お散歩や買い物など赤ちゃんとの移動でベビーカーは欠かせないアイテムです。しかし、家の近くであれば徒歩移動だけで済みますが、少し離れた場所に行くとなると電車で移動することもありますよね。
今回は、電車に乗って移動するときのマナーや乗り降りのコツを紹介します。
準備編|ベビーカーでの電車移動ガイド
ベビーカーで電車移動する前にまず準備すべきことをお伝えします。
余裕のある移動計画を立てる
移動前に計画を立てることで、余裕をもってお出かけできます。持ち物や電車の時刻を調べておき、スムーズに乗車できるようにしましょう。
赤ちゃんは、お腹が減るとどんな場所でも泣いて知らせます。子どもにとっては必要なことですが、出先で泣かれるとママは困ってしまいますよね。そのようなことが起きないためにも出かける直前に授乳をすることがおすすめです。出かける前に授乳をすると子どものお腹も満たされ、出先でも機嫌よく過ごすことができます。
また、遠出する場合は念のためミルクを準備し、持っていきましょう。荷物になって大変な時は、缶ミルクがおすすめです。付属の乳首もあるため与えるのも簡単です。
ツールやアプリで事前に経路確認
いざ電車に乗るとなった時「どの電車に乗ればいいの?」「目的地の駅までどのくらい乗車時間があるの?」という不安があると思います。その時は、駅についてから調べるのではなく、事前に目的地までのルートを調べておくと、時間に余裕をもって移動することができます。
時刻や経由地を調べることができるスマートフォン用のアプリもいろいろ存在します。さらにアプリの中には、段差がなくベビーカーで通りやすい経路やエレベーターのある場所を教えてくれるものもあり、ママの強い味方になること間違いなしです! 事前にこうしたアプリを活用してシミュレーションしてみるのもおすすめですよ。
ラッシュの時間帯を避ける
通勤時間の電車は、日中の車内に比べると人が多く、ベビーカーで移動するのは大変です。ラッシュ時間帯である朝の7~9時頃、夜18~20時くらいはなるべく避けて移動すると良いです。ママにも赤ちゃんにとってもラッシュ時間帯の移動は負担になってしまうかもしれません。
どうしてもラッシュ時間に移動しなくてはいけない時は、ベビーカーだけではなく抱っこ紐も用意してベビーカーが使えない場合の準備をしておきましょう。
おもちゃや必要なものを準備しておく
乗車中赤ちゃんが泣いてしまうこともあります。そんなときのために持ち運びができるおもちゃやおしゃぶりを用意しましょう。赤ちゃんが泣いても理解を示してくれる人がほとんどですが、不快に思ってしまう人もいます。
事前に用意しておいたおもちゃやおしゃぶりで赤ちゃんをあやしてあげましょう。なかなか泣き止まない時は一度下車しておむつが濡れていないかチェックしたり、気分転換をしたりして落ち着いてから再度乗車するのもひとつの方法です。
電車移動のときにあると便利なアイテム
抱っこ紐や除菌用ウエットティッシュを持っていくと便利です。子どもがベビーカーに乗っているのが飽きてしまったり、混雑していたりする時は、抱っこ紐にすることでベビーカーを折りたたむことができ、移動がスムーズになります。
赤ちゃんは色々なものに興味がでたら、迷いなく周りの物を触ってしまいます。コロナ禍ということもあり、触ったあとの手をすぐにきれいにしてあげたいと思いますよね。ウエットシートがあるとすぐに拭けて、衛生的にも安心です。
乗り降り編|ベビーカーでの電車移動ガイド
ベビーカーで電車に乗る際は、マナーを守って乗車することが大切です。電車に乗るときのマナーやポイントを紹介します。
シートベルトを必ず着ける
電車やバスなどの乗り物だけではありませんが、ベビーカーの赤ちゃんを乗せる時は必ずシートベルトを付けましょう。駅は階段が多かったり通路が狭かったりするため、転倒したりぶつかって倒れたりする危険があります。
また、電車やバスでは急停車する恐れもあるため、ベビーカーから赤ちゃんが転落してしまう可能性もあります。赤ちゃんの命を守るためにシートベルトは必須です。
前向きで乗って、後ろ向きで降りる
乗車時は、ベビーカーでの事故が多いです。電車とホームの間に隙間があるため、ベビーカーのタイヤが挟まってしまうのです。
乗り方は、前向きで前輪を浮かせながら乗車しましょう。降り方は、自分が先に降りてからベビーカーを後ろ向きにして降ろすと安全です。
停車しているときはロックを忘れずに
