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赤ちゃんの寝返りはいつごろ? 寝返りの兆候や練習の必要性、安全対策を解説

2022年6月15日

赤ちゃんの寝返りはいつごろか、寝返りの兆候や安全対策

赤ちゃんが生まれてから数ヶ月、足を動かしたり腕を振ったりと毎日成長を感じておられるのではないでしょうか。寝返りもその一つです。早く寝返りできるようにならないかな? と待ちわびているママ・パパも多いと思います。

今回は赤ちゃんが寝返りや寝返り返りをする時期、うつ伏せ遊びの方法、さらに事故を防ぐ対策法をご紹介します。寝返りを始めたら動く場所も増えるので、しっかりと安全を確保するようにしましょう。

赤ちゃんの寝返りはいつから?

一般的に赤ちゃんが寝返りを始めるのは、平均で生後4~6ヶ月頃です。腰や腕、首などの筋肉が発達してくるとできるようになります。

しかし身体の成長・発達は個人差が大きく、早いと3ヶ月からできる子もいますし、10ヶ月頃になって寝返りを初めてする子もいます。なかには寝返りをせずお座りやハイハイを始める子もいるので、あくまで目安として考えておきましょう。

寝返りと寝返り返りの違い

「寝返り」はあお向けで寝ていた状態から、自力でうつ伏せになることです。これに対して「寝返り返り」は、赤ちゃんがうつ伏せ状態から自力であお向けに戻ることです。

子どもが寝返りと寝返り返りを始める時期や兆候は?

赤ちゃんが寝返りを始めるのは、生後4ヶ月~6ヶ月くらいからです。早い子だと生後3ヶ月くらいから寝返りを始めます。逆に、生後8ヶ月~9ヶ月になってから寝返りを始める赤ちゃんもいます。また、突然寝返りができるようになる場合もありますが、もうすぐ寝返りをしそうな赤ちゃんの多くは次のような兆候が見られます。

  • 横向きになることが増える
  • 手足を上げたりバタバタ動かしたりする
  • 身体をひねろうとする

このような仕草が多くなってくると、身体の筋肉が発達してきた証拠です。だんだんと自分の力で動こうとし始めるので、近くに誤飲しやすいものは置いていないか、落下の危険はないかなど周囲の安全チェックをして見守ってあげましょう。

寝返りを覚えてから1ヶ月~2ヶ月くらいで、寝返り返りを始める赤ちゃんが多いです。個人差があるため、寝返り返りをなかなか始めない赤ちゃんもいます。また、寝返り返りをしないまま、先にお座りなどを始めるような場合もあります。寝返り返りをしそうな赤ちゃんには次のような兆候が見られます。

  • 頭や体を左右に揺さぶる
  • 足を踏ん張っておしりを上げる
  • うつ伏せの状態で身体をひねろうとする

寝返り返りを試みようとしている時にこのような仕草が多くなります。なかなか寝返り返りができないと、ママ・パパは不安を感じるかもしれませんが、ほとんどの場合は赤ちゃんの発育の上では何の問題もないので安心してください。

ただし、体を思うように動かせない赤ちゃんにとって、うつ伏せ寝は窒息してしまうリスクがあります。そのため、赤ちゃんがうつ伏せの状態になっている間、ママ・パパは気を付けて見守ってあげるようにしましょう。

寝返りしたかどうかの確認方法とは

寝返りとは、仰向けからうつ伏せに姿勢を変えることを指します。左右どちらかしかできなくても「寝返りができた」と判断してOKです。成長するにつれてどちらからでも寝返りできるようになります。

寝返りが遅くても大丈夫?

なかなか寝返りをしないと心配になってしまうかもしれませんが、身体の発達は個人差が大きいのでさほど気にする必要はありません。寝返りが遅かったからといって、その後の発達には問題ないことがほとんどです。あまり神経質にならず見守ってあげましょう。

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寝返りの練習は必要? 方法や注意点を紹介

寝返りは赤ちゃんが成長すれば自然にできるようになります。そのため練習をしなくてもとくに問題はありませんが、動きやすい服を着せてあげたり、広いスペースに寝かせてあげたりなど寝返りしやすい環境を作ってみてあげると良いでしょう。

またもう少しで寝返りできそうだなと思ったら、次のような方法でサポートしてあげるのも効果的です。

  • 寝返りしそうなときに、背中や腰に手を添えて押してあげる
  • 寝返りして腕が挟まっているときは抜いてあげる
  • 寝返りしそうな方向で名前を読んだり、おもちゃを置いたりして誘導する

無理に行うと赤ちゃんの機嫌が悪くなったり、怖がらせてしまったりすることも。もう少しでできそう! というときにそっと手助けしてあげてくださいね。

うつ伏せ遊びとは

うつ伏せ遊びとは、赤ちゃんをうつ伏せの状態にして遊ばせてあげるものです。うつ伏せ練習、腹ばい練習などと呼ばれることもあります。

うつ伏せ遊びの効果やメリットは?

