チャイルドシート

チャイルドシート選びに迷ったら! 選び方と目的別のおすすめを紹介

2022年4月26日

チャイルドシートの選び方と目的別のおすすめを紹介

6歳未満の赤ちゃん・子どもと一緒に車でお出かけをするときに着用義務のあるチャイルドシート。赤ちゃんが産まれる前から準備が必要なアイテムの1つですね。今回は、チャイルドシートの種類や機能の違いが分からないというパパやママに向けて、チャイルドシートを選ぶときのポイントをお伝えします。

使い方や生活スタイルによって、使いやすいチャイルドシートは変わってきます。どんなときにチャイルドシートを使うのか考えてみましょう。

チャイルドシートの選び方とポイント

まずは、どんなチャイルドシートを選ぶといいのか? 基本となる選び方のポイントからご紹介します。

対象年齢や体格にあったタイプを選ぶ

乗せる赤ちゃんの年齢、月齢に合わせるのは必須です。成長することを考えて最初から大きめサイズを選ぶ、などはできません。もちろん赤ちゃんの体格にあったものを選ぶのは大切ですが、安全面から使うチャイルドシートなので、メーカーの指定する対象年齢を必ず守って使用しましょう。

安全基準で選ぶ

一番大切な選択ポイントですね。安全基準は、生産時期によっても変わってきています。旧安全基準と新安全基準があるのでそのあたりも確認しましょう。

旧安全基準「R44」と新安全基準「R129」

「R129」は、今までの安全基準R44よりさらに安全を強化したものになります。チャイルドシートの使い方を半分以上の人が間違っているという調査結果もあり、正しい方法でチャイルドシートを使ってもらうためにできたのが、新安全基準のR129です。

旧安全基準「R44」と違うのは、チャイルドシートの耐久性と安全性を高めた基準にしたというところです。旧安全基準では、正面からの衝撃と後ろからの衝撃試験のみだったのが、R129からは横からの衝突試験もプラスされました。さらに、衝突時の評価項目に頭部も含まれています。

衝撃を和らげる後ろ向きチャイルドシート

0歳(新生児)から1歳くらいまでは、チャイルドシートを進行方向に対して後ろ向きにつける必要があります。後ろ向きに装着すると赤ちゃんの乗せ降ろしが難しく、運転席から赤ちゃんの様子を見ることもできません。

それでも、赤ちゃんの間は骨の発達が未熟で頭も重たく、さらに頸椎部分も未発達のため前向きの状態で乗せて事故にあってしまうと、衝突の時の衝撃に耐えられません。衝撃で頸椎に大きな傷を負ってしまう場合もあります。後ろ向きにつけることで、事故の衝撃や身体への負担を減らせるのです。

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チャイルドシートのタイプで選ぶ

チャイルドシートの取り付けタイプは、回転式と固定式があります。固定式の場合はそれほど気を付ける必要はありませんが、回転式の場合は車内に回転させるほどのスペースが確保できるかどうかを確認してから購入する必要があります。

回転式

回転式のチャイルドシートはその名の通り、回転するものです。車に乗せるときには横向きに、回転させ移動するときには後ろ向きに変えることができます。回転させることで、首の座っていない赤ちゃんを乗せたり、降ろしたりするときの負担が軽減されます。また、おむつ替えなどのお世話もしやすくなります。

固定式

固定式は、後ろ向きに取り付けたらそのまま回転させることができません。回転式とは違い、乗せおろしの際に腕などの負担がありますが、回転式よりも値段が安くなります。

取り付け・装着方法で選ぶ

チャイルドシートを車の座席に取り付ける方法も2通りあります。

ISOFIX固定式

ISOFIX(アイソフィックス)固定式は、専用の金具を座席に付いているコネクターに差し込むだけで固定できる新しい方式です。また、チャイルドシートがグラつきにくいため、子供に揺れを与えないという魅力もあります。

2012年の7月以降に生産される乗用車には、このISOFIXに対応した固定金具の装備が義務化されています。

シートベルト固定式

ISOFIX登場以前の、旧来の固定方式です。シートベルトを巻き取る装置には、急ブレーキなどの衝撃で、シートベルトがロックするELR(緊急ロック)機能と、シートベルトを全て引き出すことで切り替わるALR機能(自動ロック付き巻き取り装置)があります。ALR機能は巻き込み方向のみに作動するので、チャイルドシートを取り付けするときに緩みにくいメリットがあります。

機能や素材で選ぶ

チャイルドシートに付けられている機能や素材はメーカーによってそれぞれです。各機能を比較してお気に入りのものを選びましょう。

通気性

赤ちゃんは大人よりも、たくさん汗をかきます。とくに、チャイルドシートにずっと接している背中は涼しい季節でもしっとりとしていることも。汗疹やかぶれの原因になるので、シート部分の通気性は大切です。

