チャイルドシート

簡単装着で取り付けミスを防ぐ ISOFIX(アイソフィックス)対応チャイルドシートのメリットや選び方

簡単装着で取り付けミスを防ぐISOFIX(アイソフィックス)対応チャイルドシートについて解説

出産後に備えてチャイルドシートを選んでいるときに、ISOFIX(アイソフィックス)という言葉を目にしたことはありませんか? チャイルドシートは従来、車のシートベルトを使って固定する方法でしたが、取り付けミスも多く、安全性が問題となっていました。

そこで開発されたのが、簡単に装着できてミスも少ない、ISOFIX(アイソフィックス)固定方式です。本記事ではISOFIX(アイソフィックス)について、そのメリットや種類、対応しているチャイルドシートの選び方を紹介します。

国際標準規格、ISOFIX(アイソフィックス)とは?

ISOFIXとは、チャイルドシートの固定方式について定められた国際標準規格のことです。チャイルドシートと車をシートベルトで固定するのではなく、専用器具で連結する方法で簡単で安全な取り付けができます。

これまで使われていたのは、シートベルトを使ってチャイルドシートを車に取り付ける方法で、装着が難しくチャイルドシートの間違った取り付けが多いという指摘がありました。また実際に、チャイルドシートの間違った取り付けによる事故も発生しています。そのため、2006年から日本でもISOFIXが国際標準基準として採用され、チャイルドシートの安全性が高まりました。

詳しくはコチラ

ISOFIX(アイソフィックス)対応チャイルドシートのメリットデメリット

ISOFIX対応のチャイルドシートのメリットとデメリットをまとめました。

メリット

ISOFIXのメリットを3つ紹介します。

誰でも簡単にチャイルドシートを装着できる

ISOFIXを使うことで、誰でも簡単にチャイルドシートを装着できます。従来方式のチャイルドシートは、装着方法が難しく取り付けるのに時間がかかりました。ISOFIXならコネクター部分を専用金具に差し込み、奥まで押し込むだけなので、女性1人でも簡単に装着できます。

出産が近づいてから「もうそろそろチャイルドシートを車に設置しよう」と準備する方が多いと思いますが、妊娠後期になるとお腹も大きくなり、取り付けも大変です。ISOFIX(アイソフィックス)なら、手軽にストレスなく取り付けができます。

しっかりと装着できているかを確認しやすい

ISOFIXを使用すると、しっかりと取り付けられているか確認がしやすいです。ISOFIX対応のチャイルドシートは、正しく取り付けされるとインジケーターの色が変わります。目視で取り付けができているか確認できるため安心です。

取り付けミスを防ぎ、安全に固定できる

ISOFIXを使用すれば取り付けミスが起こりにくく、安全です。2018年警察庁・JAFの調査によると、チャイルドシートを使用していても、50%以上の人が取り付けミスをしていました。

取り付けミスのなかでも7割を占めるのは、腰ベルトの締付けが弱いことです。ISOFIXなら、専用金具にカチッとロックされていないと車に取り付けができないため、しっかり固定できていないというミスを防げます。

デメリット

ISOFIXのデメリットを2つ紹介します。

価格が高め

ISOFIXのデメリットは、価格が高いことです。

  • 固定式の相場は 1~3万円
  • ISOFIXの相場は 2~4万円
  • 回転式機能が追加されると +2万円

出産準備には、チャイルドシートのほかにも揃えるものが数多くあり、お金がかかります。固定式のチャイルドシートよりISOFIXのチャイルドシートのほうが高いため、悩まれる方も多いでしょう。

サイズが大きい

ISOFIXは固定式のチャイルドシートより座面部分が少し大きくなります。チャイルドシートは助手席につけるとエアバッグの衝撃が子どもにとって危険なため、後部座席への取り付けが推奨されています。後部座席なら数センチ幅が大きくても問題ない場合が多いですが、心配な方は、店舗やメーカー公式サイトでサイズ感を確認することをおすすめします。

詳しくはコチラ

ISOFIX(アイソフィックス)の固定方法は2種類

ISOFIX補助装備の固定方法は、2種類です。

サポートレッグ方式

サポートレッグ方式は、棒状のサポートレッグを足元に固定するタイプです。チャイルドシートが回転するため、赤ちゃんの乗せおろしにかかる負担が減ります。その反面、チャイルドシートがあることで家族の乗り降りがしづらく、荷物も置きにくいというデメリットがあります。

トップテザー方式

トップテザー方式は、トップテザーベルトを後部座席の後ろにある取り付け金具に固定する方法です。サポートレッグが足元にない分、後部座席を広く利用でき、荷物を置くときや家族の乗り降りの邪魔になりません。

ISOFIX対応チャイルドシートは何歳から使える?