うつ伏せ状態にしてあげると、首がすわる前の赤ちゃんでも頭持ち上げようとしたり、横に向けようとしたりします。このような行動が筋力やバランス感覚を育むのに良い影響を与えます。

また、長時間あお向けの状態が続くと、あかちゃんの頭の形がゆがんでしまう可能性もあります。一日の生活の中にうつ伏せ遊びを取り入れてあげることで、赤ちゃんの頭の形がゆがんでしまうことを防止できます。

赤ちゃんの身体の発達

うつ伏せ遊びをさせてあげることで、赤ちゃんの腕や肩周り、背中、足などの筋力を発達させる効果があります。また、背中が床で圧迫されていない時間が増えるので、背中側の肺が広がりやすくなり、呼吸器の発達が促されるとも考えられています。

さらに、うつ伏せ遊びにはあごや噛み合わせが正常に発達することを助ける効果も期待できます。あごや噛み合わせが正常に発達すれば、口呼吸が癖になってしまう可能性も減らせるでしょう。

呼吸が深くなる

肺が広がり呼吸器の発達が促されることで、赤ちゃんの呼吸が深くなります。また、赤ちゃんはうつ伏せ遊びを通じて、口をきちんと閉じて腹式呼吸を身に付けていくとも考えられています。

口を閉じて鼻で呼吸するというのは、口やあごの健康的な発達やウイルス感染の予防などにも繋がるため、赤ちゃんにとっては非常に大切なことです。呼吸器が健康的に発達し正常に働いてくれれば、無呼吸発作などのリスクを下げることも期待できるでしょう。

げっぷがしやすくなる

赤ちゃんが母乳やミルクを飲んだあとは、母乳やミルクと一緒に飲み込んだ空気を外に出すためにげっぷさせてあげる必要があります。しかし、背中を叩いたり、さすったりしてあげても、なかなかげっぷをしてくれない赤ちゃんも少なくありません。

なかなかげっぷをしてくれない時は、うつ伏せの状態にしてあげると、おなかに体重がかかるのでげっぷが出やすくなる効果もあります。ただし、搾乳直後に赤ちゃんをうつ伏せ状態にするのは避けてください。

首のすわりを促進する

首がすわる前の赤ちゃんであっても、うつ伏せ遊びをしながら頭を持ち上げようとしたり、横に向けようとしたりします。こういった動きを通じて首周りの筋肉が発達し、首のすわりを促進できます。

赤ちゃんの首がすわってくれれば、首をしっかりと支えてあげる必要のあった抱っこや入浴などもやりやすくなるでしょう。ただし、首がすわるまでの時間は赤ちゃんによって差があるので、生後5ヶ月頃までは焦らずに見守ってあげてください。

うつ伏せ遊びの練習方法や注意点

赤ちゃんにうつ伏せ遊びをさせてあげるのは、搾乳直後を避けて機嫌が良い時にしましょう。赤ちゃんが生後0ヶ月~3ヶ月の時は、ママ・パパが仰向けになって、おなかの上で赤ちゃんをうつ伏せに抱っこすることから始めると安心です。座った膝の上でうつ伏せにさせてあげるのも良いでしょう。

赤ちゃんが生後4ヶ月~6ヶ月になり、うつ伏せ状態に慣れてくるころに、清潔な床やマットの上でうつ伏せ遊びの練習を始めてください。ただし、うつ伏せ遊びをさせるときは、赤ちゃんが色々な物を口に入れてしまわないよう注意しなければなりません。人体にとって有害な物や飲み込んで窒息してしまわないよう危険がある物は片付けておくようにしましょう。

