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花粉症のメカニズムと時期・天気・時間帯による症状の違い|雨の日も注意が必要?

花粉症のメカニズムと時期・天気・時間帯による症状の違い

花粉症で毎年つらい症状に悩まされている方は、「花粉」という言葉を聞くだけでも鼻がムズムズしてしまいますよね。春先から一気にピークを迎える印象がありますが、花粉症の原因植物は種類が多く、スギだけでなくヒノキやブタクサ、イネ科植物など多岐にわたります。植物の種類によって花粉の飛散時期はさまざまで、体質によっては春に限らず一年中スッキリしないという場合も。

今回は、花粉が飛散しやすい時期や時間帯などの条件と、室内でできる花粉対策についてご紹介します。

花粉症の時期は一年中? 原因となる植物や症状とは

花粉症の原因といえば、まず思い浮かぶのはスギ花粉ではないでしょうか。実際に、国内の花粉症患者のおよそ7割はスギ花粉によって症状が出ており、代表的な原因植物といえます。しかしアレルギーを引き起こす花粉は約60種類も報告されていて、飛散時期にもばらつきがあります。

スギ花粉は毎年2~3月が飛散のピークですが、ヒノキはスギに少し遅れて4月ごろにピークを迎え、春の花粉として有名です。一方、秋の花粉として挙げられるのはブタクサやヨモギといったキク科植物。いずれも8~9月ごろに飛散します。また、イネ科の植物に関してはほぼ1年を通して花粉の飛散があり、中でも5月前後、9月前後は多くなる傾向があります。

症状はいずれも目や鼻に現れることがほとんどで、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどが一般的です。イネ科の植物の花粉は、目や鼻だけでなく皮膚のかゆみを引き起こすこともあります。

花粉の飛散時期を知るには?

代表的な一部の植物について飛散時期のピークをご紹介しましたが、実は花粉の飛散時期は地域によっても差があります。花粉の飛散がピークを迎える前からしっかりと対策を取るためにも、自分が住む地域の正確な情報を知りたいですよね。普段から定期的に花粉情報サイトをチェックしましょう。

日本気象協会などの気象予測サイトでは花粉の情報が掲載されていますので、活用してみてください。

花粉症のメカニズム

花粉症の症状は、花粉をアレルゲンとして引き起こされる免疫反応の表れです。目や鼻の粘膜に付着した花粉によって作られた抗体が、再び侵入した花粉に反応して神経や血管を刺激し、くしゃみや鼻水といったアレルギー反応が起こります。

身体が花粉のことを異物ととらえて、免疫機能が過剰に反応してしまうのです。

花粉の飛散量が多くなる日や時間帯は?

花粉が多く飛ぶ日や天気の条件

良く晴れて気温が高い日は、花粉も多く飛ぶイメージがありますね。しかし晴れた日以外にも、空気が乾燥して風が強い日や、雨の日の翌日なども飛散量が多くなります。

空気が湿っていたり、雨が降っていたりすれば花粉は飛びにくいですが、そのようなジメジメとした天気の後にカラッと晴れに変わると、それまで飛ばなかった花粉が一気に飛ぶため飛散量が多くなってしまいます。

花粉が多く飛ぶ時間帯

1日のうち、花粉が多く飛ぶ時間帯は2回あります。1回目のピークは午前中~昼前後。早朝に植物から放出された花粉が都市部に運ばれ、昼前後までに一部が落下してきます。

午後はいったん落ち着きますが、夕方の日没頃に気温が低くなるタイミングが2回目のピーク。気温が下がることで空気の対流が起こり、上空を漂っていた花粉が落ちたり、地表付近にいた花粉が舞い上がったりします。このピークの時間帯を意識し、対策を取って外出したいですね。

帰宅時の花粉侵入にも注意

屋外は仕方ないにしても、部屋の中にまで花粉が侵入してしまうのは避けたいものですね。外からの帰宅時に、部屋に花粉を持ち込んでしまわないよう注意しましょう。玄関先で衣服の花粉を払い落とすなどの持ち込まない工夫と、侵入した花粉を取り除くためのこまめな掃除などの対策が必要です。

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室内でできる花粉対策のおすすめ

室内での花粉対策の基本は、外から花粉を持ち込まないこと。室内で花粉が舞わないような工夫をして過ごしましょう。おすすめの対策法をいくつかご紹介します。

換気をする

部屋の換気は大切ですが、大きく開けた窓からは大量の花粉が侵入します。花粉が気になる時期は換気する時間帯にも注意しましょう。

日中は花粉の飛散が盛んになるので、早朝や夜間に行うのがおすすめ。また、窓は全開にせずに10cmほどの幅にとどめておき、網戸やレースのカーテンをしっかりと閉めましょう。カーテンの洗濯もこまめにできると、さらに良いですね。

部屋の中を掃除する

花粉を外から持ち込まない意識を持っていても、室内への侵入をゼロにはできません。室内に入った花粉は人の動きによって舞い上がり、吸い込んでしまうことで症状を引き起こすため、こまめな掃除が必要です。

掃除機をかけると排気口から花粉が舞ってしまうので、まずは濡れ雑巾や床用ウエットシートなどで床の拭き掃除をするのが最適。ソファやトイレマット、バスマットなどのお手入れも忘れずに行いましょう。

洗濯物は部屋干しする

濡れた洗濯物には花粉が付着しやすく、外干しすると取り込んだ洗濯物と一緒に大量の花粉を部屋に入れてしまうことになります。花粉の時期は洗濯物を室内に干すことを検討するのも良いでしょう。

空気清浄機を使う

空気清浄機を利用すれば、フィルターによって空気中を舞う花粉が取り除かれ、室内の花粉を減らすことができます。花粉が侵入しやすい玄関スペースに設置すれば、さらに効果的ですよ。ただし、床に落ちた花粉まで吸い上げる力はないため、床掃除は怠らないように気を付けなければなりません。

加湿器を使う

加湿器によって部屋の湿度が上がると、空気中の花粉が水分を含んで重くなり、床に落ちます。床に落ちることで吸い込みにくくなり、拭き掃除で簡単に取り除くことができるので嬉しいですね。

加湿には、のどや鼻の防御機能を高める効果もあるので、花粉が体内に入りにくくなり一石二鳥です。

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雨の日は翌日の花粉対策をしっかりしておこう!

マスクをする女性

1年を通して飛散し続ける花粉。花粉症の症状が出ないようにするには、なるべく花粉に触れないように生活することが大切です。花粉との接触をゼロにするのはなかなか難しいですが、雨の日の翌日は特に外出の時間帯に気を付けるなど、対策を取りましょう。

帰宅時や換気、洗濯の際も少しの注意で花粉の侵入を減らすことができるので、今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。

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