ISOFIX対応チャイルドシートは、新生児から使えます。ISOFIXは、ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートのどの種類にも対応しているため、年齢制限はありません。

ISOFIX(アイソフィックス)対応チャイルドシートを選ぶときのポイント

ISOFIX対応チャイルドシートを選ぶ時のポイントを解説します。

対応車種か確認する

ISOFIX対応車種かどうか確認する方法は2つあります。

  • 自家用車がISOFIX(アイソフィックス)に対応しているか確認する
  • チャイルドシートの取付確認車種リストをみて確認する

まず、自家用車がISOFIXに対応しているか確認します。2012年7月以降に発売されている車にはISOFIX(アイソフィックス)の取り付け金具の装備が義務化されました。それ以前の車でも輸入車や一部の車はISOFIX(アイソフィックス)に対応している場合があるので、確認してみてください。

また、自家用車の取扱説明書や後部座席に対応車種マークがある場合は、ISOFIX対応のチャイルドシートを使用できます。助手席にはマークがないため、後部座席で対応車種マークを探してください。

対象年齢や子どもの体格にあったサイズで選ぶ

チャイルドシートの種類は、年齢や体格に合わせて3種類あります。子どもは日々成長し大きくなるため、成長に応じてフィットするものを選びましょう。

  • ベビーシート → 新生児~1歳頃
  • チャイルドシート → 1歳~4歳頃
  • ジュニアシート → 4歳~10歳頃

より安全な新規格「i-Size(R129)」もチェック

i-Size(R129)とは、ヨーロッパが定めたISOFIX対応チャイルドシートの最新安全基準のことで、今までの安全基準「ECE-R44」をさらに強化しています。

1番の違いは安全性の向上です。旧基準では、正面衝突試験と後部衝突試験のみでしたが、i-Sizeでは側面衝突試験が加わりました。今後は安全基準にi-Size準拠、取り付け方式としてISOFIX対応のチャイルドシートが広まっていくでしょう。

ISOFIX(アイソフィックス)対応チャイルドシートの装着方法

ISOFIX対応チャイルドシートの装着方法を解説します。

  1. サポートレッグを引き出して、チャイルドシートを車両シートへのせる
  2. 左右のコネクターを引き出す
  3. コネクター部分に専用金具を差し込む
  4. カチッと音が鳴るまでしっかり差し込む

装着時の注意点

ISOFIX対応のチャイルドシートを装着する時の注意点を4つ紹介します。

  • チャイルドシートを確実に固定させるためには、チャイルドシートと座席の間やコネクターと専用金具の間に異物がないことを確認してください。
  • チャイルドシートを揺らしてぐらぐらしないか確認しましょう。
  • 装着する時に、チャイルドシートやコネクターとの間に手を挟んで怪我をしないように気をつけてください。
  • チャイルドシートの正面から、チャイルドシートベース部分の奥側を持って揺らし、しっかりと固定されたか確認しましょう。

万が一に備えて、子どもの安全性を第一に選ぼう!

万が一に備えて大切な我が子の安全を第一に考えると、ISOFIX対応チャイルドシートがおすすめです。

最後に記事でお伝えしたポイントをおさらいします。

  • ISOFIXなら取り付けミスを防ぎ、簡単かつ安全に取り付けできる
  • 対応車種を確認してから選びましょう
  • チャイルドシートは、年齢や体格で買い替えが必要

車でのお出かけが少ない場合は使う機会も少なく、あっという間に子どもが大きくなり、買い替えをしたり、保管スペースを気にしたりしなくてはいけません。

チャイルドシートは高価なものなので、本当に必要なのか、レンタルをしたほうがよいのかよく検討しましょう。レンタルサービスを活用すれば、買い替えにかかるコストや管理の手間を減らせて便利です。

\\使う期間が短いからこそ、断然お得なレンタルで//

ベビー用品レンタルはこちらから

レンタルを活用して賢く育児!

-チャイルドシート
-,