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テレビに付いた「ほこり」を掃除するコツと故障を防止するための対策

2021年11月29日

テレビに付いたほこりを掃除するコツ

テレビを見終わったあとや暗い画面になったときにふと画面に付いたほこりや汚れが気になったことはありませんか? テレビは静電気が発生しやすいため、こまめにお手入れしていてもすぐにほこりが付着してしまいます。

今回は、テレビが汚れる原因や種類、汚れたときに試したい掃除のポイントと絶対にしてはいけない掃除の仕方を解説します。テレビ画面以外にテレビ台やリモコンのお手入れ、汚れを付きにくくする防止策も紹介するのでぜひご覧ください。

テレビに付着する汚れの種類

テレビを消すと目立つほこりや汚れ。頻繁に使用するのでできればいつもきれいにしておきたいですよね。ここではテレビに付く汚れの種類や原因を紹介します。

ほこり

テレビは電化製品なので帯電することで静電気が起きやすく、大きい液晶画面は特にほこりが付きやすいと言われています。また他の家電に比べて黒色なのでよりほこりが目立って見えます。

指紋・手垢

テレビの配置や角度を変えるときに触ることで、画面に指紋や手垢が付着します。さらに汚れた部分にほこりが付くことで汚れ全体が落ちにくくなってしまいます。

油汚れ・たばこのヤニ

テレビはキッチンやリビングに置いている場合が多く、調理や食事中に飛んだ汚れが付着する可能性が高いです。また喫煙される方がいる場合は、タバコのヤニが画面に付くので注意しましょう。

他にも消臭スプレーや加湿器などから出る霧状の水がテレビに付くなど、ほこり以外にもテレビが汚れる原因はさまざまです。

絶対にNG! お手入れで使用してはいけないもの

正しい掃除の方法の前に、使ってはいけないアイテムを紹介します。普段のお手入れで使っていないか、今後掃除する際の参考としても確認してみてください。

アルコール消毒液

家具や手指の消毒などでよく使われているアルコール消毒液ですが、揮発性が高くテレビのコーティングを剥がす可能性があります。一度剥がれてしまうと直すことができないので使わないようにしましょう。

また、窓ガラスを掃除するクリーナーや眼鏡用クリーナーなどもコーティングを剥がす恐れがあるので使用はNGです。研磨剤が入っているクレンザーなども画面を傷つける原因となるので使用は避けましょう。

水拭き・スプレータイプの洗剤

水で濡らした雑巾などでテレビの画面を拭くと細かい糸くずや繊維が残ってしまったり、テレビ裏などにある通風孔に入り込んだりすることがあります。また画面に付いた水滴が蒸発してさらに汚れが目立つ可能性もあります。

スプレータイプの洗剤をテレビに直接吹きかけると水や洗剤が内部に入り込み、故障につながってしまいます。

ティッシュ

テレビ画面に付いた汚れを見つけて、ティッシュペーパーを使ってサッと汚れを拭き取ったりしていませんか? ティッシュは繊維が粗いため、画面が傷つく可能性があります。タオルやウェットティッシュも同様にNGです。

