赤ちゃんとお出かけするときに便利なベビーカー。出産前に準備するプレママが多く、さまざまな種類の中でぴったりのものを探さなければなりません。調べてみるとA型、B型という言葉をよく見かけるかと思いますが、それぞれの特徴や意味をご存知でしょうか？
本記事ではA型ベビーカー、B型ベビーカーのメリット・デメリットやおすすめの使い方・選び方を紹介。AB型やバギータイプについてもお伝えするので、これからベビーカーの用意をされる方は必見です。
A型とB型、ベビーカーの種類とそれぞれの違いとは？
ベビーカーの種類は大きくA型とB型という2つに分類され、日本の「SG基準」という安全基準をベースとして設定されています。ここからは、A型とB型、ベビーカーの種類とそれぞれの違いについて解説をしていきます。
A型ベビーカーの特徴
一般的に生後1ヶ月頃から使用可能なベビーカーのことを、A型ベビーカーと言います。A型ベビーカーは、赤ちゃんの1ヶ月検診で健康上の問題などがなければすぐに使用可能です。
構造上の特徴としては、赤ちゃんの首すわり前から使用できるように、背もたれが完全に平らに作られています。また、赤ちゃんと向き合った状態での移動を可能にした両対面式もたびたび見かけます。両対面式はハンドル操作次第で背面押しにすることもできて便利です。
B型ベビーカーの特徴
一般的に生後7ヶ月頃から使用可能なベビーカーのことを、B型ベビーカーと言います。B型ベビーカーは赤ちゃんが座った状態での使用を想定していますので、腰がきちんとすわり、1人で座れるようになるまでは使用できません。
A型と異なるのは、フルフラット機能や対面切り替え機能がないので、軽量で持ち運びが簡単な点です。また、A型と比較して値段が安いのも特徴です。
AB型ベビーカーとは
AB型ベビーカーとはA・B型両方のメリットを兼ね備えたベビーカーのことです。かつては完全にAB型として分類されていましたが、2004年のSG基準の規格分類の変更により、AB型はA型に含まれることになりました。
また、AB型ベビーカーは構造的にも軽量化されたベビーカーですので、「新基準A型」と呼ばれることもあります。
バギータイプのベビーカーとは
軽量化されたAB型ベビーカーよりさらに軽く、コンパクトなベビーカーがバギータイプのベビーカーです。設計上、一切の無駄を省いて製作されています。したがって、ベビーカー下の収納かごやリクライニング機能も省かれているタイプのものが多く販売されています。
A型ベビーカーのメリット・デメリット
A型ベビーカーのメリットとは
生後1ヶ月のまだ幼い時期からでも使用できるのが、A型ベビーカーのメリットです。赤ちゃんの1ヶ月検診終了後は少しずつ外出する機会が増えていきます。早い時期から産後にかかるママの負担を軽減してくれるのも嬉しい点です。
また、優れた振動吸収性や安全性を有し、赤ちゃんをしっかりと保護してくれるのもA型ベビーカーのメリットです。深いリクライニングとしっかりとしたシートで造られているので、赤ちゃんも快適に過ごすことができます。
A型ベビーカーのデメリットとは
A型ベビーカーは、他のベビーカーに比べてサイズが大きいのが特徴です。折りたたんでも幅を取るので、自宅での保管時や移動時は不便に感じることがあります。頑丈な設計で作られ、重くなっているのもデメリットです。
さらに、しっかりとした造りや多機能性を実現させているため、価格が高いのもA型ベビーカーのデメリットと言えます。
B型ベビーカーのメリット・デメリット
B型ベビーカーのメリットとは
B型ベビーカーは、A型と比べるととてもコンパクトで、どこにでも持ち運びしやすいのが最大のメリットです。A型であれば子どもが大きくなるにつれ、持ち運びが辛くなってきますが、B型ベビーカーであれば女性でも比較的楽に使用できます。
また、B型ベビーカーはA型よりもシンプルな設計ですので、価格が安いのもメリットと言えます。
B型ベビーカーのデメリットとは
B型ベビーカーは、一人座りができる生後7ヶ月まで使用ができない点が大きなデメリットです。仮にA型を購入せずにB型ベビーカーの購入を検討すれば、抱っこ紐のみで半年間は過ごさなければなりませんので、身体への負担が大きくなります。
ほかにも、A型と比べてリクライニングの角度が浅いため、乗り心地が悪くなってしまうのもデメリットです。
成長や使い方にあわせてA型→B型への切り替えがおすすめ
子どもの成長に合わせてベビーカーを使用すれば、安全や快適さだけではなく、子育てママの労力も大幅に軽減されることは間違いありません。
おすすめはA型ベビーカーとB型ベビーカー両方を準備することですが、使用期間が短いのでできれば費用を抑えたいですよね。また使わないときの収納や不要になったときの処分も大変です。レンタルを活用すれば必要なときだけ利用できるので、初期費用や処分の手間が省けて便利ですよ。
