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シートベルト固定式チャイルドシートの選び方とおすすめ|ISOFIXとの違いも解説

シートベルト固定式チャイルドシートの選び方とおすすめを紹介

チャイルドシートの固定方法には、「シートベルト式」と「ISOFIX(アイソフィックス)式」の2種類があります。今回は、ほとんどの車種で装着可能なシートベルト式チャイルドシートの特徴や、おすすめモデルを紹介します。

車種を選ばないシートベルト固定式チャイルドシート

シートベルト固定式チャイルドシートは従来からあるタイプで、新方式のISOFIX式とは違い、取り付ける車種を選ばないのが特徴です。また種類も豊富にあり、価格も比較的手頃であるため、ライフスタイルによって最適なものを選ぶことができるでしょう。

3点式シートベルトでチャイルドシートを固定する

シートベルト式チャイルドシートは、3点式シートベルトのある座席へ取り付ける仕組みになっています。2点式のシートベルトのみの座席(後部座席中央やクラシックカーなど)には基本的に取り付けできないので、注意が必要です。

ほとんどの車種に対応している

シートベルト式チャイルドシートの最大のメリットは、取り付ける車種を選ばないことです。自家用車だけでなく、実家や親戚の車、カーシェアやレンタカーの車など、複数の車種を利用する場合にはシートベルト式が便利と言えるでしょう。

取り付けにはコツや注意が必要

シートベルト式チャイルドシートは取り付けの際、少しコツがいります。最初はやや難しく感じるかもしれませんが、取扱説明書をよく読んで、順を追って落ち着いて行うようにすれば、何度か繰り返すうちに簡単に取り付けできるようになるでしょう。

ポイントはシートのグラつきがなるべくなくなるよう、シートベルトを強めに引っ張って固定すること。最後は座席に大人の体重をしっかりかけて、シートベルトの緩みを取ることも重要です。

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ISOFIX(アイソフィックス)対応との違いは?

チャイルドシートにはシートベルト式の他に、ISOFIX式があります。ISOFIX式とは専用のコネクタが付いている車にチャイルドシートをカチッとはめ込んで取り付けるタイプで、シートベルト式と比較すると取り付けミスが起こりにくく、女性一人でも簡単に着脱できる点がメリットです。

しかし、ISOFIXのコネクタはすべての車に装備されている訳ではないため、お使いの車が対応しているかの確認が必要です。

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対象車種の確認方法

2012年7月以降に日本国内で発売された車種であれば、ISOFIXの金具はすべての車に標準装備されています。それ以前の車でも金具がついている場合がありますが、ご利用の車がISOFIX対応か不明な場合は、自動車の取扱説明書にあるチャイルドシート適合一覧で確認するか、チャイルドシートのメーカーのウェブサイトで確認するようにしましょう。購入店に直接問い合わせてみるのもおすすめです。

シートベルト式とISOFIX式、どっちの固定方法がおすすめ?

チャイルドシートには2つの固定方法がありますが、それではどちらの固定方法がおすすめなのでしょうか。シートベルト式は対応する車種を選ばず、安価である点がメリットですが、装着にコツがいり、どうしても多少のグラつきは発生してしまいます。

対するISOFIX式は簡単に装着でき、座席にカチッとはまるので安定性は抜群ですが、対応する車種を選びます。正しく装着できていればどちらも安全性に問題はありません。どちらを選ぶかはそれぞれの特徴を理解した上で、ライフスタイルに合わせて判断すると良いでしょう。

シートベルト固定式チャイルドシートの選び方

シートベルト固定式タイプは豊富なラインナップと価格が手頃である点が魅力です。また商品の中には軽量タイプもあるため、たとえば軽自動車などのコンパクトな車内にも圧迫感を感じさせません。ここではシートベルト固定式チャイルドシートの選び方について解説します。

赤ちゃんの月齢・年齢にあったチャイルドシートを選ぶ

チャイルドシートは日本で6歳未満の子どもの乗車時に設置が義務付けられているものですが、子どもの年齢(月齢)によって適したタイプが異なります。

最初は新生児、乳児用のベビーシート、次に幼児用のチャイルドシート、その後は学童向けのジュニアシートと、仕様とともに名称が変わります。それぞれの使用時期をまたぐ、兼用のロングユースタイプの商品もあり、求める機能や予算によって検討していくといいでしょう。

新生児・乳児: ベビーシート

新生児から1歳頃までの乳児を対象として、ベビーシートがあります。目安として身長は70cm以下かつ体重は10~13kgくらいの赤ちゃん向けの商品です。まだ首のすわらない赤ちゃんには、寝かせた状態で乗せられるベッドタイプを選ぶと良いでしょう。その後はシートタイプに移行していきます。

幼児: チャイルドシート

子ども用の車載シートを全部まとめて「チャイルドシート」と呼ぶこともありますが、厳密にはチャイルドシートとは1~4歳ごろまでを対象としたものを指します。目安として、身長は65~100cm、体重は9~18kgくらいの子どもが使用するのに適しています。支えなしでも1人で座れるようになるころから、使えるようになります。

