一人暮らしで年末年始に大掃除をしたいと思っている方、忙しくて毎日掃除ができないと汚れはかなり溜まっているのではないでしょうか。
大掃除は面倒なので、さっと済ませたいと思いませんか? きれいになった部屋を見ると、気持ちもすっきりするでしょう。今回は、一人暮らしをしている方に大掃除の手順とやり方を紹介します。
大掃除のポイントとコツ
一人暮らしの大掃除は、場所を絞って時間を決めてやることをおすすめします。終わりの時間が決まっていると、集中して掃除ができます。掃除をする前は、床やテーブルに散らかっている物を片づけましょう。物がない状態のほうが、掃除を早く済ますことが可能です。普段なかなか掃除しないところを中心に掃除をしましょう。
- 上から下へ
- 複数回に分けて
- 無理に完璧を目指さない
の3つを心がけましょう。
ほこりは、上から下に落ちていきます。床の拭き掃除をして、家具のほこりを取ると下に落ちてもう一度きれいにする必要が出てきてしまいます。
大掃除を成功させるには、1日で終わらせようとしないことです。できれば掃除をする場所を決めて、12月の初めからスタートしましょう。完璧を目指さなくても、自分のペースで掃除をすることが大切です。どこからスタートしても1ヶ所だけなら、短時間で終わるので体が疲れません。また、掃除できれいになった場所を見ると、達成感があります。
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掃除場所と手順
掃除する場所ごとに手順を確認し、キッチン・お風呂・トイレ・エアコン・冷蔵庫・玄関・照明に分けます。掃除の前には1ヶ所あたりの所要時間を決めて、とりかかりましょう。
キッチン
キッチンの換気扇やガスレンジの五徳など、油汚れが激しい場合はつけ置き洗いがおすすめ。アルカリ洗剤か重曹を浸した水につけておきます。10分後に、歯ブラシで台所洗剤をつけて細かい部分を洗います。
つけ置き洗いができない箇所は、キッチンペーパーに洗剤をつけて10分ほど置いておきます。そしてキッチンペーパーを取り除き、雑巾できれいに拭き取りましょう。電子レンジの場合は、耐熱容器に重曹と水を入れて温めます。10分ほど放置して、キッチンペーパーで庫内の油汚れを拭きとります。
お風呂
まずは、お風呂の窓を開けて換気扇を回します。浴室全体を水で流し、浴槽を洗剤で洗います。頑固な汚れは、洗剤をかけたキッチンペーパーでかぶせてしばらく置いてから洗いましょう。
床や壁にカビが発生していたら、塩素系のカビ取り剤を使います。塩素系カビ取り剤をカビにかけたら、キッチンペーパーをかぶせます。上からラップをして、15分経ったらシャワーで洗い流しましょう。その際はゴム手袋やマスクを使い、直接触ったり吸い込んだりしないようにします。
トイレ
トイレは掃除をする前に、すべての小物を外に出しておきます。上からほこりが溜まりやすいので、換気扇・照明・壁の順に洗剤をつけた雑巾で拭くのがコツです。便器は細かいふちの汚れを落とすため、ブラシで洗います。尿石が気になる場合は、洗剤をつけたティッシュペーパーを貼り付けて落としましょう。
エアコン
エアコンはフィルターを取る前に、掃除機でほこりを吸い取ります。次にフィルターを丁寧に外し、表側から掃除機をかけます。浴室にフィルターを持っていき、裏側からシャワーで洗い流しましょう。台所の中性洗剤を薄めて柔らかいブラシで洗うと、きれいに汚れが落ちます。フィルターは乾いたタオルでしっかりと水分を拭き取りましょう。
冷蔵庫
冷蔵庫の掃除をする前に、電源を切って中の食品を出しておきます。そしてモップを使い、外側のほこりを取りましょう。重曹か食器用洗剤をぬるま湯に溶かした液をタオルに染みこませて、上から下へと拭いていきます。手に届かない隙間や角の部分は、歯ブラシできれいにするのがコツです。全体を水拭きしたら、乾いた布で水分を取りましょう。
玄関
玄関の掃除は、水を流す必要はありません。なぜなら、水が残るとカビの原因になるからです。まずは、靴や傘などを他の場所に移して掃除がしやすい状態にします。次にほうきで掃いて、取りきれなかった砂などはハンディ掃除機を利用します。最後にセスキ水スプレーをかけて、乾いた布で拭き取りましょう。
照明
照明器具の掃除は、最初にモップでほこりを取っておきます。次に、カバーや電球を丁寧に取り外します。セスキ水スプレーをかけて、雑巾で汚れを拭き取ります。最後は、乾いた布で水分が残らないようにしましょう。
便利な掃除グッズも準備
大掃除の時は、便利な掃除グッズを使うと楽になります。ほとんどが100均で手に入るので利用しましょう。
重曹
重曹は弱アルカリ性で、油汚れを中和して落とすことができます。研磨剤としても使用できるので、シンクや蛇口がピカピカになるでしょう。そして生ごみなどの臭いを吸着する力もあります。市販の洗剤で手が荒れる人は、肌に優しい天然素材の重曹を使うのがおすすめです。
メラミンスポンジ
メラミンスポンジは洗剤を使わずに、汚れが落とせるアイテムです。キッチンや洗面所の蛇口回りや、排水溝の黒ずみがきれいになります。さっと取り出して使用できるのも、人気の理由です。ステンレスや金属・陶器・ガラスに使うことができます。しかし、コーティングされているフローリングやトイレは使用できません。
スクイージー
スクイージーは、窓拭きの仕上げの水切りに使うときの道具です。T字型になっていて、ゴムやシリコンをガラスにスライドさせて使います。窓拭きの仕上げだけでなく、結露を予防するときも活躍します。窓の結露は、カビの原因になるのでさっと取り除いておきたいですね。
ハンディワイパー
ハンディワイパーは、照明器具や棚の上の掃除をするときに大活躍するグッズ。吸着繊維を使用しているので、細かいほこりが取れるのが特徴です。凹凸部分や隙間もきれいになるので、とても助かります。繊維が固まると吸着力が弱まるので、汚れたら交換しましょう。
エアコン洗浄スプレー
スプレーするだけで、汚れが落ちてカビの発生を防げます。エアコンのフィルターを外して、フィンにスプレーし10分放置するだけです。汚れは徐々に配水パイプから排出されます。
掃除機の購入なら家電レンタルサービスの活用もおすすめ
大掃除はもちろん、普段の掃除に便利な掃除機の購入で迷ったら、家電レンタルもおすすめです。定額料金で好きな家電を利用することができるため、レンタル期間によっては新品を購入するより費用がかからずに済みます。購入するときも事前にレンタルを利用すれば、気軽に機能を試すことができますよ。
自分のライフスタイルに合った家電を選ぶために、家電レンタルの利用も検討してみてはいかがでしょうか。