空調・季節家電

オイルヒーターの魅力とは? 気になる効果や電気代、節約方法を徹底解説

オイルヒーターは無騒音で動作し、就寝時や集中が必要な場所での使用に最適な暖房器具です。オイルを熱して放射熱を発するため、部屋全体に暖かさを伝えられ、広い範囲を暖めることができます。

オイルヒーターは消費電力の高さが気になるところですが、正しい節約方法を実践すれば電気代をある程度まで抑えることは可能です。今回は、オイルヒーターの魅力や仕組み、電気代、節約方法を解説していきます。

人気のオイルヒーターとは? 仕組みや特徴を紹介

オイルヒーターはまず電気の力で本体タンク内にあるオイルを暖め、そのオイルが循環することでオイルヒーターのパネル部分が暖まります。さらにそこから熱が部屋全体に広がっていく仕組みです。

このように複数のステップを経由するため、暖かさを感じるまでタイムラグがありますが、ファンを使って直接温風を拡散するほかの暖房器具と違って「温度ムラ」が生じにくい長所があります。

また、安全性や静音性などの特徴に加えて、デザインも洗練されており、インテリアに馴染みやすい暖房器具です。高い性能と使いやすさが人気を集めています。

オイルを使わない「オイルレスヒーター」もおすすめ

オイルヒーターは部屋全体が暖かくなるのに時間がかかるという欠点がありますが、「オイルレスヒーター」はコイルやセラミックなどの発熱体を使用しているので、電源を入れてすぐに暖かさを感じることができます。

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オイルヒーターの電気代は高い? 消費電力は?

オイルヒーター「電気代が高い」というイメージが強いですが、実際のところどうなのでしょうか?

ほかの暖房器具とも比べながら見ていきましょう。

他の暖房器具との電気代の比較(エアコン・ストーブ・ホットカーペット・こたつ)

エアコン

冷暖房機能を持っており、効率的な暖房が可能ですが、電気代は比較的高くなる傾向があります。

電気代の目安は1時間あたり20~30円程度です。

電気ストーブ

即時の暖房効果がありますが、電気代は他の暖房器具と比較して高い場合があります。

電気代の目安は1時間あたり10~25円程度です。エアコンより安く見えますがごく限られた範囲内しか暖められないため、部屋全体を暖める用途には向きません。

石油ストーブ

石油ストーブは小さなスペースを重点的に暖めることができますが、エネルギーの一部は無駄に放出されます。

また、電気代はほぼかからない一方、灯油代が別途必要です。

ホットカーペット

ホットカーペットは床を暖めるため、効率的な暖房効果があります。電気代は比較的低く抑えられます。

電気代の目安は1時間あたり5円以下(1畳)ですが、面積が広くなるほど高くなり、運転モードによっても変わってきます。

こたつ

こたつは低い温度で内部の限られた空間を暖めるため、電気代は比較的低くなります。

電気代の目安は1時間あたり3~10円程度と安めですが、部屋全体を温めることはできません。

オイルヒーター

オイルヒーターは効率的な運転と余熱による長時間の保温効果により、いくらかは省エネ効果が見込めます。

しかし稼働時の電気代の目安は10~40円程度と、他の暖房器具に比べて高い数字になっています。

オイルヒーターのメリット

オイルヒーターは電気代が高めになる傾向はありますが、使い勝手と安全性に優れています。部屋全体を均等に暖めたい場合や、静かな運転音が重要な場合におすすめです。

簡単にお手入れ・メンテナンスできる

オイルヒーターのオイルは密閉されたタンクに収納されているため、交換などのメンテナンスが必要ありません。パネルなどの本体部分は汚れる場合があるので、そこのみ定期的に掃除しておけばよいでしょう。

ムラなく均一に部屋を暖められる

オイルは熱を効率的に吸収し、長時間にわたって放熱する特性があります。その結果、オイルヒーターは部屋全体にムラなく暖かさを広げてくれます。

空気が乾燥しにくい

オイルヒーターはオイルを加熱して放熱するため、湿度の低下を抑える効果があります。暖房と同時に適度な湿度を維持することができ、乾燥からくる不快感を軽減します。乾燥しやすい季節や乾燥でも快適に過ごせるでしょう。

安全性が高い

難燃性のオイルを熱源として使用しており、燃焼やガス漏れの心配がありません。電力を利用した安定した暖房方法であり、安全面に優れていると言えます。安全性の高さは、オイルヒーターを選ぶ際の重要なポイントです。

部屋の空気が汚れにくい

オイルヒーターは燃焼物が発生しないので部屋に不快な臭いが広がることなく、清潔で快適な環境を維持することができます。特にアレルギーを持っている人や空気品質に敏感な人にとってはおすすめです。

静音性が高い

オイルヒーターは内部で熱交換が行われるため、運転中に騒音を発生しにくい暖房器具です。静かな運転音と効果的な暖房能力を備えており、快適さと静寂を両立させることができます。

オイルヒーターのデメリット

オイルヒーターは部屋を十分に暖めるまでに時間がかかる場合があり、使用時間や温度制御に注意しながら使用する必要があります。デメリットを考慮しながら使用しましょう。

暖かくなるのに時間がかかる

先にも紹介したとおりオイルヒーターは内部にオイルを充填しており、そのオイルが加熱されて暖気を発生させます。オイルの加熱には時間がかかるため、暖かくなるまでには通常数分から数十分かかる場合があります。

本体が大きいので場所をとる

オイルヒーターは一般的に大型のボディを持っており、他の暖房器具に比べて目立ちます。設置するにはある程度のスペースを確保する必要があります。

オイルヒーターの電気代を節約しながら効率的に使うコツ

オイルヒーターを使用する際は、必要な時間帯や状況に応じて使用しましょう。タイマー機能や、他の暖房器具との組み合わせや使用する部屋を限定することで、ある程度まで電気代を抑えることが可能です。

窓際や入口に置く

窓際や入口にオイルヒーターを置くことで、外気からの冷気やドアの開閉による冷気の侵入を抑えられます。部屋内の温度を一定に保つことができ、暖房効果を最大限に引き出せるでしょう。

密閉された空間で使う

密閉された空間では、暖気が逃げることなく部屋内に滞留しやすくなります。部屋のドアや窓を閉め、隙間を塞いで冷気の侵入を最小限に抑えましょう。特に小さな部屋や個室、閉め切った場所などは、オイルヒーターの暖気を効果的に保持するのに適しています。暖房効果を得ながら電気代を節約することができます。

省エネモードやエコモード、タイマーを活用する

省エネモードやエコモードは、オイルヒーターが自動的に運転を調整する機能です。通常の運転モードよりも電力消費を抑え、効率的な暖房を実現します。

設定温度を低くする

暖房効果を維持しながら電気代を削減するためには、必要最低限の設定温度に抑えることがポイントです。室内の快適な温度は個人の好みや季節によって異なるため、適切な設定温度を見つけましょう。

詳しくはコチラ

今冬はオイルヒーターのレンタルでお部屋を暖かく快適に

オイルヒーターはオイルを熱し、その熱を放射して部屋を暖めるため、ムラなく均一な暖かさが得られます。暖まるまで時間がかかる欠点はありますが、静音性や安全性にも優れ、正しく使うことで生活を快適にしてくれるでしょう。

オイルヒーターは操作が簡単でお手入れも容易です。さらにレンタルなら初期費用やメンテナンス代、廃棄費用の心配もありません。手軽に利用できるため、冬季限定での使用にも最適ですよ。

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