お部屋の空気を浄化し、きれいな空気にしてくれる人気の家電「空気清浄機」。花粉やほこり・ウイルスなどを除去してくれるので、アレルギーや感染症対策としても注目されています。脱臭能力にも優れていて気になる臭いにも効果があり、タバコを吸う方やペットを飼っている方にもおすすめです。
国内・海外のさまざまなメーカーから毎年たくさんの製品が販売されているので、いざ購入しようと思ってもどの空気清浄機が良いのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、空気清浄機の選び方のポイントや、人気のメーカー・おすすめのモデルなどについて解説していきます。本記事を参考に、ご自身にぴったりの空気清浄機を導入して快適な環境を手に入れてくださいね。
空気清浄機は必要? 効果やメリット
空気清浄機は、フィルターによって空気中の微細な花粉やハウスダストなどの有害物質を除去してくれます。花粉症やアレルギー・鼻炎のある方は症状を軽減することが期待できます。
また、イヤな臭いも取り除いてくれるので、タバコを吸う方・ペットを飼っている方にも適していますね。さらにウイルス対策になるというメリットがあるので、小さな子供のいる家庭や人の集まるオフィス・クリニックなどにもおすすめです。
空気清浄機の人気メーカーとおすすめモデルを紹介
もっと具体的におすすめの空気清浄機が知りたい方に向けて、ここでは代表的な国内の大手人気メーカー3社の特徴と、そのおすすめモデルをご紹介していきます。
いずれも機能豊富で性能にも優れているので、迷った際にはこの製品の中から選んでみてくださいね。
SHARP(シャープ)
大手家電メーカーのシャープの空気清浄機は、国内トップのシェアを誇ります。独自開発された技術「プラズマクラスター」を搭載し、フィルター+イオンの力で空気を浄化・消臭してくれます。空気清浄機能だけでなく加湿機能やスマホ連動やペット専用モードなど、バリエーション豊富な製品を開発しています。
プラズマクラスター空気清浄機 FU-R50
薄型で場所を取らないので、リビングや寝室などにも最適なプラズマクラスター空気清浄機 FU-R50。
集じん・脱臭・プレフィルターの3種類のフィルターを搭載し、気になる臭いやハウスダストもしっかりキャッチしてくれます。プラズマクラスター7000の静電気除去効果で、花粉などの微細な粒子の付着を抑制。部屋全体に風の流れを作るスピード循環気流で、素早くパワフルに空気をきれいにできます。
DAIKIN(ダイキン)
大手空調メーカーであるダイキン工業。工業用の空調製品の技術を活かし、家庭用空気清浄機を開発しています。
独自のストリーマ技術によって、有害物質を素早く分解できる製品が特長。本体内部や集じんフィルターを除菌し清潔に保てるので、お手入れが楽になります。
加湿ストリーマ空気清浄機 ACK70X
ダイキンのハイグレードモデル、加湿ストリーマ空気清浄機 ACK70X。
スタイリッシュなデザインで、リビングなど人目につく場所にもおすすめです。10年交換不要な「TAFUフィルター」を搭載し、ランニングコストも不要。加湿機能付きですが、ツインストリーマユニットを搭載し加湿フィルターを除菌してくれるので、お手入れも簡単です。
Panasonic(パナソニック)
さまざまな有害物質を抑制してくれる「ナノイー」を搭載した機種が人気のメーカー・パナソニック。美容家電も数多く開発しているパナソニックの特徴として、空気清浄機でもナノイーによって肌や髪のうるおい効果が期待できます。
外観にもこだわっていて、リビングのインテリアに馴染む機種を取り揃えています。グレードの高い製品も多く、清浄力を重視したい方におすすめです。
ナノイー加湿空気清浄機 F-VXU70
四角いキュービックフォルムと木目調のデザインが特徴のナノイー加湿空気清浄機F-VXU70。
フラットなデザインはリビングや寝室どこにおいてもインテリアと調和しますね。日本の主要な13種類の花粉を抑制し、さらにその抑制スピードも従来の2倍と高性能。3方向への立体的な気流で、お部屋全体を効率よく浄化します。適用床面積は31畳とパワフルな製品です。
空気清浄機の選び方
最後に、空気清浄機を選ぶときにはどんなポイントに注目すれば良いのか解説していきます。
空気清浄機は、集じん方法・適用畳数・フィルター・徐加湿機能や便利な機能・お手入れの楽さといった部分をしっかりとチェックして、自分に合う製品を見つけることが大切です。使う場所や目的、お部屋の広さを事前に明確にしておくとスムーズに選ぶことができますよ。
