チャイルドシート

新生児の後ろ向きチャイルドシートはいつまで? 前向きはいつから? 着用義務や切り替え年齢

2022年3月27日

チャイルドシートを前向きに切り替えるのはいつからか、時期や安全性について解説

赤ちゃんや小さい子どもを車に乗せるときに必要なチャイルドシートは、命を守るためになくてはならないアイテムです。小さいときは後ろ向きに、成長に合わせて前向きに乗せるよう切り替えていきます。

今回はチャイルドシートをいつから前向きに変えるのか、また成長にあわせたチャイルドシートの使い方や基準を紹介します。チャイルドシートの選び方が分からない方は、購入前に安全性や使い方をしっかりと確認しておきましょう。

チャイルドシートは後ろ向きと前向きの2タイプ

6歳未満の子どもに使用義務のあるチャイルドシートには、前向きタイプと後ろ向きタイプがあります。新生児の赤ちゃんは衝撃を緩和するため、後ろ向きに装着したチャイルドシートに寝かせなければいけません。そして成長とともに前向きタイプに切り替えます。前向きチャイルドシートは赤ちゃんの様子を一目で確認することができ、お母さんもお世話をしやすくなります。

子どもの首の負担を少なくする横向きチャイルドシートも人気

最近では横向きのチャイルドシートも発売されています。横向きに寝かせることによって首への負担が減る利点があります。また事故が起きても首に大きな負担がかかりにくいので、とても安心なシートと言えます。

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新生児が後ろ向きチャイルドシートを使用する理由

万が一の事故や急ブレーキで停止した場合に、首や胸などへの衝撃を軽くするために後ろ向きにチャイルドシートを設定します。後ろ向きに座らせることにより背中全体で衝撃を受け止められ、首や胸などに集中してかかりやすい負荷を分散させることができます。

前方からの衝撃に耐えられない

乳幼児期の赤ちゃんの頭部は、身体の大きさに対して頭が大きくて重く、また頭を支える頸部が未発達です。前向きに座った状態で前方からの衝撃があった場合、シートベルトで固定していても、頭部が前方に飛び出してしまい、頭部・頸部を損傷することが予想されます。

事故発生時の被害を最小限に抑える

チャイルドシートは赤ちゃんにかかる衝撃を軽減することを目的に設計されています。事故が発生した場合に身体の一番広い背中で衝撃を吸収し、その力を分散することで、被害を最小に抑えられます。チャイルドシートの使い方を正しく理解して、しっかりと赤ちゃんの安全を確保しましょう。

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赤ちゃんのチャイルドシートを後ろ向きから前向きにするのはいつから?

狭い空間の車内で赤ちゃんのお世話をするには、後ろ向きより前向きの方が圧倒的に楽です。しかしママが助手席に座ったり、運転したりすることもあります。そんな時、赤ちゃんは一人で座らなければなりません。早く赤ちゃんを前向きに座らせたいと思う気持ちはよく分かりますが、成長するまでは安全を第一に考えましょう。

それでは、何歳から赤ちゃんを前向きに座らせることができるのでしょうか。チャイルドシートを前向きにするタイミングは、チャイルドシートの種類や赤ちゃんの成長具合によって異なるので個人差があります。目安は赤ちゃんの体重が10kgを超えてからです。

月齢でいうと10カ月前後~1歳前後くらいです。使用しているチャイルドシートの説明をよく読み、赤ちゃんの成長に合わせて前向きチャイルドシートに切り替えるのが良いでしょう。

最新の欧州安全基準では「身長」が切り替えの目安

欧州最新の安全基準では、車の側面衝突への対策強化のため、体重よりも身長を重視し、身長76cm・生後15か月まで後ろ向きチャイルドシートを使うことが義務化されています。

いつまで使える? 切り替える時期を確認する方法

  • ステップ1
    赤ちゃんの体重と身長を測ります。
  • ステップ2
    コンビやアップリカなど、使用中のチャイルドシートのメーカー取扱説明書を参照し、身長・体重・年齢など、前向きチャイルドシートの適用条件に達しているかを確認しましょう。

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なぜ対象年齢より早く後ろ向きから前向きにしたがる人が多いのか

赤ちゃんを早く前向きチャイルドシートに座らせたいと思うパパ・ママが多いのはなぜでしょうか。理由の1つは、運転中や赤信号で停止している時に後ろ向きに子供が座っていると顔が見られないからでしょう。言葉で意思疎通できない分、表情や顔色などがどうしても気になってしまうものです。

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助手席はNG? チャイルドシートを取り付ける席は車のどこが安全か

チャイルドシートを設置する取付位置については、法律で定められているわけではありません。ただし、助手席へのチャイルドシートの取付は原則的に避けましょう。助手席にはエアバッグが搭載されていますが、その衝撃が赤ちゃんの小さな身体にとっては大きなダメージになるからです。

着用義務以外に使用期間・切替時期も確認してお出かけを安全に

チャイルドシートはここで紹介した前向き・後ろ向き以外にも、新生児から乳児用ベビーシート、幼児用チャイルドシート、学童用ジュニアシートというように、年齢によって種類もさまざまです。いつからいつまで使えるか、購入前に切り替える時期をしっかり確認した上で、チャイルドシートを準備するようにしましょう。

しかし、年齢や体格で買い換えが必要なチャイルドシートはその都度買い替えるとコストも高くなります。レンタルサービスを活用すれば、買い換えにかかるコストや管理の手間を減らすことができて便利ですよ。

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