ホテルにプロジェクターを導入！ 鑑賞プランやシアタールーム設置について解説

動画配信サービスの普及とコロナ禍の影響により、休日は家で映画・ドラマやアニメを見て過ごすという人が増えています。しかし、自宅ではマンネリになってしまい、長時間集中するのが難しいという方も多いようです。そこで「プロジェクターがあるホテル」で鑑賞会をしてみたいという需要が増えているんです。

お気に入りの映画・ドラマやアニメも、大画面で見れば感動は倍増。友達や家族と集まって、盛り上がるプランを導入してみてはいかがでしょうか。

プロジェクターの需要は増えている

大画面でライブ鑑賞や映画鑑賞を楽しめるプロジェクター。その需要は年々増加しています。

「Netflix」「Amazonプライム・ビデオ」「Disney+」などの定額制動画配信サービスはコロナ禍の影響もあり、加入者をさらに伸ばしています。その他、アーティストやアイドル・芸人によるライブ・イベントがオンライン配信限定になることも増えています。さらにオリンピックをはじめとするスポーツイベントもコロナ禍で無観客開催を余儀なくされています。

それらの配信を家庭で鑑賞する際には、スマホやPC、リビングのTV画面など、通常の大きさでの視聴となります。東京オリンピックでテレビ越しに選手を応援しているときに「もっと大きな画面だったら…」と思った方も多いかもしれませんね。

音量を気にせず、大画面で迫力いっぱいのシチュエーションで音楽や映画を楽しみたいけれど、映画館では観たいコンテンツを上映していない、あるいは仲間内でワイワイ盛り上がりながら鑑賞したい、そのようなお客様には、ホテルの客室内でのプロジェクター使用はピッタリです。

女子会プランやデイユース・日帰りプランも人気

お気に入りの映画やライブ映像をみんなで見る「女子会プラン」や泊まらずに日帰りでシアタールームのみ利用できるデイユースプランなども人気です。鑑賞会は家やカラオケでもできますが、終電の時間が気になったり、準備や片付けが面倒だったりすることもあります。

その点、ホテルなら、お客様も心配なくくつろげますよね。さらにホテルステイ自体が非日常的でワクワクするはずです。女子会でのお泊まりはイベント感があります。「休日に何か楽しいことをしたい」「いつもと少し違う遊びをしてみたい」と思うお客様に、ホテルでの鑑賞会・上映会をご提案してみてはいかがでしょうか。

また最近では、お得なデイユース・日帰りプランを利用して、「ヲタ活」を楽しむ方も増えています。「推し会・生誕会」や「オンラインライブの鑑賞会」の会場として清潔で快適なホテルが選ばれるケースが増加しています。

ホテルで準備しておきたい映像設備

ホテルで準備しておきたい映像設備について解説します。お客様に動画鑑賞を楽しんでもらうプランのためには、どのような設備が必要になるでしょうか。

プロジェクターと大型スクリーン

プロジェクターとそれに対応した大型スクリーンは基本のセットです。ちなみに、スクリーンは必ずしも必須ではなく、プロジェクターの映像を壁にそのまま投影することもできます。近年のプロジェクターは高画質を重視したものが多く、フルHDはもちろん、4K映像対応のものもあり、用途によって選ぶこともできます。

また、スクリーンは、大きさの種類がとても豊富。50インチ～大きなものでは200インチまでありますので、部屋の広さに合わせて選びましょう。ロール状のスクリーンを天井に設置し、電動や手動で下ろすタイプや、壁にかけるタペストリー（掛け軸）タイプなど、種類や設置方法もさまざまです。

ブルーレイプレイヤー

持ち込みのブルーレイディスクが鑑賞できるよう、ブルーレイプレイヤーも必要です。クリアな高画質映像を楽しめるブルーレイプレイヤー。1台あればブルーレイディスクはもちろん、DVDや音楽CDも再生できます。さらに、近年はネット接続機能を備えたものもあり、動画配信サービスを利用したい方にもおすすめです。

アーティストのライブ映像などは動画配信サービスで配信されていない場合も多いため、ブルーレイプレイヤーの貸し出しサービスは必須です。

大画面モニター

プロジェクターではありませんが、大型の4Kモニターの設置などもおすすめです。4Kモニターとは、画面を構成するドット密度を表す解像度が3840×2160のモニターです。フルHDと比べて4倍の解像度があるため、映像の細かいところまでくっきりと表示できるのがメリットです。置き場所の問題もあり、家庭ではなかなか導入をためらうユーザーも多いと考えられますが、ホテルの客室でお試し体験ができるのは、お客様にはありがたいサービスになるでしょう。

定額制動画配信サービスの視聴環境

先述の通り、「Netflix」「Amazonプライム・ビデオ」「Disney+」といった定額制動画配信サービスは近年とても人気。客室内で手軽に見られるように設定しておけば顧客満足度は向上します。お子様向けの動画も充実しているので、ファミリー層にも喜ばれるでしょう。

ホテルでの視聴方法としては、TVやブルーレイプレイヤー・プロジェクターに動画配信サービスのアプリが内蔵されている場合が多いです。その他、STB（セットトップボックス）と呼ばれる機器をモニターやプロジェクターに外付けすることも可能です。

お手頃価格のスマートプロジェクター

近年は10万円以下のお手頃価格のプロジェクターも増えてきました。AndroidなどのOSを搭載した「スマートプロジェクター」なら、パソコンやスマホがなくても、プロジェクター単体でWi-Fiにつないで動画配信サービスやYouTubeなどに接続することが可能です。ホテルでも導入実績のあるスマートプロジェクターを紹介します。

popIn Aladdin

シーリングライト型プロジェクター「popIn Aladdin（ポップインアラジン）」は、LEDシーリングライトに、高性能プロジェクターと高音質スピーカー、そしてAndroid OSを内蔵した、近年注目のスマートプロジェクター。さまざまなアプリが内蔵されているため、ホテルの客室内に設置していれば、そのまま映像を楽しむことができます。

Ankerの「Nebula」シリーズ

「Andoroid TV」搭載のモバイルプロジェクター「Nebula（ネビュラ）」シリーズもおすすめです。スマートフォン向け機器やバッテリーなどでおなじみのAnker社から発売されている「Nebula」シリーズの最大の特徴は、本体の軽さと持ち運びやすさ。臨場感あふれる映像とサウンドを実現する技術をコンパクトなボディに詰め込んでいます。いちいち部屋にセッティングする必要もないため、ホテルのレンタル備品としても気軽に導入可能です。

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