集じん方法
空気清浄機の最大の目的である空気中の有害物質などを集じんして浄化する機能。この集じん機能には大きくわけて2つの種類があります。それぞれ次のような特徴があるので、好みの方を選ぶと良いでしょう。
ファン式
お部屋の空気をファンによって集め、フィルターで花粉やホコリをキャッチするファン方式。家庭用の空気清浄機ではポピュラーな集じん方法です。ファンを利用するため稼働音はやや大きくなり、フィルターのメンテナンスも発生しますが、安価で製品の種類が豊富です。
電気式(イオン式)
イオンによる静電気で有害物質をキャッチする仕組みの電気式(イオン式)空気清浄機。本体の価格は高い傾向にありますが、フィルターの交換費用をおさえられ、お手入れの手間を軽減できるメリットがあります。また、ファン式に比べて静音性に優れているので、寝室や赤ちゃんのいる部屋などにも適しています。
最大適用面積や本体サイズで選ぶ
「最大適用面積」または「適用床面積」とは、30分間で空気を浄化できる面積の指標です。たとえば7畳のお部屋で空気清浄機を使用したい場合は、最大適用面積が7畳以上の製品を選ぶと良いでしょう。
この畳数がより大きいモデルを選べば、より早く空気をきれいにすることができます。ただし、適用面積の畳数が大きい製品はその分サイズも大きくなるので、設置場所を考えて最適なサイズを選択することが重要です。
フィルターで選ぶ
空気清浄機になくてはならないのがフィルターです。花粉やホコリ、ウイルスなどを集めてフィルターでキャッチすることで空気を浄化するため、フィルターの性能が空気清浄機の性能に直結します。花粉やハウスダストなど、目的に対応したフィルターが搭載されているか確認するようにしましょう。
HEPAフィルター
最新の空気清浄機に搭載されているHEPAフィルターは、「粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率」を持っているエアフィルターと定義されています。PM2.5などの微細な粒子にも高い浄化能力を持つので、より空気清浄機能を重視したい方にはおすすめのフィルターです。
脱臭フィルター
空気をきれいにするとともに脱臭もできると便利ですよね。活性炭などを活用した脱臭フィルター付きモデルであれば、嫌な臭いを活性炭に吸着させ脱臭してくれます。タバコやペットの臭いなど気になるお部屋の臭いに効果的です。
加湿機能・除湿機能で選ぶ
空気清浄機に加湿器に除湿機に、と何台も購入するのはお金もかかり保管場所にも困ってしまいますね。空気清浄機には、加湿機能や除湿機能搭載のモデルもあります。1台で何役もこなしてくれれば場所もお金も節約できるでしょう。
特に、ウイルスや花粉の気になる冬から春にかけては乾燥も気になります。加湿機能付きモデルなら、有害物質の除去と加湿を同時に行えて効果的です。
便利な機能で選ぶ
空気清浄機には、就寝時に使える静音機能や、スマホで操作ができるスマホ連携機能など、便利な機能付きの製品も多く登場しています。
使う場所や目的に応じた機能が付いたものを選ぶと、より生活が豊かになりますね。卓上タイプや車載タイプなど、利用シーンに合わせた製品もあるので、ぜひチェックしてみてください。
お手入れのしやすさで選ぶ
空気清浄機は、汚れをきれいにする性質から、フィルターなどのお手入れがかかせません。お手入れやメンテナンスをせずに使用すると、浄化機能も落ちてしまいます。
水洗いや掃除機での清掃が必要なものから、フィルターを定期的に交換する必要があるものなど、お手入れ方法はさまざまです。
できるだけ手間を削減したい方は、自動お掃除機能搭載モデルがおすすめです。また、メンテナンスの手間を省くには、レンタルなどを活用するのもおすすめですよ。
花粉対策やウイルス対策など目的にあわせて正しい空気清浄機を選ぼう
毎年各メーカーから新しい製品が発売され、家庭でも導入している人が増えている空気清浄機。花粉やハウスダスト・ウイルスから身を守ってくれるありがたい製品ですが、たくさんある中から自分に合ったものを見つけるのは大変ですよね。
本記事を参考に、デザイン性・機能性・浄化能力・サイズ・価格など確認するべきポイントをしっかり把握し、目的やお部屋に合うものを選択するようにしましょう。
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