軽くてスイスイ押せて、小回りも利くB型ベビーカー。赤ちゃんが成長し、抱っこでは重たくなってきた頃から活躍するアイテムです。
A型ベビーカーと比べて軽量・コンパクトなものが多いですが、その種類は実に豊富。価格にも幅があり、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。今回はB型ベビーカーの特徴や選び方、おすすめの商品を紹介します。
(※本記事の内容は執筆時点のものです)
B型ベビーカーとは
B型ベビーカーとは、赤ちゃんの腰がすわった生後7ヶ月頃から使用できる軽量タイプのベビーカーのことです。価格も安く、コンパクトで持ち運びやすいのが魅力。セカンドベビーカーとして人気があります。
A型ベビーカー・AB型ベビーカーとの違い
ベビーカーの種類は、製品安全協会が定める「SG基準」によって分類されています。それぞれ安全性など細かい基準がありますが、大きな違いは背もたれの角度です。
A型ベビーカーは生後1ヶ月から使用できるもので、リクライニングが150度以上のものを指します。赤ちゃんを寝かせて使う前提なので安全性が高い設計になっている分、重くかさばり、値段が高くなりがちなデメリットもあります。
一方のB型ベビーカーはリクライニングが100度、またはなくても良いとされています。お座りして乗るようにできているので、対象月齢になっても腰がしっかりすわっていないと使えません。A型より機能が少ないため軽量なものが多く、小回りが利くのでお出かけや持ち運びに便利です。
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そしてAB型ベビーカーとは、SG基準では「A型」に属しながらB型の特徴も兼ね備えたタイプのことです。A型の安全性を持ちながらB型のように軽量で扱いやすいので、買い替えなしで使えるベビーカーになります。
B型ベビーカーとバギーならどっちがいい?
バギーも「B型」に分類されますが、一般的なB型ベビーカーよりも簡易的な作りでコンパクトなものを指します。B型よりもさらに軽量で安価ですが、赤ちゃんの乗り心地が悪いことや安全性が低いのがデメリットです。
そのため、近所のちょっとした散歩や歩き疲れた子どもが乗る程度のものと考えておくのがよいでしょう。短時間の走行ならバギーがおすすめですが、腰がすわったばかりの子や長時間のお出かけには、通常のB型ベビーカーの方が安心です。
B型ベビーカーの選び方
B型ベビーカーはどれも軽量でコンパクトというイメージですが、製品によって機能性に大きな違いがあります。より使いやすいB型ベビーカーを選ぶために欠かせないポイントを押さえていきましょう。
B型ベビーカーは軽量タイプがおすすめ
B型ベビーカーを選ぶ際は、まず本体の重量をチェックしましょう。とくに電車やバスなどを利用する機会が多い方や、階段をのぼるシーンが多い場合はより軽いものが良いですね。目安として3kg台がおすすめですよ。
折りたたみ式B型ベビーカーなら収納もコンパクト
多くのB型ベビーカーは折りたたむことができますが、収納性は製品によって差があります。それぞれの特徴を知り、ニーズにあったものを選びましょう。
片手で開閉できるタイプは、電車などに乗るときサッとたためるのがメリットです。しかしあまりコンパクトにならないので、狭い玄関に置きたい場合や、たたんだ状態で持ち歩くのには向きません。
コンパクトタイプであれば、使う時以外は小さく折りたたんで運ぶことができますし、車に積んでお出かけの際もかさばらず便利です。なかには機内に持ち込めるほどコンパクトに収納できるものもありますよ。ただし折りたたむ手順が複雑なので、手間がかかるというデメリットがあることを覚えておきましょう。
安定性・走行性も確認しよう
安定性を重視するならダブルタイヤ、走行性を重視するならシングルタイヤのベビーカーがおすすめです。使用するシーンを考えて、最適なタイプを選びましょう。
ダブルタイヤとは1つの脚に2つのタイヤが付いているものを指します。方向転換がしにくいですが、道路の溝などに挟まりにくく走りやすいのが特徴です。シングルタイヤは安定性が劣りますが、小回りが利くので操作性に優れています。
段差が多かったり狭い道路だったりと、お住まいの地域の道路環境はさまざまです。使用感が気になる場合は、購入前にレンタルで試しておくこともおすすめです。
