空調・季節家電

【加湿器・除湿機の一体型】除加湿空気清浄機のメリット・デメリットとおすすめモデル

快適な室内環境にするためには、空気清浄だけでなく湿度調整も大切です。加湿と除湿の機能が付いた除加湿空気清浄機は、年間を通して活躍する便利なアイテムですが、取り扱いメーカーや種類があまり多くないのが現状です。

そこで今回は、除加湿空気清浄機のメリット・デメリットについて解説するとともに、選び方やおすすめモデルをご紹介していきます。除加湿空気清浄機が気になっている方、購入を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

(※本記事の内容は執筆時点のものです)

除加湿空気清浄機のメリット・デメリット

まずは、除加湿空気清浄機のメリット・デメリットについて解説します。

除加湿空気清浄機のメリット

除加湿空気清浄機のメリットは2つあります。1つ目は年間を通して快適な室内環境にしてくれること、2つ目は加湿器・除湿機・空気清浄機の設置を1台にまとめてくれることです。

それぞれのメリットについて解説していきます。

年間を通して快適な室内環境に

除加湿空気清浄機は、室内の湿度に合わせて自動で加湿・除湿を切り替えてくれるため、いつでも適切な湿度を保つことができます。衣類を室内干しする際も、除湿機能と空気清浄機能で生乾き臭を抑えてくれます。

加湿器・除湿機・空気清浄機の設置を1台に

除加湿空気清浄機は1台で3役を担うことができるため、設置スペースを小さくすることができます。また、オフシーズンがないので収納スペースが不要になります。限られた部屋のスペースを有効に使いたいなら除加湿空気清浄機がおすすめです。

除加湿空気清浄機のデメリット

一方で、除加湿空気清浄機にはデメリットも3つあります。1つ目は重くてサイズが大きいこと、2つ目は価格が高めであること、3つ目は加湿器・除湿機に比べて個々の性能が劣る場合もあるということです。

それでは1つずつ解説していきます。

重くてサイズが大きい

除加湿空気清浄機は、加湿器・除湿機・空気清浄機の3つの機能を持っているため、重くてサイズも大きいものが多い傾向です。しかし、オフシーズンに収納する必要がないので、重さはそれほど気にならないでしょう。サイズも3台を別に設置するよりは省スペースです。

価格が高め

加湿器・除湿機・空気清浄機の3つの機能を持っているため、1台分の価格は高くなります。ただし、3台をそれぞれ購入するよりも一体型の除加湿空気清浄機を1台購入したほうが価格を抑えられると考えれば、デメリットにならないかもしれません。

加湿器・除湿機に比べて性能が劣る場合もある

加湿機能だけ、除湿機能だけに特化したものに比べ、加湿・除湿の性能が低い商品もあります。衣類乾燥までできる除湿機能の高さを求めるなら、単体型を購入したほうがよい場合も。

しかし、ある程度の加湿・除湿機能があり、空気もきれいにできる機器がほしい方にはオールインワンの除加湿空気清浄機はおすすめです。

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除加湿空気清浄機の選び方

除加湿空気清浄機の選び方は、「除湿方式」と「集じんフィルターの種類」で選ぶ2つの方法があります。

1つ目の除湿方式には、コンプレッサー式とデシカント式の2種類があります。コンプレッサー式は電気代が安く、室温が上がりにくいメリットがありますが、気温の低い冬は除湿力が低下するデメリットがあります。

デシカント式はヒーターを使用するため電気代が高く、室温が上がりやすいですが、軽量コンパクトです。冬場の結露対策で使う場合はデシカント式がおすすめですが、梅雨時期や年間を通して除湿や衣類乾燥をしたいならコンプレッサー式がよいでしょう。

2つ目の「集じんフィルター」とは目に見えない細かなちりを集めるフィルターのことで、HEPAフィルターとTAFUフィルターの2種類があります。どちらも花粉やPM2.5、ウイルスなどを99.7%除去可能とされる高性能なフィルターです。

