国内のベビー用品メーカー、アップリカ(Aprica)。コンビ(Combi)と同じく数々の優れたベビーカーを発売しているブランドですが、アップリカのベビーカーにはどういった種類や機能があるのでしょうか。
今回はアップリカのベビーカーについて、人気シリーズの特徴やおすすめ機能をご紹介します。
アップリカのベビーカーの特徴
アップリカ(Aprica)は1947年創業の老舗ベビー用品メーカーです。赤ちゃん医学と育児工学を研究し、赤ちゃんの自然な成長を妨げない製品づくりをしています。アップリカのベビーカーは振動を吸収する「すくすくッション設計」、頭や首に負担をかけないシート構造「メディカル成長マモール」などが特徴です。
アップリカとコンビ、それぞれのベビーカーの違い
アップリカもコンビも赤ちゃんを守るベビーカーづくりをしていますが、それぞれこだわっているポイントに違いがあります。アップリカは赤ちゃんの姿勢に負担をかけない構造、コンビは走行時の振動や衝撃から赤ちゃんを守る構造を重視した製品づくりをしています。
おすすめのベビーカーは? アップリカの人気シリーズ
ここからはアップリカで人気のおすすめベビーカーをご紹介します。
1ヶ月~3歳まで使えるアップリカのA型ベビーカー
まずは生後1ヶ月~3歳まで使えるA型ベビーカーを6つご紹介します。
オプティア: 多機能・両対面タイプ
赤ちゃんの乗り心地を最優先したいなら多機能タイプのオプティアがおすすめ。振動吸収はクラス最上級の3重構造です。フルリクライニングで低月齢の赤ちゃんを平らな状態に寝かすことができ、頭や首に負担をかけません。その後も発達段階に合わせた自然な姿勢を保ちます。
また、通気性のよいシート、ホコリ・有害物質・地熱から赤ちゃんを守るハイシートで快適に過ごすことができます。パパママに便利なイージーベルト、大容量バスケット、ワンタッチ開閉・安定自立設計を採用しており、対面時も押しやすいオート4輪です。
ラクーナ: 軽量・両対面タイプ
階段や公共交通機関をよく利用するなら本体重量5.3kgと軽量のラクーナがおすすめ。パパママに便利なイージーベルト、大容量バスケット、ワンタッチ開閉・安定自立設計を採用しており、対面も押しやすいオート4輪です。振動吸収力と通気性のよいシート構造にもこだわり、赤ちゃんに快適なベビーカーです。
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カルーン: 軽量・両対面タイプ
軽さ重視の方はカルーンもおすすめ。赤ちゃんに大切な機能をぎゅっと詰め込んだシンプル構造で、本体重量3.9kgの超軽量ボディーを実現しています。
スムーヴ: 3輪タイプ
ご自宅の周りにでこぼこ道や坂道が多い方、段差での押しやすさを優先したい方は3輪タイプのスムーヴがおすすめ。前輪が1つなので軽いハンドル操作で小回りがきき、狭いところもスイスイ進めます。
ベアリング、大径で中空のタイヤなど、優しく安定した押し心地を叶える機能にこだわっています。3輪タイプは海外でも人気のデザイン性の高さも魅力です。
クルリー: 軽量・背面タイプ
操作性を重視したい方にはクルリーをおすすめします。ハンドルのレバーをぎゅっと握ると4輪すべてが自由に動き、ベビーカーを真横にスライドできます。簡単開閉、本体重量も4.2kgで持ち運びもラクラクです。生後1ヶ月の赤ちゃんから乗せられる振動吸収設計を搭載した背面タイプのベビーカーです。
ナノスマート: 背面・コンパクトタイプ
コンパクト性を重視するならたたみやすいナノスマートをおすすめします。たたんだときの高さは約50センチで従来品の1/2のコンパクトさ。持ち運びにも便利なキャリーストラップ、収納バッグ付きなので、公共交通機関や車でのおでかけや旅行がスマートに。本体重量も5.6kgと軽量です。
7ヶ月~3歳まで使えるアップリカのB型ベビーカー
次に7ヶ月~3歳まで使えるB型ベビーカーをご紹介します。A型ベビーカーからの乗り換えにぴったりなコンパクトなベビーカーです。
マジカルエアー: 軽量タイプ
マジカルエアーは本体重量3.8kgの軽量B型ベビーカー。ワンタッチで簡単開閉でき、自立するので玄関での保管にも便利。赤ちゃんの乗り心地にもこだわった振動吸収設計とリクライニングも可能なモデル。シートの丸洗いができるのでお手入れも簡単です。
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アップリカの2人乗りベビーカー
アップリカには双子の赤ちゃんや年子のお子さんをお持ちのご家庭にぴったりな2人乗りのベビーカーもあります。
ネルッコベッド ツインズ: 2人乗りベビーカー
ネルッコベッド ツインズは軽量タイプの横並びベビーカーです。腹式呼吸を妨げない平らなベッドを搭載。独立して動くリクライニング機能が特徴で、2人のお子さんそれぞれにとって快適な角度に調整できます。
