輻射熱(ふくしゃねつ)で部屋を暖めてくれるデロンギのオイルヒーターは、部屋が乾燥しにくく、速暖性に優れています。スタイリッシュなデザインと、機能性・安全性の高さも注目を集めるポイントです。
人気が高いデロンギのオイルヒーターですが、機能性の異なるさまざまなタイプの製品が発売されているため、選び方に悩んでしまうこともあるでしょう。それぞれを比較して、エコモード搭載やチャイルドロック機能など、自分の用途に合ったものを選びたいですね。
本記事では、デロンギのオイルヒーターの選び方と、おすすめ製品を紹介します。
(※本記事の内容は執筆時点のものです)
オイルヒーターとは
オイルヒーターは、フィンと呼ばれる放熱板の内部に充填されたオイルを循環させることで、輻射熱によって部屋を暖めます。部屋全体がじんわりとムラなく暖まり、まるで陽だまりの中にいるような優しい暖かさで人気の暖房器具です。
オイルヒーターのメリット
オイルヒーターには他の暖房器具と比べて、優れている点がいくつもあります。ここでは、オイルヒーターのメリットを紹介していきます。
空気を汚さない
オイルヒーターは部屋の空気を汚さないので、頻繁に空気を入れ替える必要がありません。また、運転中に風が出ないため、乾燥しにくくハウスダストを巻き上げる心配もありません。部屋を快適な状態に保つことが可能で、小さな子どものいる家庭や喉が弱い人にもおすすめです。
安全性が高い
オイルヒーターは他の暖房器具と比べて、安全性の高さも評価されています。本体の表面温度は70℃前後なので、少し触っただけでは火傷しにくく、小さい子どもやペットのいる家庭でも安心感があります。もし本体が倒れても安全装置が作動して運転が自動停止されるため、火災のリスクも低いと言えるでしょう。
お手入れ・メンテナンスの手間が不要
オイルヒーターは、エアコンやファンヒーターのようなフィルター掃除や、ストーブのように灯油を入れるといった手間が不要です。お手入れと言えば、ときどき表面のホコリを拭くだけでOK。オイルヒーターの寿命がくるまで、特別なメンテナンスの必要はありません。日頃から忙しい方やメンテナンスを面倒に感じる方にもオイルヒーターはおすすめです。
オイルヒーターのデメリット
多くのメリットがあるオイルヒーターですが、以下のようなデメリットもあるので注意しましょう。
部屋が暖まるのに時間がかかる
オイルヒーターは部屋をじんわりと暖めるため、部屋が暖まるまでに30分〜1時間程度かかります。部屋をすぐに暖めることはできませんが、あらかじめタイマーで時間をうまく調整すれば、部屋を暖めておくことは可能です。
他の暖房器具に比べて電気代が高くなる
オイルヒーターの消費電力は小型のもので500Wから、大きいものになると1500W程度あります。そのため他の暖房器具と比べると、電気代が高くなりがちです。しかし、オイルヒーターは消費電力・温度の調整機能や、エコモードを搭載したモデルもあります。上手に活用することで、電気代をグッと抑えられるでしょう。
処分・廃棄に手間がかかる
オイルヒーターは中にオイルが入っているため、粗大ゴミとして処分ができない自治体があります。また、処分方法が自治体によって異なるため、ご自身の住んでいるところの情報を集めるのに手間がかかってしまうかもしれません。
デロンギ(De'Longhi)のオイルヒーターの特徴
デロンギは、イタリア発の老舗家電メーカーです。同社のヒーターは世界中で愛用され、累計5,000万台を突破する人気を誇ります。機能性が高いのはもちろんのこと、スタイリッシュなデザインが特徴的で、インテリアにこだわりたい方にもおすすめです。
デロンギヒーターの選び方
デロンギのヒーターの選び方について、大きく3つのポイントに分けて解説します。
ヒーターの種類で選ぶ
デロンギのヒーターには3つの種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