ベビーカーは、停車中も注意が必要です。電車の中でベビーカーを止める時は、進行方向に垂直にします。後輪は、両方ともストッパーをかけましょう。
また、電車の揺れや急停車によりベビーカーが突然倒れる可能性があります。そのため、手を離さずしっかりと掴んでいることが重要です。
上下の移動はエレベーターを使う
駅の構内では、できる限りエレベーターを使用し、エスカレーターや階段を使用するのは控えましょう。ベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま階段やエスカレーターを使用している人がいますが、とても危険です。バランスを崩しやすく、落下の危険性が非常に高いです。
エレベーターを探すのは面倒かもしれませんが、赤ちゃんの安全のために利用しましょう。エレベーターが近くになく探すのが大変な場合は、駅員さんに手伝ってもらいベビーカーから赤ちゃんを下ろしてから移動しましょう。
周りにぶつからないよう注意する
ベビーカーは幅をとるため、周囲の人にぶつからないように気を付けましょう。気づかずにベビーカーのタイヤで他人の足をひいてしまったり、荷物が当たってしまったりするとトラブルになる場合があります。周りに目を配りながら移動しましょう。
できるだけ優先車両に乗る
車内の通路や扉付近にベビーカーを置くと、他の利用者は邪魔と感じてしまいます。そのため、車いすスペースがある優先車両に乗るのが理想です。車いすしか利用できないと思っている人も多いですが、ベビーカースペースとしても利用可能です。車いすの方や体の不自由な方が来た場合は、譲ってあげることが必要です。
優先車両が何番目なのかは、電車によって異なりますので、鉄道会社の公式サイトで確認したり駅員さんに聞いたりして、リサーチしておくと良いでしょう。
車内で泣き止まないときはどうしたらいい?
乗車中に赤ちゃんが泣き止まないと大人も焦ってしまいますよね。泣き止まない時は、途中下車すると良いです。大人が焦っていると赤ちゃんにも伝わってしまいます。可能であれば一度下車し、周りを見てリラックスしてみましょう。
子どもに声をかけ、抱っこをしてあげることで落ち着く場合が多いです。そのためにも時間に余裕を持って行動することが必要になります。
電車移動なら、軽量でコンパクトなベビーカーが便利
Combi(コンビ) | スゴカルα 4キャス compact エッグショック
コンビ スゴカルαは、オート4キャスで赤ちゃんをやさしく包み込むように守るベビーカーです。重量も5.2kgと軽量。赤ちゃんの頭部はもちろん全身を守るエッグショットも備わっているため、生まれたての赤ちゃんにも安心して乗せることができます。
また、抱っこをした片手でたためるので、階段の上り下りや電車の乗り降りも抱えて楽に移動可能! 荷物を入れたままおりたたみもできて、荷物を下ろす作業はいりません。
製品詳細は以下のとおりです。
- 対象月齢:1ヶ月〜36ヶ月(〜15kg)
- 重量:5.1kg(フル装備重量:5.2kg)
- サイズ: 開:W486×D760~940×H890~1080mm、閉:W486×D425×H853~1010mm
- リクライニング:125~170度
Aprica(アップリカ) | マジカルエアー プラス AC
マジカルエアー プラスACは、ハイシートにメッシュシート搭載、背もたれの部分の熱もカットなど、充実機能の軽量B型ベビーカーです。
ハイシートで赤ちゃんをほこりや熱から守ってくれます。また、ワイドタイヤのため、押しやすくバスケットも大きいため、荷物もたっぷり入れることができます。デザインや豊富なバリエーションで、楽しくお出かけできますよ。
製品詳細は以下のとおりです。
- 対象月齢:7ヶ月~36ヶ月(~15kg)
- 重量:3.5kg
- サイズ: 開:W460×D760~790×H1075~1098(mm)、閉:W460×D335×H955(mm)
- リクライニング:118~135度
前準備をしっかりと、赤ちゃんとの移動を楽しもう
電車に乗って赤ちゃんと外出するときは本記事で紹介した内容をおさらいして、安全に楽しくお出かけしましょう。使用期間の短いベビーカーはレンタルを活用すれば必要なときだけ利用できるので、初期費用や処分の手間が省けて便利ですよ。
普段使っているベビーカーが大きくて電車移動に適していない場合は、必要な時にレンタルするのもおすすめです。ぜひここで紹介したベビーカーを参考にしてみてください。