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一人暮らしにかかる食費の平均は? 自炊派・外食派それぞれの節約テクニックを解説

2021年11月26日

一人暮らしの食費平均と自炊・外食別の節約テクニック

一人暮らしをしている方で、毎月の食費がどれくらいかかっているかをしっかり把握している方は少ないのではないでしょうか。月末になるとお金が足りなくなったり、実は食費が原因で家計を圧迫している可能性があります。

一人暮らしの食費平均額と自分が毎月払っている食費を知ることで、普段お金を使いすぎていないか確認することができます。食費が平均よりも高い方は日々のお金の使い方を見直して無理のない節約を続けていきましょう。

本記事では1ヶ月の平均食費や食費を安くする節約術を自炊・外食の両方で徹底解説します。

食費とは

食費には何が含まれるのか、人によって考え方は違います。総務省統計局の調査によると、肉や野菜、魚などの食材以外に、お弁当、飲料、外食にかかるお金も食費に分類されています。

一人暮らしでかかる1ヶ月の食費はいくら?

それでは一人暮らしをすると毎月どれくらいの食費がかかるのでしょうか。総務省統計局が発表した2020年8月の家計調査によると、仕事をしている方が一人暮らしで払っている食費は約44,348円です。その内訳は以下の通りです。

外食費 17,012円
調理食品(弁当・冷凍食品) 7,731円
飲料 3,805円
菓子類 2,884円
その他 12,916円

数値を見ると、外食のほうが自炊より多くお金をかけていることがわかります。

男女、勤労・非勤労別の食費平均

それでは男女別、また働いている方と働いていない方の食費を紹介します。同調査結果によれば、働いているかどうかで食費にも違いがあります。

勤労 男性48,912円 女性38,393円
非勤労 男性44,466円 女性36,729円

男性・女性どちらも勤労者のほうが食費が高い傾向にあります。仕事が忙しく外食や弁当での食事が多い、付き合いでの交際費が増えるなどの理由が考えられます。しかしながら食費の多くを占める外食費や食材にかかるお金を見直すことで1~2万円程度のお金を節約することができます。

理想の食費は収入の15%

それでは食費はどれくらいが理想なのでしょうか。基本的には社会人が得る手取り月収の15%が食費の目安とされています。以下のように手取りが15万円だと、食費は22,500円が理想です。

給料(手取り) 1ヶ月の食費 1週間の食費 1日の食費
15万円 22,500円 5,250円 750円
20万円 30,000円 7,000円 1,000円
25万円 37,500円 8,750円 1,250円
30万円 45,000円 10,500円 1,500円

先ほど紹介した食費の平均と比べると少なく感じる方も多いのではないでしょうか。あくまで目安ですが、自分の収入に合わせた食費になっているか確認して節約を意識することが大切です。

食費を節約したいなら外食より自炊?

食費を節約するなら自炊をすることが一般的ですが、一人暮らしの場合はそうでない場合もあります。毎食分の食材を買うことで費用がかさんでしまい、結果的には外食とさほど変わらないお金を使ってしまうこともあるためです。

ただし、お弁当や作り置きなどの工夫や無駄のない食材の買い物をすることで、これまで外食に充てていた食費を大幅に抑えることもできるのが自炊のメリットでもあります。また外食の多い人が陥りやすい、栄養バランスの偏りや野菜不足も解消できます。

時間や手間を考えるなら外食

単に食費を安くするという意味では自炊のほうが効果は大きいですが、時間や手間のことを考えると外食も必要です。特に仕事で忙しい方や料理が苦手な方にとってはそれだけでストレスが溜まってしまうものです。無理のない範囲で自炊を行いながら、外食も利用するなど、継続的に食費を節約することを心がけましょう。

節約する前に準備すべきポイント

食費を節約する前に、まずはこれまでかかっていた食費を知り、目標を立てることが重要です。

毎月かかる食費を決める

食費が高くなる原因の多くは、予算を決めずに買い物をすることと、使った食費がいくらかを把握していないことです。毎月いくらまで食費に使う、というように上限を決めておきましょう。さらにそれを1週間ごとに分ければ、メニューを考えたり食材を選んだりするときに便利です。

また、買い物したときのレシートもしっかりと保管して1ヶ月に使った食費の合計金額を確認できるようにしておくことが大切です。予算を決めて無駄使いをなくし、毎月の食費を管理する習慣をつけるようにしましょう。

過去の食費から毎月かかるお金を考える

食費の予算の立て方は、実際に過去にどれくらいかかっているかを確認する方法がおすすめです。季節やイベントによって多い時期・少ない時期があるので直近1年間のレシートなどを確認して、毎月の平均額を調べてみてください。同時に買い物に行っている頻度がどれくらいかも確認しておくといいでしょう。

