インターネットに接続されていれば音声だけで操作することができるAIアシスタント搭載のスマートスピーカー。AIに話しかけることでさまざまな機能を利用することができ、生活がとても便利になります。近年ではこのスマートスピーカーがどんどん普及していますが、詳しい機能までご存知の方は多くないでしょう。
そこで今回の記事はスマートスピーカーとは何か、そしてスマートスピーカーでできることは何かを詳しく解説していきます。
スマートスピーカーとは
スマートスピーカーとはAIアシスタントを搭載していて、音声によって操作することが可能なスピーカーの総称を言います。スマホのようにタッチ操作をせずに声だけであらゆる操作を行うことができます。
さらに、対応するスマート家電と連動することができ、音声だけで家電の操作をすることができます。家事負担軽減、時短も可能になります。
スマートスピーカーでできること
スマートスピーカーはどんなことができるのでしょうか？ ここでは主にスマートスピーカーでできることを3つ紹介します。
音楽を流す
スマートスピーカーに「〇〇（曲名）を流して」と話しかけるだけで、AIが自動的に音楽配信サービスで曲名を検索して音楽を流してくれます。
他にもインターネットラジオを流したりすることもできるので、音声だけで娯楽を楽しむことができます。スマホであればわざわざ聞きたいラジオまでの操作をする必要がありますが、スマートスピーカーなら一言声を発するだけで流すことができます。
ニュースや天気を調べる・流す
ニュースや天気について話しかけることで、AIがその情報を読み上げてくれます。朝の支度中にスマートスピーカーへ明日の天気を聞いたり話しかけるだけで、その日1日のさまざまな情報を読み上げてくれます。
スマート家電やスマートリモコンを操作する
スマート家電やスマートリモコンと呼ばれる機器を使うことで、リモコンを使わずに音声操作のみで起動させることができます。スマート家電がスマートスピーカーに対応している場合は、一度設定すれば便利に使用することができます。それ以外の家電も、スマートリモコンを使用することで音声操作が可能になります。
スマートリモコンとはいわゆる学習リモコンのようなもので、さまざまなリモコン操作を学習させ、登録することができます。これにより、たとえば電気やテレビ、エアコンといった家電がすべて音声操作可能になります。「テレビをつけて」と話しかけるとスマートリモコンがそれを認識し、信号を送り操作するのです。テレビのリモコンが見当たらないときでも音声で解決することができます。
主要スマートスピーカーを比較
主要なスマートスピーカーは以下の4つです。ここではそれぞれの特徴を紹介していきます。
Amazon Echo（Alexa）
Amazon EchoはAmazonが提供するスマートスピーカー。対応するAIはAlexaです。Alexaは音声だけでAmazonでの買い物ができたり、配達の通知などといった独自の機能を持っています。
Amazon Echoには温度センサーが備えられていてスマート家電と組み合わせて使うこともできます。たとえばエアコンであれば部屋の気温が一定以上になったら、自動的に電源を入れてくれるといった使い方です。
Google Nest（Google アシスタント）
Google NestはGoogleが手掛けているスマートスピーカー。Googleアシスタントが対応AIになります。GoogleアシスタントはGoogleが提供しているカレンダーやマップといったサービスと連携することができるので、普段からGoogleを利用する方にはピッタリの商品です。
また音声認識力が高いのも特徴で、個人個人の声を聞き分けることもできるので家族の方でも利用しやすいとされています。
LINE CLOVA Desk（CLOVA）
LINEが提供しているCLOVAは、LINEを使った通話やメッセージのやり取りができるのが特徴です。LINE CLOVA Deskは音声だけでなくタッチディスプレイも搭載されているので、届いたメッセージを目視で確認することができます。
またカメラ機能も搭載されているので、LINEビデオ通話も簡単に行うことができます。それ以外にも天気予報や電車の運行情報といった情報も声一つで簡単に聞くことができます。さらに童話や昔話の読み聞かせ機能も搭載されているので、小さな子供がいる家庭におすすめです。
Apple HomePod（Siri）
SiriはAppleが販売している機器に搭載されているAIです。Siriが搭載されているスマートスピーカーを使うことで、他のApple端末を遠隔操作することができるようになります。
Apple Musicから音楽を流すことができるのはもちろん、iPhoneが近くに見当たらない時はアラームも鳴らすことができるようになります。Apple HomePodはコンパクトで置く場所に困らないサイズになっています。また電話の発信や受信、カレンダーの予定追加といった音声をiPhoneに反映させることもできます。自分のよく使う情報端末がほとんどApple製品であれば、Apple HomePod がおすすめです。
スマートスピーカーの選び方
スマートスピーカーは自分がもっとも利用するサービスと連携できるものを選ぶのがいいでしょう。たとえばよくAmazonを使って買い物をするのであれば、Amazonのスマートスピーカーを選びましょう。
自分のよく利用するサービスと連携できたほうが間違いなく生活面で便利になります。これが逆にまったく使わないサービスのスピーカーを導入してしまうと、使える機能がないので不便に感じてしまいます。
またディスプレイの有無も大切なポイントです。ディスプレイがあることでさまざまな情報を表示できるので、ディスプレイはあったほうがやはり便利です。音声だけでも問題ないという方であれば、ディスプレイはなくても大丈夫です。
このようにスマートスピーカーを選ぶ際は、自分がよく利用するサービスのスピーカーかどうかと、ディスプレイは必要かどうかの2つで判断するといいでしょう。
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