B型ベビーカーはリクライニング機能にもこだわろう
B型ベビーカーはリクライニング機能がないものもありますが、赤ちゃんの体の負担を考えるとあったほうが安心でしょう。リクライニングできないと、ベビーカーに乗りながら寝てしまったときに首が傾いたり、姿勢が前のめったりしまうこともあるからです。長時間の走行が多い場合は、とくにこだわるのがおすすめです。
赤ちゃんの乗り心地を決めるシート・サンシェード
赤ちゃんにとって快適な乗り心地かも忘れずにチェックしておきましょう。ハイシートのものを選べば、赤ちゃんを地熱やホコリなどから守ることができます。それだけでなく、ベビーカーに乗せ降ろしもしやすいですよ。目安としては、50cm以上のハイシートがおすすめです。
そして熱中症対策に欠かせないのがサンシェードです。シート部分をしっかり覆い、子どもの顔が隠れるか確認しましょう。通気性に優れた素材や、紫外線カット加工がされているものなどを選べば、赤ちゃんがより快適に過ごせますよ。
大荷物でも安心! シート下のカゴ容量もチェック
赤ちゃんとのお出かけはおむつや水筒、おもちゃなど荷物が多くなりがちです。そこで忘れず確認しておきたいのがシート下のカゴ容量。コンパクトなB型ベビーカーは収納が少ないものもあるので注意しましょう。日ごろからベビーカーで買い物に行くご家庭は、大容量タイプだと非常に便利ですよ。
シートが洗濯可能ならいつでも清潔
ベビーカーは子どもの汗や泥などで汚れやすいので、できればシートを取り外して洗濯できるものを選ぶと良いでしょう。洗濯機で丸洗いできるものなら、より手軽にお手入れできるのでおすすめですよ。
B型ベビーカーのおすすめ人気モデル5選
ここからは、おすすめのB型ベビーカー5選を紹介します。
Pigeon(ピジョン)|ビングル BB2
狭い道でも小回りが利き、道路の溝にも挟まりにくい大型シングルタイヤのB型ベビーカーです。でこぼこ道でも走行しやすく、53cmハイシートで赤ちゃんも安心。3.9kgと軽量で、電車やバスに乗るときも片手でサッと開閉できます。25Lの大容量カゴで収納力も十分です。
Aprica(アップリカ)|マジカルエアー AE
重さ3.2kgと超軽量で、片手でコンパクトに折りたためるのが魅力のB型ベビーカーです。狭い玄関先に置いても場所を取りません。ダブルタイヤと「ゆれぐらガード設計」で、軽くても安心の走行性です。
97%の紫外線をカットできるサンシェードは、メッシュウィンドーが付いているので赤ちゃんの様子が見えて安心です。荷物が出し入れしやすい大容量バスケットも搭載しています。シートは外して丸洗いできるので清潔に保てますよ。
Combi(コンビ)|F2 Limited AF
片手でラクラク操作できる設計のB型ベビーカーです。3.7kgと軽量で、ハイシートや大きなサンシェード、リクライニング機能も充実しています。本体は通気性に優れたメッシュシートを採用。さらに着脱可能なシートライナーも付いているので、季節にあわせて快適に過ごせます。
Richell(リッチェル)|カルガルー CT
重さ2.8kgと最軽量クラスのB型ベビーカー。ワンタッチで開閉できるので、持ち歩きにも便利です。シートは汗っかきな赤ちゃんにも嬉しいメッシュ素材で、さらに外して丸洗いもできるので清潔に保てます。ハイシートで赤ちゃんを地熱から守ってくれるだけでなく、座面も広く設計されているので座りやすいのが特徴です。
Jeep(ジープ)|スポーツ リミテッド プラス
車で有名な「Jeep」ブランドのベビーカーです。車と同じく走行性にこだわっており、3Dソフトサスペンション付きの大型ダブルタイヤを採用。でこぼこ道でも安定した乗り心地です。折りたたむとA4サイズのスペースに収まり、自立もするので玄関先に置いても場所を取りません。シートはメッシュ素材で夏でも蒸れにくく快適です。
購入前のお試しもおすすめ! B型ベビーカーのレンタル
重量の違いだけでなく、さまざまな機能が搭載されているB型ベビーカー。走行性や収納性はもちろん、赤ちゃんにとって快適であるか、ママパパの使い勝手はどうかなどのポイントも確認すれば、あなたのご家庭にぴったりのおすすめベビーカーが見つかると思います。ぜひ今回紹介した内容を参考にしてみてください。
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