HEPAフィルターは帯電したフィルターに汚れを吸着しますが、TAFUフィルターは撥水・撥油加工がされていて汚れがつきにくく、性能が低下しにくいという違いがあります。

10年後の性能維持力はHEPAフィルターがおよそ50%まで落ちるのに対して、TAFUフィルターは72%を維持します。フィルター性能の維持力を重視するなら、TAFUフィルター搭載の機種を選びましょう。

除加湿空気清浄機のおすすめモデル

最後に、除加湿空気清浄機のおすすめモデルを4つご紹介します。

SHARP(シャープ)|除加湿空気清浄機 KC-HD70

シャープのKC-HD70は、おまかせワンボタンでホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度に応じて除湿または加湿をコントロールしてくれる除加湿空気清浄機です。シャープ独自のプラズマクラスターは0.1㎛~2.5㎛の微粒子も99%キャッチできます。

KC-HD70には「衣類乾燥モード」「衣類消臭モード」が搭載されているため、部屋干しも快適。2017年発売の製品で、現在は型落ちということで当時の半額程度(およそ5万円)で購入できるのもポイントです。

最大適用床面積32畳まで対応し、8畳のお部屋なら約9分で清浄が可能。除湿方式はコンプレッサー式を採用しています。

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SHARP(シャープ)|除加湿空気清浄機 KI-PD50

シャープのKI-PD50はプラズマクラスター25000を搭載した除加湿空気清浄機です。プラズマクラスター25000はプラズマクラスター7000に比べて空気清浄力が高くなっています。

花粉・ホコリ・ダニ・ウイルス・静電気・PM2.5に対応し、350mm×285mm×656mmの軽量コンパクトなボディで小さな部屋にも置きやすいのがポイントです。衣類乾燥モードでは、プラズマクラスターが生乾き臭をスポット消臭し、付着カビ菌の増殖を抑制してくれます。

なお、2022年4月発売の比較的新しいモデルなので、各通販サイトを見ても大幅な値引きはされていない傾向です。最大適用床面積21畳まで対応、除湿方式はコンプレッサー式を採用しています。

DAIKIN(ダイキン)|除加湿ストリーマ空気清浄機 ACZ70Y

ダイキンの ACZ70Yは除湿・加湿・集じん・脱臭を1台で叶える除加湿空気清浄機です。おまかせ運転モードで除湿・加湿を自動で切り替え、お部屋の湿度をコントロールしてくれます。

ACZ70Yの空気清浄機能は花粉、PM2.5、浮遊ウイルスや浮遊カビ菌などに対応しています。また、ダイキン独自のTAFUフィルターを搭載し、10年経っても集じん能力が持続するのもポイント。

最大適用床面積32畳まで対応、8畳のお部屋なら9分の高い空気清浄力で、購入価格は9万円前後とやや高めになっています。除湿方式は電気代の安いコンプレッサー式を採用しています。

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日立|除湿・加湿空気清浄機 EP-LV1000

日立のEP-LV1000は除湿・衣類乾燥・加湿・空気清浄が可能な除加湿空気清浄機です。ニオイ・ホコリ・花粉などをセンサーで感知し、風量を自動で調節してくれます。

除湿方式は冬場に強いデシカント式を採用。静音性が高いため、寝室での使用におすすめです。部屋干しの衣類2㎏を約90分で乾燥できるのもポイント。最大適用床面積31畳まで対応しています。2015年発売モデルなので、通販サイトでの取り扱いが少なくなっています。

部屋のサイズ別空気清浄機ガイド

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3つの機能を使える一体型! 除加湿空気清浄機でお部屋を快適に

加湿・除湿・空気清浄の3つの機能を備えた除加湿空気清浄機。除湿と加湿を自動で切り替え、年中部屋の空気を快適にしてくれる便利なアイテムですが、機能が多いため価格が高い傾向です。初期費用を抑えたい、一度試してから購入するか決めたいという方はレンタルがおすすめです。

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