クッション性

大人でも、クッション性の低いシートに長時間座っていると疲れますよね。身体の柔らかい赤ちゃんのシートもクッション性を大切にしてあげてください。硬いシートに寝かせていると背骨や首に悪い影響を与えることもあります。

サンシェード・幌(ほろ)

車内にいると窓から陽ざしが入ってきます。とくに寝たままの状態の赤ちゃんは常に上を向いているので、まぶしくても自分で目をそらすことができません。紫外線対策のためにも、サンシェードがついているものを選びましょう。

リクライニング

リクライニング機能がついているシートは、あまり多くはありません。少し角度をつけてあげることで、赤ちゃんの目線が変わり気分転換になったり、ミルクを吐き戻したりしたときに、鼻やのどに詰まってしまうトラブルを防げます。

対象車種かどうかも必ずチェックしよう

先にも述べたとおり、ISOFIX固定式は専用金具を差し込めるコネクターがついている車種に限られます。コネクターの形状や付け方も車によって違うので、ISOFIX固定式のチャイルドシートを購入するときには、車が対応しているかどうか商品の対応表を見て調べておきましょう。とくに2012年より前に作られた車種ではチェック必須です。

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チャイルドシートの人気メーカー

チャイルドシートを販売している人気のメーカーについてご紹介します。

コンビ(Combi)

コンビは、「エッグショック」という頭を守る機能や、赤ちゃんの足元まで包み込む大きなサンシェードの「スリープシェル」が魅力です。ほかにも赤ちゃんに快適な環境を作る「ココチエアー」や、リクライニング機能の「タクチンタッチ」など、コンビオリジナルの機能がたくさん搭載されています。

アップリカ(Aprica)

アップリカは、安全性能の高さと座り心地が優れています。シートの種類も豊富で、月齢や用途によって選ぶことができます。ISOFIX固定式や、自宅で洗えるシートカバーなど、ママにうれしい機能もついています。全方位の衝撃から身体を守ってくれるセーフティーや、腹式呼吸を妨げない平らなベッド型、最長10年間も使用できるロングユースモデルなど、さまざまなシリーズが販売されています。

ジョイー(joie)

ジョイーのチャイルドシートは、シンプルでかっこいいと人気の高いシートです。イギリス生まれのブランドで、外部機関から高い評価を受けています。イギリスではもちろん、ヨーロッパを中心に高い人気があり、日本でも愛用しているユーザーが増えています。

エールベベ(AILEBEBE)

エールべべ(AILEBEBE)は、「カーメイト」のチャイルドシート専門ブランドです。カーメイトは、メンテナンスグッズや介助用品など車に関連する製品を作り続けているメーカーです。「使い心地」「安全」「快適」の3つを柱として、ママやパパにとって取り付けしやすく、赤ちゃんもゆったりできる快適なチャイルドシートを作っています。

レカロ(RECARO)

パパにも人気のレカロ(RECARO)。車のシートやスポーツスタジアムのシートなどに採用されているメーカーです。レカロは、ドイツの老舗シートメーカーで高い安全性と機能の豊富さ、さらにスポーティなデザインで定評があります。また、高級車にも採用されているシートなので快適さも抜群です。

目的で選ぶ! シーン別おすすめチャイルドシート

シーン別におすすめのチャイルドシートのタイプをご紹介します。

車でのお出かけが多いなら、乗せ降ろしに便利な回転式

車移動が中心になる場合は回転式がおすすめです。乗せおろしの時の負担はママにとっても結構ストレスになるため、頻繁に車に乗せる使い方であれば、少しでもストレスフリーの商品を選ぶことをおすすめします。

電車・バス移動が多くて、たまにしか車を使わないならシンプルな固定式

公共交通機関を中心に移動することが多いのであれば、価格を抑えた固定式で十分です。回転式と固定式では値段に差があるので、車をそれほど利用しないのであれば、固定式でいいでしょう。

赤ちゃんの移動がラクチン! 付け替え簡単なキャリータイプもおすすめ

キャリータイプのチャイルドシートもあります。赤ちゃんを乗せたカゴのようなもので、チャイルドシートとベビーカーの機能をまとめて使える便利なアイテムです。

車に乗せている途中で赤ちゃんが寝てしまっても、そのまま持ち運びでき起こすことが少なくすみます。また、家についても寝かしたまま置いておくこともできます。

 

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まとめ:普段あまり車に乗らないならレンタルの活用も考えよう

チャイルドシートを見に行くと値段の高さに驚く人もいるでしょう。こだわりで選ぶと10万に届くものもあります。あまり車を使わない家庭にとっては、結構な負担となりますよね。帰省や旅行のときだけ使うならレンタルするなどの方法もあります。

レンタルであれば出費を抑えられ、人気メーカーのシートを試してみることもできます。チャイルドシートの購入を急いでいない場合は、レンタルサービスも検討してみましょう。

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