一人暮らしで揚げ物を楽しみたいときは、フライヤーを使うのがおすすめです。その中でも揚げ油を使用しないノンオイルフライヤーなら、油の処理といった揚げ物にかかる手間を削減することができます。
しかし、一人暮らしの自炊をサポートしてくれるノンオイルフライヤーといっても、特徴や選び方などわからないことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ノンオイルフライヤーのメリットやデメリット、選び方のポイントについて解説します。ノンオイルフライヤーを使って一人暮らしでも手軽に揚げ物を楽しみましょう。
一人暮らしの揚げ物は油の処理が大変
揚げ物は「油の処理が大変でハードルが高い」と感じる人も多いのではないでしょうか。火傷や火災の危険に細心の注意を払い、調理器具の油汚れや油の保存などさまざまな手間がかかります。
また、調理後に残った油は適切に処理する必要があるため、正しい処分方法を理解しなければなりません。
そのまま流してはダメ! 正しい油の処理方法
油は排水溝の詰まりや環境汚染の原因になるため、そのまま流すことは避けください。正しい油の処理方法は以下の2つです。
油凝固剤で固める
市販の油凝固剤を入れて固めるだけなので、一番簡単な処理方法です。
牛乳パック・ビニール袋に入れる
牛乳パックやビニール袋に、新聞紙や紙タオルを丸めて入れます。その中に油を注ぐ際、自然発火を防ぐため水も一緒に入れましょう。油をすべて入れたら、ガムテープや輪ゴムでしっかり閉じます。
油が冷めるまでは処理せず、牛乳パックやビニール袋に入れるときは油が漏れないように気をつける必要があります。上記の方法で油を処理したら、燃えるごみの日に出しましょう。
ノンオイルフライヤーとは
ノンオイルフライヤー(ノンフライヤー)は、油を使用せず揚げたような状態に調理できる家電です。食材そのものの脂を利用し、約200度の熱風を当て水分を蒸発させることでカラッと仕上げることができます。
ノンオイルフライヤーのメリット
ノンオイルフライヤーのメリットを紹介します。油不使用で安全に揚げ物が楽しめる手軽さや、健康面でもメリットがありますよ。
揚げ物が手軽
ノンオイルフライヤーを使えば、油汚れを落とす手間や油を処理する必要もありません。
食材を用意してノンオイルフライヤーにセットしたら、スイッチを入れて待つだけで揚げたての揚げ物ができあがります。調理の後は、ノンオイルフライヤーのバスケットとバスケットパンを洗うだけなので手入れも簡単です。
火傷や火災の心配がない
食材の脂を利用し熱風を当てるノンオイルフライヤーは電気のみを利用するので、油跳ねによる火傷や火災の心配がありません。
油を使わないのでヘルシー
ノンオイルフライヤーは、油を使わないので通常の揚げ物と比べてとてもヘルシーです。脂の少ない赤身の肉や野菜を調理する際は少量の油を使用しますが、通常の揚げ物に匹敵する味と食感に仕上がります。
ノンオイルフライヤーがあれば、ダイエットや健康のために油を控えたい人でも揚げ物を楽しむことができますよ。
料理の幅が広がる
ノンオイルフライヤーは、グリルや炒め物など揚げ物以外の調理に対応しているタイプもあります。1台あれば一人暮らしの自炊をサポートし、料理の幅が広がりますよ。
ノンオイルフライヤーのデメリット
ノンオイルフライヤーのデメリットを紹介します。火や油を使用しないことで発生するノンオイルフライヤーのデメリットを確認しておきましょう。
調理に時間がかかる
ノンオイルフライヤーは熱風でじっくり火を通すため、油で揚げるよりも時間がかかります。調理時間は10分以上、レシピによっては30分程度かかるものもあり、忙しい人にとっては時間に余裕があるときでないと使いづらいでしょう。
一度に調理できる量が限られる
ノンオイルフライヤーは、バスケットに入る量しか食材を入れることができないため、一度に調理できる量が限られます。生焼けを防ぐためにも、たくさん調理したいときは何回かに分けて調理しましょう。
水っぽい衣の料理は不向き
ノンオイルフライヤーは、食材をバスケットに入れ熱風を当てる調理法であるため、水っぽい衣の料理には不向きです。天ぷらやかき揚げなどは、バスケットに入れて熱風を当てる際に衣がはがれ落ちる可能性が高く、ノンオイルフライヤーでの調理は難しいでしょう。
消費電力が大きい
ノンオイルフライヤーは、消費電力が大きく1,000~1,500Wかかります。消費電力の高い電気ケトルや電子レンジと同時に使うと、ブレーカーが落ちる場合があるため注意が必要です。
ノンオイルフライヤーを選ぶポイント
ノンオイルフライヤーを選ぶポイントを4つ紹介します。
容量
1~3リットルくらいが主流ですが、一人暮らしの場合は1リットル前後が目安です。
お手入れ方法
バスケットやバスケットパンが取り外し可能か、食洗器対応かなども確認しましょう。
デザイン
色や形などもさまざまなものがあるため、部屋の雰囲気に合うデザインのものを選ぶとよいでしょう。
価格
2,000円以下の高コスパのものから、20,000円以上の高機能で大容量タイプまであります。容量やデザイン、機能面も含め使いやすいものを選びましょう。
一人暮らしならコンパクトな電気フライヤーがおすすめ
一人暮らしで本格的な揚げ物を楽しみたい人は、コンパクトサイズの電気フライヤーがおすすめです。火を使わない電気フライヤーなら、引火の心配がなく安全に揚げ物を楽しむことができます。
一人用のコンパクトサイズの電気フライヤーなら、省スペースでキッチンの置き場をとりません。調理後にバスケットやバスケットパンの取り外しができ、洗いやすいものを選びましょう。
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揚げ物だけでなくグリルや炒め物、食品の温め直しができるものなど、便利な多機能タイプなら幅広い調理ができます。デザイン性のあるものなら、キッチンに置いてあるだけでもインテリアのポイントになるでしょう。
ノンオイルフライヤーの機能や使い勝手を購入前に試してみたい人は家電レンタルがおすすめです。月額料金で気軽に利用できるので、気になる商品を試してみてはいかがでしょうか。