかり支えてあげるのが重要です。抱き上げたら素早く抱っこする人の胸元に密着させましょう。
慣れないうちは抱っこするのにもたついてしまいますが、姿勢が不安定な状態ですと赤ちゃんも不安になってしまいます。しっかり支え、手早く抱き寄せてあげましょう。
抱えるときは、赤ちゃんの背中を「Cの字」にしてあげるのがポイントです。お腹の中にいた頃と同じように背中を丸くしてあげると、赤ちゃんは安心できます。そして抱っこする人の顔がしっかり見えるようにしましょう。新生児は視力が弱くぼんやりとしか見えていないため、赤ちゃんとの距離は30cm程度にすると良いですよ。
横抱き抱っこ紐なら新生児との外出でも安心で便利
首据わり前の小さな赤ちゃんを連れてのお出かけは少し不安になりますよね。そんなときにおすすめなのが「横抱き抱っこ紐」。新生児期や1ヶ月検診などの初めてのお出かけにはもちろん、おうちでも重宝します。
横抱き抱っこ紐のメリットと活用シーン
首据わり前の新生児～3ヶ月頃までは横抱きが基本ですが、長時間の抱っこはママパパの身体に負担がかかってしまいます。横抱き抱っこ紐を使用することで大人の身体への負担を減らし、赤ちゃんを安定した姿勢で抱っこできます。お出かけの際も安心ですし、寝かしつけにも使えますよ。
横抱き抱っこ紐の使用期間
横抱き抱っこ紐は「スリング型」と「多機能型」があります。スリングは新生児～6ヶ月頃までと使用期間が短めですが、多機能型は縦型抱っこ紐・おんぶ紐などの使い道もあるので、3歳頃までと長期間使用できます。
横抱き抱っこ紐の選び方
横抱き抱っこ紐を選ぶ際は、まず対象年齢を確認しましょう。新生児からOKと書いてある横抱き抱っこ紐であっても、別売りのインサートがないと使えない場合があります。商品説明をしっかり読んでから購入を決めてください。
また、使うシーンによっても便利な抱っこ紐は変わってきます。買い物などお出かけで使いたいのであれば、両手をあけやすい多機能型がおすすめです。縦抱っこやおんぶなどもでき、買い替え不要で2～3歳頃まで使えます。
一方のスリング型はお散歩や家で抱っこするのにおすすめ。着脱がしやすく、サッと抱っこできます。多機能型に比べ使用期間が短いのがデメリットですが、リーズナブルで扱いやすいのが利点です。
大まかなポイントを紹介しましたが、製品によって特長はさまざまです。生活スタイルにぴったりの使い勝手のものを探してみましょう。
新生児期から使える横抱き抱っこ紐の人気おすすめ
最後に、新生児から使えるおすすめの横抱き抱っこ紐を紹介します。
Aprica（アップリカ）｜コアラ ウルトラメッシュ EX
「横抱き」「縦抱き」「前抱き」「おんぶ」ができる4way抱っこ紐。フロント部分の2枚の布地が大きく開き、赤ちゃんをスッと抱っこ紐に入れられます。通気性抜群のウルトラメッシュを採用しており、汗っかきの赤ちゃんも安心です。ホールディングパットで頭と首をしっかり支えてくれるので赤ちゃんが落ち着きやすく、寝かしつけもしやすいですよ。
Aprica（アップリカ）｜コランハグ ライト
「横抱き」「縦抱き」「前抱き」「腰抱き」「おんぶ」ができる5way抱っこ紐。新生児シートが付属しているので、退院後からすぐ使えます。本体と新生児シート全面はメッシュ素材を採用しており、通気性抜群です。
長時間の横抱きなら抱っこ紐があると便利
今回紹介したように横抱き抱っこする際は、赤ちゃんの身体をしっかり支えてあげることが大切です。無理な姿勢での抱っこは赤ちゃんが不安になりますし、身体の発達にも良くありません。さらに長時間の抱っこはママパパも大変です。横向き抱っこ紐があれば楽に抱っこできて、赤ちゃんにとっても心地よい姿勢をキープできるのでおすすめです。
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