自炊と外食で予算を分ける

先ほど紹介した食費の平均額に沿って、食費の予算の中で自炊・外食にかかるお金の内訳も決めておきましょう。外食費を分けずに予算管理してしまうと節約できているかどうかが確認しづらくなります。シーズンや状況にもよりますが、食費の約40%が外食費となります。

食費を節約するコツ:自炊編

ここからは自炊で節約するコツを紹介します。買い物や食材の選び方、メニューの考え方など、長く続ける節約の方法を見ていきましょう。

買い物に行く頻度を抑える

買い物に行くと、半額になっている食材やお菓子のように予定していたもの以外にもつい目がいってしまうことはありませんか。スーパーに行く回数が多いほど、無駄な買い物が増えて食費が高くなってしまいます。衝動買いを減らすためにも買い物に行く頻度を抑えること、1週間分など事前に必要な食材をリストアップして一度にまとめて買うことがポイントです。

また特売日やセールの時間を狙って買い物にいくことで普段より安く同じ食材を買うことができるので、チラシなどを見て事前に買い物に行く日時を決めておくこともおすすめです。

安くて調理しやすい食材を買う

買い物をするときはなるべく安く、いろんな料理に応用できる食材を買うことが重要です。使いづらい食材を買ってしまうと使い切れず捨ててしまう可能性があります。以下のような食材は安いうえに使える料理のバリエーションも多いのでおすすめです。

  • 肉類:鶏肉(もも肉、むね肉)、ひき肉
  • 野菜:もやし、キャベツ、玉ねぎ、大根、じゃがいも、きのこ類
  • その他:卵、豆腐、春雨、冷凍うどん、ホットケーキミックス

食べ切れる量だけ買う

一度にたくさんの食材を買うと食べ切れず腐らせてしまうことがあります。せっかく安く買っても食べ切れなくては意味がありません。レシピサイトを参考にしながら使い切れる量だけ買うように気をつけましょう。

食材によっては日持ちするものや冷凍保存できるものもあります。また下味をつけて保存することで解凍して加熱処理するだけですぐに食べられるレシピもあるので、保存することも意識してみてください。

冷凍庫や電子レンジを活用する

以下のような食材は冷凍保存ができたり常温で日持ちしたりするので、ぜひ活用してみてください。

冷凍保存できる食材

  • ご飯
  • 食パン
  • 肉・魚
  • 下ゆでした野菜

常温で日持ちする食材

  • じゃがいも
  • 人参
  • 玉ねぎ

作り置きする

社会人や大学生の方にとって、毎日の料理を手間に感じる方も多いのではないでしょうか。仕事から帰ってきて疲れていると、調理が面倒でつい外食してしまう、なんてことも。時間がある休日に1週間分の食事をまとめて作り置きしておくと、食べたいときに必要な分だけ取り出せるので便利です。また食材をまとめて買っても作り置きすることで腐らせずに使い切ることができます。

食費を節約するコツ:外食編

仕事で自炊がなかなかできない、料理が苦手、という方も外食のときに工夫すれば節約することができます。

コンビニではなくスーパーで買う

一般的にスーパーよりコンビニで買うほうが値段が高いため、コンビニに行く回数を少なくしてスーパーのお惣菜やお弁当を買うようにしましょう。ただしコンビニのプライベートブランドの商品の場合は、スーパーと同じ価格なので問題ありません。

割引になる時間帯を狙う

夜にスーパーに行くと、半額などの値引きシールが貼られている商品を見かけることはありませんか。賞味期限・消費期限の近いものは割引になることがあるので割引になる時間帯に買い物に行くと食費を安くすることができます。またレトルト食品や冷凍食品は曜日によって特売日が設けられている場合があるので、まとめ買いするといいでしょう。

ご飯は家で炊いておかずだけ買う

料理が苦手という方は、ご飯やパスタ、うどんなどを家で用意して、おかずだけをスーパーで買うこともおすすめです。お惣菜や冷凍食品を買うだけでいいので普段の外食よりコストを抑えることができます。

ポイントやクーポンを使う

スーパーやコンビニなどでは専用のポイントカードを発行している場合もあるのでポイントを貯めることを心がけましょう。またクーポンや割引券も活用することで1回の買い物にかかる費用を安くすることができます。

最初から無理をせず、少しずつ節約することが大切

いかがでしょうか。1ヶ月の食費は毎日の食事を見直すことで少しずつ節約することができます。自炊のときに作り置きや食材の保存をするだけで、趣味に使うお金や貯金も増えていきます。また自炊があまりできない方も外食の習慣を改善することで食費を抑えることができます。健康面も考えながら自分のライフスタイルに合わせて無理なく節約するようにしていきましょう。

時短家電や調理家電も活用しよう

自炊をする方は、多機能電子レンジや調理家電などもおすすめです。調理にかかる時間や手間を減らしたり、毎日の料理のレパートリーを増やしたりすることができます。AQレントのレンタルサービスなら調理・時短家電を月払いで利用できるので、初期費用をかけずに自炊を楽しむことができます。

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