子育て中のママパパに人気が高いブランド「エルゴベビー」の抱っこ紐は、おんぶにも使うことができます。おんぶなら背負っていても両手が自由になるので動きやすいですし、家事をしている最中も赤ちゃんと一緒に居られるので安心。さらに視界が広がることで赤ちゃんの好奇心を刺激することができます。
今回はおんぶによるメリットやエルゴベビーが人気の理由、またいつからエルゴベビー製品でおんぶができるのか、おんぶのやり方と注意点について解説します。
赤ちゃんをおんぶするメリットとは
赤ちゃんをおんぶすることには、以下のメリットがあります。
- スキンシップを深められる
- 赤ちゃんの発達に好影響
- 大人が両手を自由に使える
おんぶは赤ちゃんにとってもママパパにとっても良いことだらけ。おんぶをすると赤ちゃんの視線は抱っこより高くなり、視野が広がります。肩越しに大人の動作を体感することで体の動かし方の仕組みを学んだり、新しい景色を知ったりと脳に良い影響を与えます。背中にしがみつくことで体幹を鍛えられるのもメリットです。
また、おんぶは大人とぴったり密着できるので、親子のスキンシップにもなります。ママやパパのぬくもりと鼓動を感じられるので、赤ちゃんは安心して眠れるでしょう。
そして大人にとって最大のメリットは両手が自由に使えることです。背中に背負っているため、視界を遮られることもありません。家事をするのがグッと楽になるのはもちろん、外出時も動きやすいでしょう。
おんぶもできる抱っこ紐でエルゴベビーが人気な理由
2003年にハワイのマウイ島で誕生した「エルゴベビー」の抱っこ紐。同ブランドの製品は赤ちゃんとママパパの負担が少なく快適に抱っこできるのが特徴で、その使い心地の良さから世界中で人気のアイテムです。
赤ちゃんが座りやすいシート設計になっているほか、密着感も抜群。そして腰ベルトが赤ちゃんの体重をしっかり支えてくれるので、ママパパの肩と腰への負担を軽減できます。また、新生児のうちから縦抱きできるのも人気の1つです。
(シリーズによっては別売りのインファントインサートを購入する必要があります)
エルゴベビーの製品は機能性だけでなく、色やデザインも豊富なのが特徴です。シンプルなものからかわいい柄物まで多くの種類があるので、きっとお気に入りの抱っこ紐が見つかるでしょう。
エルゴベビーの抱っこ紐でおんぶはいつからいつまでできる?
エルゴベビーの抱っこ紐でおんぶをするには、腰がすわっていることが条件となります。他社から発売されているおんぶ紐は首すわり以降から使えるものもありますが、エルゴベビーでおんぶする場合は腰すわり以降でないと使用できないので注意しましょう。
取扱説明書には「生後6ヶ月以上、体重7.8kg以上」と記載されていますが、赤ちゃんの成長には個人差があります。あくまで目安と考え、発達具合に応じて判断してください。なおエルゴベビーでのおんぶは、多くのシリーズが体重20kgまで対応しています。
エルゴベビーの抱っこ紐でおんぶする方法
ここからはエルゴベビーの抱っこ紐でおんぶをする方法と降ろす方法を紹介します。いくつかの注意点もあるので、使用前に確認してください。
赤ちゃんをおんぶするとき
- 肩ストラップを長めに調節しておく
- ウエストベルトを装着し、横向きにずらす
- 子どもを抱き上げ、ベビーウエストベルトを留める
- 子どもを片手で支えながら、抱っこ紐本体をかぶせて包み込む
- 背中側の肩ストラップを肩にかける
- 反対側の方ストラップも肩にかけて、腕を通す
- ウエストベルトを動かして、子どもを真後ろまで移動させる
- 胸のバックルを留める
- 子どもを背負いなおして密着させ、肩ストラップを短く調整する
最後に、赤ちゃんをしっかり背負えているかチェックしましょう。はじめは難しいと感じるかもしれませんが、慣れれば簡単にできるようになりますよ。
赤ちゃんを降ろすとき
- 肩ストラップを緩め、胸バックルを外す
- 子どもが落下しないよう注意しながら片方の肩ベルトを外す
- 背中に手を回し子どもを支えながら、肩ベルトを外していない方の真横に子どもが
- ウエストベルトを回す
- 子どもを支えながらもう片方の肩ベルトを外す
- 子どもを抱っこ紐の前まで持ってくる
- ベビーウエストベルトを外して降ろす
赤ちゃんが落下しないよう、丁寧に支えながらゆっくり降ろしてあげましょう。
エルゴベビーの抱っこ紐でおんぶするときの注意点
エルゴベビーの抱っこ紐に限らず、おんぶは便利ですが使用方法を守らないと危険なこともあります。赤ちゃんをおんぶする際は、以下の注意事項を守りましょう。
- 対象月齢を守る(エルゴベビーは腰がすわって以降に使用可)
- おんぶは対面抱きに慣れてから
- 赤ちゃんをぶつけないよう注意
- 大きく前にかがまないようにする(落下防止のため)
おんぶは赤ちゃんの様子が見えないため、思わぬ事故やケガに繋がる可能性があります。赤ちゃんが身を乗り出したり寝てしまったりすると、思いのほか頭や手足が出ているかもしれません。振り返った際に壁やドアに赤ちゃんをぶつけないよう注意してください。
また、おんぶしたまま大きく前かがみになると、赤ちゃんが落下する危険があります。かがむ際は赤ちゃんを支えながら、膝をしっかり曲げましょう。
そしてママの髪が長い場合はまとめておくのがベター。赤ちゃんの目や口に入らないよう、抱っこ紐のストラップが挟まらないように工夫しましょう。
おんぶができるエルゴベビーの抱っこ紐を紹介
最後に、おんぶができるエルゴベビーの抱っこ紐を3種類紹介します。
オムニ360
オムニ360シリーズは、エルゴベビーの中でも最上級のモデルです。新生児(3.2kg)~15kg(クールエアは20kg)まで使用できます。対面抱き・腰抱き・おんぶに加え前抱きもできるのが特徴です。ヘッド・ネックサポートがついており、付属品なしで首すわり前の赤ちゃんも安定して抱っこできます。
オムニ ブリーズ
オムニブリーズは、柔らかい肌触りと通気性が優れたシリーズです。メッシュ素材を使用しており、抱っこによるムレを軽減できます。新生児(3.2kg)~20.4kgまでと長く使え、前抱きを含む4種類の抱き方に対応。オムニ360よりもすっきりした構造のため、小柄な人や細身な人でもしっかりフィットします。
アダプト
アダプトシリーズは、お散歩や家事・寝かしつけなど万能に使える定番モデルです。対面抱き・腰抱き・おんぶの3種類の抱き方に対応しており、新生児(3.2kg)~20.4kgまで使用できます。日よけ風よけのフード付きで、お散歩中に寝てしまったときも安心。かわいいデザインやカラーが豊富なのも嬉しいポイントです。
高機能でおしゃれなエルゴベビーの抱っこ紐
デザインもおしゃれで機能性が高いエルゴベビー製品。肩・腰への負担を軽減する設計になっているので、赤ちゃんを長時間抱っこすることに疲弊してしまうママやパパにおすすめです。いつから使えるのか、おんぶにも使えるのかなど、エルゴベビーを購入しようか迷っている方は、本記事を参考にしてみてください。
おんぶで両手を自由に使えるようになると、家事が楽にできます。さらに赤ちゃんの好奇心を満たして、ママパパも赤ちゃんも快適に過ごせると良いですね。
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