また、赤ちゃんを柔らかい布団の上などでうつ伏せにさせるのは危険です。清潔で畳程度の固さがあり、口や鼻を塞ぐ心配のない場所で、安全にうつ伏せ遊びをさせてあげましょう。とくに、首のすわっていない赤ちゃんをうつ伏せにさせる時は、ママ・パパは注意して見守ってあげるようにしてください。

赤ちゃんが寝返り・うつ伏せをし始めたら気を付けること

赤ちゃん用寝具・ベビー布団の選び方

寝返りやうつ伏せを始めると赤ちゃんの行動は大きく変化しますが、この時期には気を付けるべきことがいくつかあります。赤ちゃんの過ごす環境に危険が潜んでいないか、以下の項目をチェックしてみましょう。

ベビーベッドの転落や挟まりに注意

少しでも寝返りの兆候が見られるようになったら、ベビーベッドの転落や、挟まることがないよう対策をしましょう。ベビーベッドの柵はしっかりと閉めるのはもちろん、ソファなどに寝かせるのも避けたほうが良いです。

寝返りできるようになる時期の赤ちゃんは、自分の興味がある方へだんだん動くようになってきます。大人用のベッドに一緒に寝かせている場合も、ベッドガードを取り付けるなどしましょう。早めの安全対策がおすすめですよ。

うつ伏せ寝による窒息に注意

寝返りを始めると、うつ伏せで寝ることが多くなってきます。しかし、まだまだ身体を上手く支えたり動かしたりはできないため、顔が埋まって窒息してしまう危険があります。

寝ている間に寝返りをすることも多いので、布団は適度に硬さのあるものにしましょう。掛け布団や枕など、顔を覆ってしまう危険があるものも注意が必要です。また日中も、赤ちゃんの周りに柔らかいクッションやぬいぐるいみなどを置かないよう気をつけてください。

危険物の誤飲に注意

寝返りができて、うつ伏せに慣れてきた赤ちゃんは、思いもしないところへ移動していることもしばしば。そのため赤ちゃんが誤飲する危険のある小さいものは片付けておきましょう。

アクセサリーや硬貨、ティッシュやボタンなどをうっかり床に落としたままにしていないか、きちんとチェックを心掛けてください。

こまめに掃除して清潔な環境にする

寝返りやうつ伏せに慣れてくるようになると、赤ちゃんは部屋中どこでも移動してしまいます。今まで見落としていた部屋の隅の汚れなどが赤ちゃんに付いてしまったり、ホコリを吸い込んでしまったりする心配もあるので、こまめに掃除をして清潔な環境を保ちましょう。

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寝返りによる転落事故防止のために便利なのが、大人のベッドにも手軽に取り付けられるベッドガードです。ここではおすすめの製品をご紹介していきます。

日本育児|ベッドフェンス

日本の安全基準である「SGマーク」を取得している、ベビー用品メーカーのベッドフェンスです。対応のベッド幅は100cm~190cmと、シングルからキングサイズまでOK。

2つのアンカーベルトでベッドにしっかり固定でき、赤ちゃんや布団が落ちるのを防いでくれます。

Nebio(ネビオ)|ベッドガードハイガード600

高さ60cmとハイタイプのベッドガードで、左右のボタンを押してガードを倒せるので赤ちゃんのお世話にも便利です。マットレスをはめ込むタイプのベッドでも使用できます。

ベルトで固定できるため、ガードが抜け落ちる心配もありません。幅も140cmとワイドで、布団のずり落ちや赤ちゃんから幼児まで転落防止に使用できます。

リトルプリンセス|伸縮式ベッドレール

英国規格協会の安全基準である「BSマーク」を取得している安心のベッドガードです。幅96cm~151cmまで伸縮可能なので、子供~大人のベッドどちらでも使用できます。

取り付けは差し込み式ですが、特許取得のずれにくいワイドストッパーを使用しており安心です。ガードはワンタッチで倒せるので、赤ちゃんのお世話をしやすいですよ。

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寝返りは赤ちゃんが初めて身体を動かす、大きな成長の証です。今回ご紹介したような兆候が見られたら、成長を妨げないようベビーベッドのサイズや寝具をもう一度見直すようにしましょう。

ベビーベッドであればサイズの大きいものや安全性の高いものがおすすめ。しかしベビー用品の中でもベビーベッドは大きく、かさばるので不要になった時の処分に困りますよね。また使用期間は限られているので、できればコストを抑えたいもの。レンタルを活用すれば必要なときだけ利用できるので、初期費用や処分の手間が省けて便利ですよ。

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