赤ちゃん抱っこしてお出かけしたり、赤ちゃんをあやしながら家事をしたりするときに、あると便利なアイテムが「抱っこ紐」です。抱っこ紐は機能も使用期間もさまざまなものが販売されているため、どんなものを買ったら良いのか迷ってしまう方も少なくないでしょう。
今回は抱っこ紐の選び方のポイント、おすすめ製品を紹介します。
抱っこ紐を使う時期
抱っこ紐を使い始める時期は生後1ヶ月頃からの人が多く、卒業する時期は1歳~1歳半頃が最も多いようです。
抱っこ紐の使用期間は、一般的に首すわり後の4ヶ月頃から使えるものと、生まれてすぐの新生児期から使えるものがあります。また、ほとんどが36ヶ月頃まで使用でき、なかには48ヶ月頃まで使えるタイプもあります。
抱っこ紐の選び方
抱っこ紐には主に「キャリータイプ」と「スリングタイプ」の2種類があります。
キャリータイプはベルトなどでしっかり固定し、縦抱き・横抱きからおんぶまで幅広い抱き方に対応した抱っこ紐で、安定感があり長期間使えます。スリングタイプは赤ちゃんを布で包んで横抱きする簡易的な抱っこ紐で、装着するのが簡単、かさばらず持ち運びに便利なのが特徴です。
まずは上記2種類からどちらにするかを検討し、さらに対象月齢や使いやすさ、素材、安全性に注目して選びます。以下に、選ぶ際にチェックしておきたいポイントを4つ紹介します。
対象月齢で選ぶ
抱っこ紐には製品ごとに対象月齢が設定されています。生後何ヶ月から使用するのかによって、選ぶ抱っこ紐が変わってきます。新生児期から生後半年くらいまでの赤ちゃん専用のものや、首がすわる3ヶ月頃から使用できるものがあります。
赤ちゃんの成長や用途に応じて複数の抱っこ紐を使い分けるのもいいですが、ひとつで何通りもの抱き方に対応している製品もあります。対面抱っこ、前向き抱っこ、おんぶなど何通りにも使えるキャリータイプの抱っこ紐を選べば、長く使い続けることができるでしょう。
着脱のしやすさで選ぶ
抱っこ紐は、1日に何度も着脱することがあります。できるだけ着脱のしやすいものを選ぶと良いでしょう。
バックルが前面にある抱っこ紐は、赤ちゃんの乗せ下ろしがしやすくて着脱がスムーズです。また、たすき掛けで装着できるスリングタイプや、腰がすわる生後6ヶ月以降はヒップシート(ママパパの腰に巻いたシートに座らせて抱っこするタイプ)も装着が簡単にできるのでおすすめです。
メッシュなど素材で選ぶ
赤ちゃんは汗っかきなうえ、抱っこの状態は体が密着するので体温が上がりやすくなってしまいます。
そのため抱っこ紐は、通気性の良いメッシュ素材のものを選ぶと赤ちゃんが快適です。メッシュ素材なら洗濯してもすぐに乾くので、いつでも清潔を保ちやすいでしょう。
安全性を確認しよう
赤ちゃんが転倒したり窒息したりすることのないように、抱っこ紐は安全に使えるものを選びたいですね。
日本の安全基準を満たしている製品には「SGマーク」がついています。SG基準は、一般財団法人製品安全協会によってさまざまな安全基準が定められているので、抱っこ紐を選ぶ際には「SGマーク」がついているかチェックしましょう。
また、抱っこ紐は体にピッタリとフィットする製品を選ぶのがおすすめです。親子の体がしっかり密着することで安全性が高まります。
人気抱っこ紐おすすめランキング
ここからは抱っこ紐のおすすめ製品を紹介していきます。
1位: Aprica(アップリカ) | コアラ ウルトラメッシュ EX
使用期間 | 新生児(0ヶ月)~36ヶ月(体重15kg )まで |
サイズ | 本体(背あての幅)288mm×(背当ての長さ)496~575mm 腰ベルトサイズ64cm~120cm |
素材 | 表地: ポリエステル100% 裏地: ポリエステル100% |
安全基準 | SG認証 |
対応抱っこ | 横抱っこ・縦抱っこ・前向き抱っこ・おんぶ |
新生児から36ヶ月(15kg)まで長い期間使える、腰ベルトタイプの抱っこ紐です。抱っこ紐を装着してから赤ちゃんを入れるので、サッと抱っこすることができます。新生児におすすめのママうで抱っこ(横抱っこ)は、自然な抱っこに近い角度で抱っこでき、首すわり前の赤ちゃんも安心です。
本体は通気性抜群のメッシュ素材で夏でも蒸れにくく、洗濯機で洗えるのでいつでも清潔に使えます。
