コミックをレンタルすることが商売であるコミックレンタル店の方は、新刊のレンタル開始日は当然ご存じのことかと思います。この記事では、実は詳細を知らないという事業者の方や一般ユーザーの方に向け、漫画の新刊がいつからレンタルできるのかを説明していきます。
漫画を業者からレンタルしてお店に漫画コーナーを設置し始めた店舗経営者の方にも参考になるかと思いますので、最後までご一読ください。
新刊漫画の発売後、レンタル店はいつでも貸し出していいの?
レンタルブック事業を行うには、著作権法はもちろんのこと、いくつかの重要なことに注意して運用していかなくてはなりません。
- 前提として、著作権法に基づき著作権者の許諾を受け、一定の使用料を支払うことが必要
- 出版物貸与権管理センター※は多くの著作権者から貸与権の委託を受けているので、センターの管理する作品(商品)に関しては使用料を払えばレンタル可能
※出版物の貸与権に基づく報酬の徴収と分配を実施するために設立された社団法人 - 許諾商品の仕入れは指定代行店を通じて行い、そのことで貸与使用料を支払う形式
- 新刊の商品については、刊行後1カ月の貸与準備期間を経て、レンタルが可能になる
代行店と契約すると代行店から貸与許諾済みの作品(商品)を仕入れることができますが、この商品には貸与許諾の印である許諾シールがあらかじめ貼られています。これが貼られていることにより、許諾を受けていることの証明となります。
万が一にも許諾を受けていない商品(許諾シールの入っていない商品)を取り扱うと、著作権法に基づき、懲役や罰金などという一定の懲罰を受けることになりますので、ご注意ください。
新刊漫画の取り扱い開始日まとめ
漫画に関する下記の3形態について、新刊漫画の取り扱い開始日にそれぞれ違いがあります。
- コミックレンタル店では、新刊発売日後1カ月を経過した初めての水曜日
- 漫画喫茶では発売日当日
- 電子書籍では紙の書籍が発売された同日~約1カ月後
それでは、ここからは各種詳しく見ていきます。
コミックレンタル店
上記で説明したように、発売日から1カ月を経過して初めての水曜日にレンタルが開始されます。漫画が売れないことを防ぐための出版社との協定があり、このようになっています。出版社としては、書籍の売上が芳しくない昨今においては、コミックでの販売実績や売上が大変重要です。
ただちに新刊が読みたい方には、1カ月は長く感じるかもしれません。また、レンタルできる日まで読むのを楽しみに待っていたとしても、情報がすぐ氾濫する現代のネット社会において、約1カ月ネタバレを避けて生活するのは難しい可能性もあります。
漫画喫茶
漫画喫茶は出版社との協定などがありません。ですので、発売日当日に新刊が入荷する店舗もあるでしょう。ただ人気の新刊は早い者勝ちになります。1冊をお目当てにわざわざ出向き、ずっと誰かが読み終わるのを待つ、そのタイミングはなかなか難しい可能性もありますよね。
電子書籍
電子書籍の配信は、紙の発売と同日~約1カ月後となります。ネット環境と端末さえあればすぐさまアクセスできるので、直接リアル店舗に出向かなくてもいいのが良い点です。
しかし人気作の中には約1カ月ほど待機しなければならないものもあり、ネット内でのネタバレを目にしないよう過ごす日々。続きを心待ちにする熱心な読者のみなさんにとっては、もどかしいかもしれませんね。
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