哺乳瓶のトップブランドとして有名な日本のベビー用品メーカー、ピジョン(Pigeon)。マタニティ用品やサプリメント、介護用品のほか、ベビーカーも発売しています。今回はママパパの使いやすさと赤ちゃんの快適性で人気のA型ベビーカー「ランフィ」シリーズについて解説します。
(※本記事の内容は執筆時点のものです)
ピジョン(Pigeon)の両対面A型ベビーカー「ランフィ」とは
「ランフィ」は、日本の大手ベビーグッスブランド、ピジョン(Pigeon)から発売されているベビーカーのシリーズです。
生後1ヶ月から使用できるA型ベビーカーで、シート部分を対面・背面どちらにも使用できる「両対面式」なので、赤ちゃんの成長や機嫌によって切り替えることができます。ベビーカーの押しやすさと安定性にこだわったシングルタイヤが大きな特徴で、本体の軽量性と安定性・走行性など、すべての機能の性能が高くバランスが取れたモデルに仕上がっています。
ランフィシリーズの最新・旧モデル
ランフィシリーズは毎年新製品が発売されており、そのたびに進化をしています。記事執筆時点の最新モデルは、2022年3月に発売された「Runfee RB2」。
これまでに発売されたモデルの名称や発売時期は以下のとおりです。
2015年7月発売:Runfee
2016年2月発売:Runfee ef
2017年6月発売:Runfee RA7
2018年3月発売:Runfee RA8
2019年8月発売:Runfee RA9
2020年3月発売:Runfee RB0
2021年2月発売:Runfee RB1
2022年3月発売:Runfee RB2
2022年発売モデル、ランフィ(Runfee)RB2の特徴
では2022年モデルのランフィ(Runfee)RB2は、一体どんな特徴があるのでしょうか。
操作性の高い大径シングルタイヤ
ランフィの最大の特徴といえば、大きなシングルタイヤ。
ベビーカーには、1つの脚に2つのタイヤがついている「ダブルタイヤ式」と1つの脚に1つのタイヤがついている「シングルタイヤ式」があります。単純にタイヤの数だけ走行時の地面の影響を受けるため、シングルタイヤの方の方が走行時のガタつきが少なく、静かでスムーズな走行が可能です。また小回りが効きやすいので、ダブルタイヤよりも走行性が高いのが特徴です。
さらにランフィは赤ちゃんの頭側のタイヤが直径18cm、足側が16.5cmという、前後で大きさの異なるタイヤを採用しています。この構造によって、月齢の低いときに使用頻度の高い対面式では大きいタイヤが前輪側となり、段差の乗り越え時が楽に、衝撃も少なく走行することができます。
ある程度赤ちゃんが成長し背面式に切り替えたときには、大きなタイヤが後輪側となり、後ろにかかる重心を大きなタイヤが支えるため安定感が出ます。
押しやすいボールベアリング
ランフィはタイヤキャスターと車輪の間に、世界シェアNo.1のミネベアミツミ社製のボールベアリングを使用しています。ボールベアリングとは車輪や歯車などにも使用されている、回転するものの軸を支える機械部品のことです。
それによって結合部の隙間をなくし、摩擦や汚れの入り込みを減らして回転をなめらかにしてくれます。また経年劣化を抑えてくれるため、スムーズな動きを長く持続することができます。もし下のお子さんが産まれたら同じベビーカーを使用したい、と考えている方には嬉しい機能でしょう。
赤ちゃんの快適な乗り心地を実現するシート
赤ちゃんの快適性を上げるために、シートにもこだわりが。2022年発売のRB2は更にシートにシワやたるみができない「形状キープシート」を採用し、赤ちゃんがベビーカー内で動いても、視界などを遮ることなくゆったりと過ごせるように改良されました。
フットレストシートもヘタりにくい高反発クッションを使用しているので、長く綺麗なまま使用できる上に、今まで以上に赤ちゃんの自然な動きを妨げません。
また、通気性・透湿性の高いトリプルスルーシートを採用しており、熱がこもりがちなベビーシート内の温度上昇を防いでくれます。さらにシートやカバーなど、赤ちゃんが直接触れる部分は簡単に取り外すことができる上に洗濯機で丸洗いが可能です。
大型幌や収納カゴなど、ママパパにも便利な機能
ランフィの特徴は、走行性の良さや赤ちゃんの快適性だけではありません。ママパパにも嬉しい、便利な機能がまだまだたくさんあります。その中の一部をご紹介させていただきます。
足元まですっぽり覆る大型帆
敏感な赤ちゃんの肌を紫外線から守ってくれる大型帆(サンシェード)は、UV CUT99.9%/UPF50+という高性能。対面・背面どちらでも中にいる赤ちゃんが見えるように、大きな帆窓が付いているので、完全に帆を閉じても赤ちゃんを見守ることができます。
また、撥水機能付きなので小雨くらいなら帆が傘代わりになってくれます。
座席下の収納カゴはなんと25L
座席下の収納カゴは25Lの大容量なので、ミルクにおむつなど、何かと荷物が多くなりがちな乳児期の荷物もすっぽりと収納できます。カゴはハンモックのように口が広くなっているので、前からも後ろからも出し入れしやすいのも嬉しいですね!
軽量・ワンタッチで折りたたみ可能
ランフィRB2は5.6kgの軽量だから、赤ちゃんを抱っこしていても片手で持ち運ぶ事が可能。折りたたみもワンタッチでできるため、公共交通機関でのお出かけが多い方でも安心です。
人気のランフィシリーズ、こんな人におすすめ!
機能性が高く人気のランフィ。特にオススメなのはこんな人です!
- 基本的に車などではなく、ベビーカーでのお出かけが多くなりそうな方
- 公共交通機関の利用が多くなりそうな方
普段のお出かけがベビーカー主体になりそうな方は、走行性・安定感が高く、高機能のランフィシリーズが非常におすすめです! 赤ちゃんの快適性にこだわっているので、長時間のおでかけも気持ちよく過ごせるでしょう。
また電車やバスなどのお出かけが多くなりそうな方は、折りたたみが簡単かつ軽量なランフィが活躍する場面が増えるはず。改札や駅前といった狭い場所や人通りが多い場所では、シングルタイヤならではの小回りの良さが存分に発揮されます。
逆に普段は車で移動するため、ベビーカーは出先で少しだけ使用する程度……という方は、ここまで高性能なランフィシリーズでなくても乗り切れる可能性があります。
ただしそういった場合でも、走行性・乗っている赤ちゃんの快適性に強いこだわりのある作りのランフィは、ママパパも赤ちゃんも使用時のストレス緩和が期待できるでしょう。
「なんだかベビーカーに載せた途端に赤ちゃんの機嫌が悪くなり、大人もぐったり……」というお悩みを持つ方は、一度販売店で試乗してみたり、レンタルサービスでランフィシリーズを試してみたりしてはいかがでしょうか。
コンパクトに折りたたみ&持ち運びラクラクなピジョンのランフィ
2015年に誕生してから機能が進化しているランフィシリーズ。今回は人気の理由や2022年モデル・RB2の魅力を紹介しました。ランフィ以外にもベビーカーの種類はたくさんあり、どれを選べばいいかなかなか決められないですよね。
レンタルを利用すれば生まれてくる赤ちゃんに合うかどうか、お出かけのときに使いやすいかをしっかり判断することができます。使用期間が短いベビーカーは必要なときだけ利用して返却するだけ、初期費用や処分の手間が省けて便利ですよ。