2位: BabyBjorn(ベビービョルン) | ベビーキャリア HARMONY
使用期間 | 新生児(身長53cm・体重3.2kg)~36ヶ月(体重15kg )まで 対面抱っこ: 0ヶ月~約24ヶ月 前向き抱っこ: 5ヶ月~約15ヶ月 おんぶ: 12ヶ月~約36ヶ月 |
サイズ | ベルト幅約7cm、ヒップサイズ約67~160cm、約892g |
素材 | 本体: ポリエステル100% ヘッドサポート内側: ポリエステル80%、綿16%、エラスチン4% レッグ用ファスナーカバー: 綿100% |
安全基準 | SG認証 |
対応抱っこ | 対面抱っこ、前向き抱っこ、おんぶ |
ベビービョルンの最上級モデルの抱っこ紐。赤ちゃんの首すわり前は座面をハイポジションに、首すわり後はローポジションにして対面抱っこできるほか、前向き抱っこ、おんぶもできる4WAY仕様です。
本体は全て3Dメッシュ構造なので、通気性抜群。熱がこもりにくく、汗っかきの赤ちゃんも快適に過ごせます。片手でバックルを接続できるため、もう片方の手で赤ちゃんを支えながら安全に着脱ができます。
3位: BabyBjorn(ベビービョルン) | ベビーキャリア MINI
使用期間 | 新生児(身長53cm・体重3.2kg)~12ヶ月(身長100cm・体重11kg )まで 対面抱っこ: 0ヶ月~約12ヶ月 前向き抱っこ: 5ヶ月~約12ヶ月 |
サイズ | ベルト幅約6cm、ヒップサイズ約55~120cm、約500g |
素材 | 本体: コットン100% 3Dメッシュ(Air): ポリエステル100% 3Dジャージ: ポリエステル80%、綿16%、エラスチン4% |
安全基準 | SG認証 |
対応抱っこ | 対面抱っこ、前向き抱っこ |
ファースト抱っこ紐としてピッタリで、新生児から12ヶ月までの赤ちゃんに対応。軽くて使いやすい抱っこ紐です。対面抱っこと前向き抱っこの2種類に対応しています。
ショルダーベルトと本体が別々になっているので、立ったままで赤ちゃんを抱き入れられます。また、眠ってしまった赤ちゃんを起こすことなく降ろせるのも嬉しいポイントです。
こちらの製品もバックルが片手で簡単に着脱できるので、もう片方の手がフリーになって便利です。素材は「コットン」「3Dジャージ」「3Dメッシュ」の3種類から選べます。
4位: ERGOBABY(エルゴベビー) | オムニ ブリーズ
使用期間 | 新生児(体重3.2kg)~4歳頃(体重20.4kg ) 対面抱き: 0ヶ月~48ヶ月(体重20.4kg) 前向き抱き: 5ヶ月~24ヶ月(体重13kg) 腰抱き: 6ヶ月~48ヶ月(体重20.4kg) おんぶ: 6ヶ月~48ヶ月(体重20.4kg) |
サイズ | 腰回り約60cm~132cmまで |
素材 | ポリエステル100% |
安全基準 | SG認証 |
対応抱っこ | 対面抱っこ、前向き抱っこ、腰抱き、おんぶ |
エルゴベビーの最上級モデル「オムニ ブリーズ」は、SoftFlexメッシュを採用し、通気性が抜群の抱っこ紐です。対応する抱っこの種類は対面抱っこ、前向き抱っこ、腰抱き、おんぶと多彩。新生児期から4歳頃まで長く使えます。
体にフィットするスリムなデザインで、ママパパの肩・腰への負担を軽減してくれます。さらに、スマホなどをしまっておくのに便利なサイドポケットや、持ち運びに便利なミニポーチなど嬉しい機能もついています。
抱っこで親子の時間を楽しもう
赤ちゃんの成長は早く、抱っこができる期間はあっという間に過ぎ去ってしまうものです。お出かけの時に便利な抱っこ紐ですが、寝かしつけや家事をするときにも、抱っこ紐があれば赤ちゃんとスキンシップをとりながら見守れます。
赤ちゃんから目を離すことなく上の兄弟姉妹のお世話ができるので、2人目育児のママにとっても必需品とも言えるのではないでしょうか。抱っこ紐を使うことでママやパパの負担が軽減されるだけでなく、赤ちゃん自身も安心できるでしょう。
抱っこの時期はすぐに過ぎ去ってしまいます。自分に適した使いやすい抱っこ紐を見つけて、今しかできない抱っこを楽しみながら、赤ちゃんとのコミュニケーションを取れるといいですね。