テレビの正しい掃除の手順とコツ

それでは実際にテレビを掃除する方法を見ていきましょう。手元に使っているテレビの取扱説明書がある場合は、事前に注意事項なども確認してみてください。

準備するもの

テレビを掃除するときに必要なものは以下の通りです。画面を拭くための布はできるだけ柔らかく化学薬品を使っていない素材のものを選ぶようにしましょう。

  • クリーニングクロスまたはマイクロファイバークロス
  • ハンディモップ

正しい掃除の手順

  • テレビの主電源を切る、コンセントから電源プラグを抜く
    お手入れを始める前に安全のため必ず電源を切るようにしましょう。また電源を消すことで汚れも見えやすくなります。
  • 表面に付いたほこりをとる
    ほこりが付いたまま布で拭くと画面が傷つく恐れがあります。あらかじめハンディモップで画面やテレビの裏側・背面に付いたほこりを払いましょう。
  • テレビの端子を抜く
    全体のほこりを取ったあとにテレビから端子を抜きましょう。
  • 画面をきれいにする
    クリーニングクロスでテレビの画面やフレームを丁寧に拭いていきます。ゴシゴシとこすると傷ついてしまうので優しく拭くようにしましょう。
  • 指紋や手の脂などの汚れを落とす
    クリーニングクロスと水で100倍まで薄めた中性洗剤を使って汚れを拭きます。テレビの中に水が入ると故障の原因になるので、クロスは固く絞って水分が残らないようにしましょう。
  • 端子やケーブルの汚れを拭く
    端子やケーブルに付着したほこりやゴミなどもクリーニングクロスを使ってきれいに落としましょう。

ここまでが掃除の手順です。すべて終わったらケーブルや端子、電源プラグを元通り差し込みます。頑固な汚れがある場合は液晶用のクリーナーも試してみてください。

液晶画面に付いた汚れにはキッチンペーパーもおすすめ

テレビの掃除にはクリーニングクロスやマイクロファイバークロスが適していますが、持っていない方も多いのではないでしょうか。そんな時は代用品としてキッチンペーパーもおすすめです。調理でも揚げ物の油を落とすときに使うため、油汚れや手の皮脂をよく吸い取ってくれます。ティッシュやタオルと違い素材が柔らかいので画面が傷つくのも抑えられます。

掃除の方法は、折りたたんだ状態で軽く濡らして絞ったキッチンペーパーで一度汚れを拭いてから、仕上げに乾いたキッチンペーパーで同じ場所を拭くだけです。

リモコンやテレビ台もついでに掃除しよう!

せっかくテレビを掃除してもテレビ台にほこりが付いていると、そのほこりが舞い上がって画面に付着するかもしれません。テレビを掃除したら一緒に付属品であるリモコンやテレビ台も掃除するようにしましょう。

<リモコン>

リモコンは小さいボタンが複数あって掃除が面倒と思われるかもしれません。綿棒やスポンジを使えば簡単にほこりを取り除けるので、少し湿らせたスポンジや綿棒で拭いてから最後にタオルなどで汚れや水分を拭き取れば掃除は完了です。

<テレビ台>

テレビと同じように全体のほこりを取ってからタオルや雑巾で拭き上げます。汚れを落としたあとはサッと乾拭きして終わりです。

普段から小まめに掃除を。テレビをきれいに保つコツ

テレビ掃除のコツは以上です。ここからはなるべく掃除の回数や手間を減らすためにやっておきたい汚れやほこり防止の対策について紹介します。

静電気の発生を防止するなら柔軟剤

洗濯の時に使う柔軟剤には静電気の発生を防止する効果があります。その効果を利用してテレビをお手入れすることでほこりの付着を抑えることができます。

テレビを掃除したあとに、クリーニングクロスと水で10倍に薄めた柔軟剤を使ってテレビ全体を拭いていきます。ほかにも静電気を除去するハンディモップなどもあるのでうまく活用してみましょう。

液晶画面にカバーを付ける

キッチンの横など部屋の間取り上、テレビに汚れが付きやすい配置になってしまう場合は、カバーなどを使って液晶画面に直接汚れが飛ばないようにしてみましょう。

配線を整理して見た目をきれいに

テレビに接続している機器や周辺に物が多いと、それだけで汚く見えてしまいます。物が散らからないよう片付けたり、ケーブルをまとめたりすることを心がけましょう。

見た目がきれいになるだけではなく、ほこりや熱が溜まらないことで火災の原因をなくすことができます。

汚れが気になったら? 掃除と汚れ予防の習慣を身に付けよう

テレビ周りの掃除のポイントを押さえることで、毎日使うテレビをいつも清潔に保つことができます。きれいな画面で映像を見るよう、月に1回程度は掃除するようにしてみてください。
これから一人暮らしを始める方も、テレビを購入する前にお手入れの方法を知っておくと、誤った使い方をしてテレビを壊さず長持ちさせることができます。

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