空調・季節家電

サーキュレーターと扇風機、買うならどっちがおすすめ? 機能の違いや兼用できる一体型モデルを紹介

サーキュレーターと扇風機は、用途が異なる家電製品です。どちらか1台だけで兼用する方法もありますが、利用目的に合っていないと使いづらかったり効果が落ちたりする場合があり注意が必要です。

この記事ではサーキュレーターと扇風機、どちらがいいか迷っている人のために、両者の機能の違い、選び方、兼用モデルなどを紹介します。ぜひ参考にしてください。

扇風機とサーキュレーターの違い

扇風機とサーキュレーターは、両方とも「風を送り出す」家電という点では同じですが、その使用目的が異なります。扇風機の役割は、人に直接風を当てて涼しく感じさせること、サーキュレーターの役割は、部屋の空気を循環させたり換気を促したりすることです。それぞれの用途に合わせて、風の性質も求められる機能も違います。

機能や使用目的の違い

扇風機は、人に風を当てて涼をとることが目的なので、広範囲に心地よい風が届くように設計されています。サーキュレーターと比べると羽根は大きく、本体も高さがある場合が多いでしょう。

一方のサーキュレーターは、室内の空気を撹拌するために、直線的で遠くまで届く風を生み出します。そのため扇風機より羽根や本体のサイズが小さい傾向があります。

両者とも、ほとんどの機種に首振り機能がついていますが、扇風機は左右首振りだけのタイプが主流です。サーキュレーターは、左右に加えて上下首振りも可能な機種が豊富に揃います。

電気代の違い

扇風機とサーキュレーターで、電気代はあまり違いません。両方とも消費電力はそれほど高くなく、最大でも40ワット程度です。電気代に換算すると1時間あたり約1円です。

たとえ1日8時間つけたとしても1ヶ月あたり240円程度なので、電気代を不安に感じるほどではないでしょう。少しでも節電を求めるなら、消費電力が低いDCモーター搭載のモデルがおすすめです。

それぞれを代用することは可能?

扇風機とサーキュレーターは使用目的が異なるとはいえ、どちらかで済ませたい場合もあるでしょう。1台だけで兼用できれば購入費用を抑えられたり、部屋が広く使えたり、メンテナンスの手間が省けたりといったメリットもあります。

サーキュレーターを扇風機の代わりに使う場合は、強い風が体の一箇所に長時間当たって冷えないように注意してください。風量を弱くして、首振り機能を使うのがおすすめです。

扇風機はサーキュレーターと比べて風の勢いは弱いですが、首振りで送風し、空気を循環させることはできます。サーキュレーターよりも空気攪拌の効率は落ちるので、あくまで代用品として使いましょう。

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扇風機とサーキュレーター、どちらがおすすめ?

扇風機とサーキュレーター、1台だけ購入するなら、どちらを選ぶのが最適かは人によって異なります。使用する目的や環境、ライフスタイルを考慮して決めることが大切です。

  • 扇風機がおすすめの場合
    エアコンをあまり使わない
    就寝時に使いたい

エアコンの冷房をあまり使わない人は、優しい風で快適に涼をとれる扇風機がおすすめです。また、風の強いサーキュレーターは運転音が大きい場合があるので、寝るときに使いたいなら扇風機にしましょう。

  • サーキュレーターがおすすめの場合
    エアコンの冷暖房効率を上げたい
    部屋干しの洗濯物を乾かしたい
    一人暮らし

エアコンをよく使う人は、室内の温度ムラを均一にしてエアコンの運転効率アップが期待できるサーキュレーターを選びましょう。また、部屋干し派ならサーキュレーターが洗濯物の乾燥に役立ちます。一人暮らしで部屋や収納が狭い場合も、コンパクトで場所をとりにくいサーキュレーターが向いています。

最近では扇風機とサーキュレーターを兼用できる一体型もある

どちらがいいか決められない場合は、扇風機とサーキュレーターの一体型を選ぶのもおすすめです。風量調整や首振りの方向・角度など、自分のニーズを満たしているか、事前によく確認しましょう。

サーキュレーターとして風の強さは維持したまま、扇風機のように体にふんわり優しく当たる風を実現した高機能モデルも販売されています。1台だけ購入するなら、快適・便利に使えるモデルに投資してもいいですね。

サーキュレーターの選び方

サーキュレーターを選ぶときに、チェックしておきたいポイントを紹介します。

  • 適用畳数
  • 風力(到達距離)
  • 静音性
  • 機能性(首振り・手入れ・リモコン・タイマー)

効率よく空気を循環させるには、使う部屋の広さにあっているかどうかが大切です。羽根や本体の大きさで判断せずに、カタログに記載された適用畳数を確認しましょう。

風力は、到達距離が目安になります。より遠くまで届く方が風力は強いといえます。生活空間や夜間に使いたいなら静音性も大切です。静音モードの付いたモデルや、静音性の高いDCモーター搭載モデルを選びましょう。

そのほかの機能面も、機種によって異なります。首振り機能は方向や角度に加えて、使い勝手を左右する自動か手動かも要チェックです。また、分解して手入れができるかどうか、リモコンやタイマーがついているかどうかも必要に応じて確認しましょう。

扇風機・サーキュレーターの人気メーカー

扇風機・サーキュレーターはたくさん出回っているので、どれを選べばいいか迷ってしまうこともあるでしょう。以下に挙げる人気メーカーの中から選ぶのもおすすめですよ。

「アイリスオーヤマ」の製品はパワフルな風量が特徴です。扇風機やサーキュレーターの製造・販売実績が豊富なので、安心して購入できます。

収納用品から家電まで手掛ける「山善」も、サーキュレーターを製造・販売しています。ラインナップも豊富なので、きっと最適なモデルが見つかるでしょう。

家具・インテリアメーカー「タンスのゲン」のサーキュレーターは、おしゃれなデザインが魅力。インテリア性にこだわる人におすすめです。

詳しくはコチラ

扇風機・サーキュレーター一体型のおすすめモデル

扇風機とサーキュレーター、1台で兼用させたい人には嬉しい一体型モデルを紹介します。

アイリスオーヤマ|コンパクトサーキュレーター扇風機 KSF-DC151TC

ポールの付け外しで、2段階の高さに調整可能なサーキュレーター扇風機です。直線的で強い風と、上下左右自動首振り機能付きで、サーキュレーターとしても機能的。収納時も場所を取らないコンパクト設計ですが、適用畳数は24畳と広めなのもうれしいですね。

山善|ミニリビングサーキュレーター YLS-18

支柱を付けると扇風機、外すとサーキュレーターとして使えます。上下左右自動首振りに加えて、リモコンもついているので使い勝手は抜群です。シンプルなデザインで、どんなお部屋にも馴染みます。

タンスのゲン|サーキュレーターファン

サーキュレーターに扇風機の機能をプラスした、2Way使用。羽根が7枚もあることで、扇風機としてやわらかい風を実現しています。左右首振りは自動、上下の角度と背の高さは手動で調整できます。カラーは、ブラウン・グレー・ベージュの優しい雰囲気の3色から選べます。

両方の機能を使える一体型モデルでお部屋を快適に

扇風機とサーキュレーターは、見た目は似ていますが機能や用途が異なる家電です。サーキュレーターを扇風機のように使って1台で済ませることも可能ですが、最初から兼用を前提に作られた一体型のモデルを選べば、より快適に使えるでしょう。ライフスタイルや室内環境、利用目的に合わせて選んでくださいね。

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