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テレビが映らない原因は? 原因ごとに自分でできる対処法を確認

2021年12月14日

テレビが映らない原因と自分でできる対処法をエラー別に紹介

突然、テレビが映らなくなったらどうしたらいいのでしょうか。メーカーや購入店へ修理を依頼しますか? テレビが映らなくなる原因は、いくつか考えられます。原因によっては、自分で対処可能なことも。テレビの出張修理を頼むと、簡単な修理でも出張費がかかるので思いのほか高額の費用を請求されてしまいます。この記事では、テレビが映らなくなる原因と対応方法について詳しく解説します。

まずは問題の切り分け

テレビが映らないときに、最初にやるべきは問題の切り分けです。テレビが映らないと一口に言っても、以下のような症状が挙げられます。

  • 画面にエラーコードが表示される。

エラーコードを確認することで、原因や対処法がわかることがあります。

  • 番組表は表示できるがテレビは映らない。

チャンネル設定に問題がある可能性が考えられます。

  • 映像は映らないが音は出ている。

テレビの映像だけが映らない場合の原因としては、接続している映像用のケーブルや端子が断線したり、接続方法が間違ったりしていることが考えられます。

  • 音も映像も出ない。

映像も音も出ないときは、電源やアンテナ、ケーブルの接続に問題があるか、テレビのチューナーが故障している可能性があります。

エラーコードを確認

エラーコードを確認することで、テレビが映らない原因や対処方法がわかることがあります。エラーコードは、アルファベットの「E」に続く3桁の数値で示されます。主なエラーコードと対処方法は以下の通りです。

  • E100:B-CASカードが挿入されていません。

デジタル放送を受信するためには、B-CASカードが必要です。B-CASカードがきちんと挿されているか、抜けかかっていないかを確認しましょう。B-CASカードが挿さっている場合には、一度B-CASカードを抜いて挿し直してみてください。

  • E101:ICカードが読み取れません。

B-CASカードを抜き挿ししてみてください。B-CASカードにゴミが付着していないか、B-CASカードが正しい向きに挿されているか確認してみましょう。B-CASカードを正しく挿入し直しても改善しない場合には、B-CASカスタマーセンターへ連絡するのがよいでしょう。

  • E201:低階層映像に切り替わりました。

雨などの天候の影響により電波が弱くなると、低階層映像に切り替わることがあります。低階層映像に切り替わると、画質や音質などが悪くなったり、情報が表示されなかったりすることがあります。

  • E202:信号が受信できません。

アンテナからのケーブルや端子の接続を確認してみてください。

  • E203、E204:現在放送されていない。このチャンネルがない。

チャンネルを変更してみてください。

  • E400、E402:データが受信できない。データの表示に失敗した。

いったん別のチャンネルに変更した後で、再度受信できなかったチャンネルを選局してみてください。

テレビが映らない主な原因

テレビが映らない主な原因としては、以下の5つが挙げられます。

  • アンテナレベル(受信強度)
  • ケーブルの接続
  • チャンネル設定
  • 天候による影響
  • テレビの故障

ここでは、これらの原因の対処方法について詳しく見ていきましょう。

アンテナレベル

アンテナレベルは、電波をアンテナが受信する強度のことです。一定のレベルの電波を受信することができなければ、テレビの放送を視聴できません。アンテナレベルは、テレビの設定画面で確認することができ、一般に50~65程度あればテレビ放送を問題なく視聴できます。

アンテナレベルが下がる原因としては、周囲の高いビルなどの障害物や電波塔から離れていることなどによる電波の受信状態が悪いこと。また、アンテナをテレビに接続するケーブルの接続不良、強風などによるアンテナの向きのずれ、機器の故障や劣化が考えられます。

電波の受信状態が悪い場合には、電波を増幅するブースターを取り付けることで改善する場合があります。アンテナからテレビまでの配線が長いためにアンテナレベルが下がっている場合にも、ブースターが有効です。また、アンテナがずれてしまった場合には、地デジのアンテナはおおよそでいいので電波塔の方向に向けます。八木式アンテナの場合は、まっすぐになっている部分を電波塔に向けます。室内アンテナは、正面を電波塔に向けるようにします。

テレビアンテナの寿命は10年程度といわれています。アンテナやケーブルが劣化していないか確認して、破損や接続部分のサビなどがある場合には、交換してみるのがよいでしょう。

ケーブル接続

まずは電源ケーブルがきちんとコンセントに挿してあることを確認しましょう。テレビの出張修理を依頼して、「コンセントが抜けていましたよ」では笑い話になるだけでなく、高い出張費用を支払うはめになってしまいます。

アンテナからテレビ本体に接続されているケーブルや端子が抜けかかっていないか、間違った接続をしていないかを確認してみましょう。

チャンネル設定

引越し後にテレビが映らない原因としてチャンネル設定が合っていないことが考えられます。地デジは地域ごとに受信可能なチャンネルが異なるので、チャンネルを再設定する必要があります。チャンネル設定の方法はテレビのメーカーによって異なるので、取扱説明書やメーカーのホームページで操作方法を確認してください。

天候

天気が悪い日にテレビの映りが悪くなるのは、雪や雨によってアンテナが電波を受信するレベルが下がったり、アンテナケーブルの接続部分が劣化して雨水が入り込みショートしてしまったりすることが考えられます。このような場合、ケーブルに入り込んだ水が乾燥して再び視聴ができるようになるのですが、そのうち金属の部分が腐食して完全に映らなくなってしまうでしょう。素人では判断が難しいので、専門業者に点検してもらうことをおすすめします。

テレビ本体の故障

電源プラグがコンセントに挿し込んである状態で電源スイッチをオンにしてもパイロットランプが点灯しない場合や、DVD・ブルーレイプレイヤーなどの動画再生でも映像が映らない場合には、テレビの基盤故障が疑われます。

テレビを買い替えるときに注意したいこと

テレビが故障して買い替える際、故障したテレビを粗大ごみに出すことはできません。家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)に基づいて処分業者へ引き取ってもらわなければなりません。メーカーやテレビの大きさによって異なりますが、テレビのリサイクルには、3,000円程度の費用がかかります。テレビを買い替える際、古いテレビを処分する手間や費用を抑えたいときには、家電レンタルも選択肢の一つとなるでしょう。

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