アップリカのベビーカーの選び方
ここからはアップリカのベビーカーの選び方やポイントをご紹介します。
対象年齢で選ぶ
日本のベビーカーは、製品安全協会が定めた「SG基準」によって、生後1ヶ月から使えるA型ベビーカーと生後7ヶ月から使えるB型ベビーカーに分類されています。
月齢の低いうちは安全性や快適性が高いA型ベビーカー、腰すわり以降は軽量でコンパクトなB型ベビーカーを選択できるようになっています。
対面・背面で選ぶ
ベビーカーは赤ちゃんの向きで2つのタイプに分類されます。1つは赤ちゃんがパパママと向かいあう対面タイプ、もう1つは赤ちゃんが進行方向を見る背面タイプです。
両対面式ベビーカー
両対面式はお子さんの成長段階や状況に合わせて対面と背面を切り替えることができるベビーカーです。A型ベビーカーの多くはこの両対面式になっています。
月齢が低いうちはパパママの顔を見て安心できる対面式で使用し、大きくなってきたら背面に切り替えて周りの景色を楽しむことができます。また、普段は背面式で使い、赤ちゃんが眠ってしまったときに対面式に切り替えるという使い方もできます。
背面式ベビーカー
背面式ベビーカーはB型ベビーカーに多いタイプです。両対面式に比べ、軽量でコンパクトな造りになっています。
三輪・四輪で選ぶ
前輪が1つの三輪ベビーカーは海外でも人気が高く、曲がる動作がしやすい見た目がおしゃれなベビーカーです。三輪ベビーカーは四輪ベビーカーに比べ、大きく重いのがデメリット。軽さやコンパクトさを重視したい方は四輪ベビーカーを選ぶのがおすすめです。
ベビーカーの重さで選ぶ
ベビーカーの重さも重要なポイントです。特に公共交通機関や階段での利用が多い方は、赤ちゃんを抱っこし、片手にベビーカーを持つ場面がありますから、ベビーカー本体はできるだけ軽いものを選ぶようにしましょう。
利用シーンで選ぶ
電車やバスなどの公共交通機関の利用が多いのか、車移動が多いのかによっても必要な機能が変わってきます。
電車・バスならコンパクトに折りたためるもの
電車やバスに乗ることが多いなら、コンパクトに折りたためるベビーカーがおすすめです。すいている場合はそのまま乗ることもできますが、混雑時はワンタッチでコンパクトにたためる機能がついていると便利です。
車移動が多いならトラベルシステム
車移動が多いなら、チャイルドシートとしても使うことができるトラベルシステム機能に対応したベビーカーがおすすめ。赤ちゃんを寝かせたまま車から家、ベビーカーへと移動させることができます。
荷物を入れられるカゴの容量で選ぶ
赤ちゃんとの外出はおむつやミルク、お着替えと荷物がたくさん。シート下に大容量のバスケットがあるベビーカーなら、大きなママバッグを入れることができるので便利ですよ。
ベビーカーのデザインで選ぶ
デザインにもこだわりたいという方は海外製ベビーカーのようなおしゃれな三輪タイプがおすすめ。アップリカのスムーヴは海外製のベビーカーに比べ、比較的スリムで値段も安く、パパママにも使いやすい機能がたくさん備わった人気シリーズです。
アップリカのベビーカーでおすすめの機能
ここからは、アップリカのベビーカーに備わっているおすすめ機能や特徴をご紹介していきます。
メディカル成長マモール
赤ちゃんの頭を安定させ、首のねじれを防ぐことで頭部を保護し、未熟な首の筋肉や姿勢に負担をかけません。
ハイシート
ほこりや排ガスなどの有害物質、地熱からデリケートな赤ちゃんを守ってくれます。
Wサーモメディカルシステム
熱がこもりやすいシートクッションや座席部分には通気性のよい構造や素材を採用し、赤ちゃんにとって快適な温湿度環境を整えることができます。
ゆれぐらガード
日本のSG基準に加えてアップリカ独自の品質基準をクリアした振動吸収設計。耐久性が高く、車体のぐらつきも少ない「がっちりフレーム」と「やわらかサスペンション」を搭載しています。
すくすくッション設計
車体内蔵の「しなやかクッション」が上下することで、赤ちゃんに伝わる振動を吸収してくれる設計です。
ダブルタイヤ
1つの脚に2つの車輪がついたダブルタイヤはターンがしやすく安定感があり、赤ちゃんの乗り心地も良いです。
イージーベルト
マグネットの力でパッとくっついて離れる、簡単スピーディなベルト装着が可能です。
レインカバー
レインカバーは急な雨はもちろん、強い日差しからも赤ちゃんを守ってくれます。
赤ちゃんの自然な成長を見守るアップリカのベビーカー
今回はアップリカのベビーカーについて詳しくご紹介しました。使う目的や時期にあわせてぴったりのベビーカーを選ぶようにしましょう。
ベビーカーは使用期間が短いのでできれば費用を抑えて利用したいですよね。また、使わないときの収納や不要になったときの処分も大変です。レンタルを活用すれば必要なときだけ利用できるので、初期費用や処分の手間が省けて便利ですよ。