ちょうどイヤイヤ期に入る時期なので、チャイルドシートに座るのを嫌がることもありますが、安全のためにも身体をしっかり固定しておくことが大切です。

学童: ジュニアシート

4〜11歳ごろの子どもを対象としてジュニアシートがあります。幼児から小学生までの使用となりますが、このころにはだいぶ身体がしっかりしてくるので、大人のシートベルトの位置を子どもに合わせて調整する目的で使用されます。

背もたれのあるタイプと座面のみのタイプがあり、まだ幼児のうちは安全性の観点から背もたれありのタイプ、小学生になれば取り付けが簡単な座面のみのタイプ、と使い分けるのがいいでしょう。

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自家用車に適合したチャイルドシートを選ぶ

たくさんの種類があるチャイルドシートですが、お使いの車やライフスタイルによって選ぶポイントは異なります。

チャイルドシートの安全基準もチェック

現在、日本において新品で販売されているチャイルドシートには、必ずEマークがついています。Eマークとは、国が定める安全基準をクリアしたチャイルドシートに表示されるマークで、国土交通省によって定められています。正式名称はECE R44またはECE R129と呼ばれます。

親戚や知人から譲り受けたものや、フリマアプリ、リサイクルショップなどで購入した中古のチャイルドシート、また海外からの並行輸入品の中には、現在の安全基準を満たしていないものがある可能性もありますので、事前によく確認しておきましょう。

チャイルドシートのクッション性や素材もチェック

チャイルドシートのクッション性についてもチェックしておりましょう。衝撃吸収性能に優れたシートなら、万が一の事故の際、子どもの身体や頭部をしっかり守ってくれます。

また、長時間使用する可能性がある場合には、通気性のよいメッシュや吸水速乾の素材で作られたものがおすすめです。その他、汗やヨダレ、お菓子の食ベカスなどでシートが汚れてしまうことも多いため、カバーは外して洗濯できる商品を選ぶと衛生的でしょう。

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タイプ別 シートベルト固定式チャイルドシートのおすすめ

シートベルト固定式のチャイルドシートは、豊富なラインナップが特徴です。本文ではタイプ別のおすすめ商品をご紹介します。

キャリータイプ: 乳児用チャイルドシート

新生児から1歳ごろまでの小さな赤ちゃんに特化したチャイルドシートとして、キャリータイプがあります。座面が車に固定されているタイプと違い、赤ちゃんが直接乗る部分に持ち手がついています。

車から降ろす時は、赤ちゃんを乗せたまま持ち運ぶことができるので、家と車の移動などに大変便利です。また、家の中ではロッキングチェアのようにも使うことができます。

日本育児|スマートキャリー

日本育児のスマートキャリーはベビーシート単体でシートベルト固定が可能。専用ベースがあれば、さらにスムーズに取り付けができます。トラベルシステムアダプターも装備されているため、ベビーカーにそのまま取り付けてトラベルシステムとしても使用できます。

座席回転式・固定式: 乳児幼児兼用チャイルドシート

新生児~生後4歳ごろまで長く使用できるタイプとして、乳児幼児兼用チャイルドシートがあります。座席回転式と固定式があり、それぞれおすすめ商品をご紹介します。

コンビ|クルムーヴ スマート エッグショック

座席回転タイプでコンパクトな設計が特徴です。シートには衝撃吸収に優れたエッグショック素材が使用されています。操作性に優れ、はじめてでも使いやすいのが魅力です。

コンビ|ウィゴー サイドプロテクション エッグショック

衝撃吸収素材エッグショックと、側面衝突などによる横の衝撃から守るサイドプロテクションαの2つの安心機能を持ち合わせた日本製モデルです。メッシュ素材のエアスルーシートが採用されており、ウォッシャブルなので衛生的に保てます。

コンビ|ミニマグランデ エッグショック

コンパクトカーや軽自動車にも最適な超軽量タイプで、他の車への乗せ換えにも便利です。衝撃吸収素材であるエッグショックが搭載されており、全面3Dメッシュシートで通気性も抜群です。

日本育児|ノセッテ ロング

新生児から7歳頃までの長期にわたる使用ができます。また、トップテザー方式で足元の広い空間を確保します。座席が360度回転するため、乗せ降ろしも楽にできます。

多機能タイプ: 幼児学童兼用チャイルドシート

チャイルドシートとジュニアシートの一体型である幼児学童兼用チャイルドシート。このタイプは幼児期から、身長140cmくらいに成長する頃まで1台で対応可能なため、買い替えの必要がないところが最大の魅力です。子どもの体格に合わせて、シートや座面の高さなどを調整する機能も充実しています。

コンビ|ジョイトリップ エアスルー

1才ごろから使用可能で、通気性の高いシートが特徴です。また軽量設計のため車内を広く使えます。リクライニング機能やドリンクホルダーなどもついており、子どもの成長にあわせた3ステップのシートアレンジも簡単にできます。

正しく取りつけて、赤ちゃんと安心安全なドライブを

子どもとの安心安全なドライブを実現するには、正しくチャイルドシートを取り付け、体格に合った商品を選ぶことが大切です。

チャイルドシートは成長に合わせて、何度か買い替えが必要になりますが、そんな時にはレンタルサービスの活用も検討してみましょう。買い替えの手間や管理のコストを省くことができますよ。

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