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チャイルドシートはいつからいつまで必要? 車での着用義務やジュニアシートの必要性

2022年3月27日

チャイルドシートはいつからいつまで使用するのか、着用義務や必要性を解説

車に乗って赤ちゃんとお出かけするときは、チャイルドシートの着用が義務付けられています。自動車に備わったシートベルトは、大人が使うことを前提に作られているので身体の小さい子どもには大きすぎて、その効果を十分に発揮できません。

大切な家族の命を守るためにも欠かせないチャイルドシートですが、いつからいつまで必要なのでしょうか。本記事ではチャイルドシートの必要性や年齢・体格に合った種類について詳しく解説します。

チャイルドシートはいつまで必要? 何歳から免除?

日本では道路交通法第71条の3第3項により、新生児から6歳未満はチャイルドシートの着用が義務付けられています。2020年に警察庁が調査した統計によると、チャイルドシートを着用しなかった場合に交通事故に遭えば、チャイルドシートをしている場合よりも8倍も死傷率が上がることが報告されています。

たとえ抱っこをしていても交通事故に遭えば、子どもは車外に放り出されてしまう危険性が高いのです。ここからは子どもの大事な命を守るチャイルドシートの使用期間などについて解説をしていきます。

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チャイルドシートは6歳未満(義務期間)を過ぎたら使用しなくていい?

義務期間を過ぎても場合によってはチャイルドシートを使用しなくてはなりません。チャイルドシートの着用義務期間は新生児から6歳未満と法律では決められています。

しかし、一般的な車両のシートベルトは身長140cm以上の人用に設計されており、低身長のお子様がシートベルトを使用すると事故時にベルトが首に巻き付いたりして危険になります。

このような観点から、義務期間が過ぎてもシートベルトを正しく着用できるまではチャイルドシートやジュニアシートを使用しましょう。

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対象年齢や子どもの身長でチャイルドシートを使い分けよう

現在、さまざまな種類のチャイルドシートが開発・販売されており、子どもの身長や体重に合わせて選ぶことができます。ここからは、チャイルドシートの種類や年齢や体格に合わせてチャイルドシートを切り替えることの必要性、それぞれの特徴や着用する基準を紹介していきます。

ベビーシート:新生児・乳児用(0~10ヶ月頃)

新生児・乳児用は一般的にベビーシートと呼ばれ、子どもを後ろ向きにしたり、首が座っていない乳児を寝かせたりして使用します。ベビーシートの使用期間は新生児から10ヶ月くらいまでで、適用する身長は70cm以下、体重は10kg未満が目安です。

また、10ヶ月経過していなくても身長や体重が規定を超えた場合は、安全面を考慮してチャイルドシートへ変更していきましょう。

チャイルドシート:幼児用(1歳~4歳頃)

チャイルドシートは一般的に幼児用のシートで、種類によって前向きタイプだけのものや、前向き・後ろ向き兼用タイプのものなどがあります。兼用タイプを前向きに使用開始する時期は、首や腰がすわって1人座りができる頃が目安です。

一般的にチャイルドシートの対象年齢は1歳~4歳くらいで、使用に適正な身長は100cm以下、体重は9~18kgが目安です。

ジュニアシート:学童用(4歳~10歳頃)

ジュニアシートは4歳~10歳くらいまでの学童用です。ジュニアシートを使用する際は車両に備え付けられているものを使用します。適応する身長は135cm以下、体重は15kg以上が目安です。ここではジュニアシートの種類について簡単に紹介します。

ジュニアシート(背もたれ・ヘッドレストがある)

ジュニアシートは、座席に背もたれがついており、頭が完全に覆われた状態で座ることができます。また、背もたれは脱着が可能で成長に応じてブースターとしての使用もできます。

ブースター(背もたれなし)

ブースターは背もたれがなく、座席のみのタイプです。一般的な車両に搭載されているシートベルトは身長が140cm以上の人に対応しています。ブースターは大人用のシートベルトに身長140cm以下の子供が適応するために開発されました。また、ブースターは構造上、他のジュニアシートよりも低価格で購入が可能です。

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取り付け方法でも違う! チャイルドシートの種類

現在はさまざまな種類のチャイルドシートが開発されており、車両への取り付け方などによって使用する種類も異なります。ここからはチャイルドシートの固定方法について解説します。

車への固定・装着方法

チャイルドシートを車に固定・装着する方法にはいくつかのタイプがあります。ここからは、その種類や特徴を紹介します。

シートベルト固定

シートベルト固定はほとんどの車種に適応する固定方式であり、レンタカーや、知人の車に子どもをのせる時も利用でき、とても便利です。

しかし、現在はほとんどのチャイルドシートが「3点式シートベルト」に適応したものであり、クラシックカーなどで稀に見られる「2点式シートベルト」には適応しませんので十分注意しましょう。

ISOFIX(アイソフィックス)固定

ISOFIX固定のチャイルドシートは、シートベルトを使用せずに設置ができ、その快適性から人気を集めているタイプです。使用方法も簡単で、車の座席に設置されている専用の取り付け金具にパーツをはめ込むだけです。また、走行中に緩んだりする危険性もなく、安全性が高いとされています。

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助手席でチャイルドシートを使うのはNG?

チャイルドシートを取り付ける座席の制限は、道路交通法などでは定められていません。したがって、助手席にチャイルドシートを使用することは法律的には問題ありません。

しかし、もし交通事故などに遭った時のことを想定すると、あまりおすすめはできません。例えば、事故発生時にエアバッグが作動して子どもが窒息死してしまう危険性も十分考えられます。また、小さな子どもの体ではエアバッグの衝撃に耐えることもできず、ショックによる重大な事態も危惧されます。

このような観点から考慮すると、助手席でのチャイルドシート使用は控えるべきでしょう。

安全で快適なドライブに欠かせない、チャイルドシートを正しく選ぼう

安心してお出かけするなら、子どもの体格に合わせてチャイルドシートの着用を判断しましょう。また、メーカーが発売しているチャイルドシートごとに何歳から何歳まで使えるかも異なるので、使用したい期間で使えるかも確認するようにしましょう。

年齢や体格で買い換えが必要なチャイルドシートは、揃えるとなるとコストも高くなります。車でのお出かけが少ない場合は、保管スペースも気にしなくてはなりません。レンタルサービスを活用すれば買い換えにかかるコストや管理の手間を減らすことができて便利ですよ。

チャイルドシートをレンタルして、家族みんなで快適なドライブを楽しみましょう。

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