オイルヒーター
オイルヒーターはフィン内部のオイルを電気で温めて放熱します。部屋全体に優しい暖かさが続きますが、暖まるまでに時間がかかります。オイルヒーターはデロンギの中で最も多くの種類があり、用途や好みに応じて広い選択肢から選べます。狭い場所に適したモデルも発売されているので、トイレや脱衣所にピッタリな小型タイプが欲しい方にもおすすめです。
マルチダイナミックヒーター
マルチダイナミックヒーターは、従来のオイルヒーターと比べて部屋を暖めるスピードが速い高性能なモデルです。フィンの表面温度が約60℃までしか上がらない独自設計で、安全面でも優れています。
コンベクターヒーター
パネル形状で薄型のコンベクターヒーターは、窓際暖房としておすすめです。窓の真下に設置することで、窓から侵入する冷気をシャットダウンして部屋を暖めます。また、コンベクターヒーターを設置することで、窓のカビや結露を防げるというメリットもあります。
部屋の広さにあわせて選ぶ
効率よく部屋を暖めるためには、部屋の広さに応じた適切な消費電力の機種を選んでください。消費電力と部屋の目安は、1500Wタイプで10〜13畳、1200Wで8〜10畳、脱衣所やトイレなど狭い場所では500Wを選択するのが良いでしょう。
便利な機能で選ぶ
オイルヒーターには、便利な機能が搭載されています。生活スタイルに合わせて、安全機能や省エネ機能があるものを選んで快適な生活を送りましょう。
小さな子どもやペットがいる家庭には、フィンの温度が60℃程度の低温な機種や、チャイルドロックがついているものがおすすめです。また、タイマー機能があれば、部屋が暖まるまでに時間のかかるオイルヒーターでも、起床時間前に設定しておくことで寒い朝を快適に過ごせます。
オイルヒーター以外も紹介! デロンギヒーターの最新おすすめ製品
ここからは、おすすめの最新デロンギヒーターをそれぞれ紹介します。
ベルカルドオイルヒーター RHJ75V0915-GY
リビングなど広い部屋を暖めたいときにおすすめの上位モデルです。消費電力は1500Wで、適応畳数は10〜13畳。表面温度は約60℃と、本体に触れても火傷しにくい安全な設計になっています。
また、約20%の節電ができるエコ運転モードが搭載されており、室温に応じて最適な電力レベルに抑えてくれるので、電気代の節約にもつながります。
マルチダイナミックヒーターWi-Fiモデル MDHA15WIFI-BK
デロンギヒーター最新の最上位モデルです。Wi-Fi機能が搭載されており、スマートフォンのアプリに接続してリモート操作ができます。GPS機能と連動して、自宅が近づくと自動的に電源をONにできるのも魅力のひとつです。
従来のオイルヒーターと比べて立ち上がりが早く、部屋を暖める速度は約2倍。チャイルドロックや表面温度60℃など安全面にも配慮された高性能なヒーターです。
コンベクターヒーター HXJ60L12
窓際暖房を探している方におすすめ。窓からの冷気をシャットダウンし、スピーディーに部屋全体を暖めるコンベクターヒーターです。薄型でスタイリッシュな形は、グッドデザイン賞も受賞したデザイン性の高さで、部屋のインテリアの邪魔になりません。
エコモード搭載で家計に優しく、チャイルドロック機能も付いているので子どものいる家庭でも安全に使用できます。また、窓の結露やカビの抑制にも効果的です。
オイルヒーターを活用して寒い冬を快適に
本記事では、デロンギヒーターの選び方とおすすめ製品について紹介してきました。
デロンギヒーターはデザイン性が高く、輻射熱によって快適に部屋を暖めることができます。乾燥しにくく、空気を汚すこともありません。安全面にも優れており、冬を快適に過ごすことができるでしょう。メリットとデメリットを確認し、使用目的に合ったモデルを選んでくださいね。
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