赤ちゃんとお家の中で過ごすときに大活躍する育児の味方が、バウンサーです。しかし比較的高価なアイテムなので、いつからいつまで使えるのか気になっているママ・パパも多いのではないでしょうか。赤ちゃんの成長は早く、バウンサーを使える期間はあっという間に過ぎてしまいます。
この記事ではバウンサーが使用可能な期間や選び方などを解説します。レンタルに人気おすすめのバウンサーも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
赤ちゃんのお世話に便利なバウンサーとは
バウンサーとは、赤ちゃんを座らせて揺らしてあげたり、赤ちゃんが自分の動きでゆらゆら揺れるのを楽しんだりできる育児アイテムです。腰がすわったらリクライニングを起こして、離乳食のときに座らせる椅子としても使えます。
バウンサーはいつからいつまで使える?
バウンサーの対象年齢は、新生児または生後1ヶ月頃から2歳頃までというのが一般的です。しかし、およそ6割の赤ちゃんは生後半年頃までにバウンサーを卒業しているようです。寝返りの始まりや、腰がすわるとバウンサーから抜け出して動きたくなってしまうから、というのが理由に挙げられます。
赤ちゃんの成長はとても早く、バウンサーは短い期間しか使うことができません。でも、ねんねの時期にはなくてはならないほど毎日活躍します。ぜひ早めに用意して、たくさん使いましょう。
バウンサーを使うメリット・デメリット
バウンサーを使うメリットとデメリットをご紹介します。
バウンサーを使うメリット
バウンサーを使うメリットは、忙しくて手が離せないとき、ママやパパが抱っこする代わりに揺らしてあやしてくれるところです。首がすわる3~4ヶ月頃になると、赤ちゃんの平均体重はおよそ7kgになっており、抱っこしながら家事をするのは大変です。
そんなときにバウンサーがあれば赤ちゃんがご機嫌で待つことができ、その間に家事を進められます。また、食事やお風呂、トイレに行く間などに待っていてもらう場所として、一日中大活躍します。
バウンサーを使うデメリット
バウンサーを使うデメリットは、赤ちゃんがバウンサーを気に入ってくれない可能性があるという点です。バウンサーに座らせても泣いて嫌がったり、抜け出そうとしたりする子もいるようです。バウンサーは使用期間が短く値段も高めなので、赤ちゃんが使ってくれなかったらと購入を悩む方も多いでしょう。
対処法としては、月齢が低いうちからバウンサーに慣らすことや、レンタルサービスを利用して赤ちゃんに合うか試してみるという方法がありますよ。
バウンサーの使い方と注意点
バウンサーは赤ちゃんを揺らしてあやしてくれる便利なアイテムですが、使い方には注意が必要です。それぞれの商品の取扱説明書をよく読んで正しい方法で利用してください。
・強く揺さぶりすぎないこと
「揺さぶられ症候群」になるおそれがあるので強く揺さぶりすぎないように注意しましょう。
・月齢に合った角度で使用すること
首がすわるまでは最も寝かせた状態で使用するようにしましょう。
・きちんとベルトを装着すること
バウンサーからの落下を防ぐため、ベルトを装着して使用しましょう。
バウンサーを使うと発達遅れになるって本当?
基本的にバウンサーを正しい方法で使用すれば、赤ちゃんの発達が遅れることはないとされています。ただし、推奨されている時間を大幅に超えてバウンサーを使用してしまうと、赤ちゃんが発達遅れになる可能性は否定できません。
バウンサーは子育ての強い味方なのは確かですが、乗せっぱなしにしたり、目の届かない場所で使用したりするのは控えましょう。
バウンサーが発達遅れの原因になると言われている理由
バウンサーが発達遅れの原因になると言われている理由は、体を長時間固定されてしまうことで、赤ちゃんの運動能力や筋力の発達を阻害する可能性があるためです。バウンサーの取扱説明書には「使用時間は1日2~3時間が目安」と明記されています。適正な使用時間を守りさえすれば、バウンサーが原因で発達遅れになることを心配する必要はありません。
寝返りが遅くなる?
バウンサーは赤ちゃんが落下しないよう、本体が緩やかなポケット型になっています。身体を自由に動かせない状態になるため、長時間バウンサーに乗せたままにしていると寝返りが遅くなる可能性があります。また、バウンサーに毎日長時間寝かせるといった極端な使い方をすることで、寝返りが遅くなったという事例も報告されています。
血流が悪くなる?
バウンサーの使用によって、赤ちゃんの血流が悪くなることは基本的にありません。しかし、ベルトで固定されたまま長時間身体を動かせない状態が続くと、血流が悪くなる可能性はあります。推奨される時間内で使用する分には全く問題ないと考えてよいでしょう。
揺さぶられっ子症候群になる?
バウンサーを使うことで、赤ちゃんが揺さぶられっこ症候群になるという心配も基本的には不要です。使用方法を守りさえすれば、バウンサーの揺れ程度で赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼすことはありません。揺さぶられっこ症候群になるのはバウンサー使用中かどうかにかかわらず、赤ちゃんの頭を強い力でガクガクと揺らしてしまうような時です。
使用時間・使い方を守れば問題なし! 長時間の連続使用に注意しよう
ここまで解説してきたように、バウンサーを正しく使用すれば、発達が遅れたり健康被害が出たりするといった心配をする必要はありません。赤ちゃんの体に悪影響が出るとすれば、バウンサーそのものではなく、使用方法に問題がある場合です。バウンサーを使用する際は、必ずメーカーの推奨する使用時間(1日2~3時間程度)を守るよう心がけましょう。
バウンサーの選び方
バウンサーの選び方のポイントを4つご紹介します。
手動か電動か
バウンサーといえばママやパパが手で揺らしてあげる手動のものが一般的ですが、中には電動で揺れて音楽をかけてくれる機能を搭載したものもあります。
手動タイプは軽くて持ち運びがしやすいメリットがあり、電動タイプは揺らす手間を減らしてくれるメリットがあります。どちらのタイプにするか、生活スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
お手入れのしやすい素材
赤ちゃんをのせるバウンサーはいつでも清潔にしておきたいですよね。汗やよだれ、おむつ漏れで汚してしまうことも多いので、シートが丸洗いできるかどうかは絶対にチェックしておきたいポイントです。加えてメッシュ素材なら洗濯後も乾くまでに時間がかからないのでおすすめです。
リクライニング機能
長く快適に使いたいならリクライニング機能の有無も大事なポイント。低月齢の頃はシートを倒して安全に、成長したらシートを起こせばご機嫌になります。また、お昼寝させたいときはシートを倒してゆりかごとして、離乳食のときにシートを起こして椅子として使うことができるモデルもあります。
折りたたみ機能
折りたたみ機能があると使わないときにはコンパクトになり、部屋の隅に置いておけるので場所をとりません。部屋を広々と使いたいという場合は、折りたたみ機能があるかどうかもチェックしておきましょう。
新生児から幼児向けまで! バウンサーの人気おすすめ
最後に、新生児期から幼児期まで使えるバウンサーの人気おすすめモデルを5つご紹介します。
Richell(リッチェル)|バウンシングシート おもちゃ付きR
リッチェルのバウンシングシートは対象年齢が新生児~24ヶ月頃(体重13kg以下)の手動式バウンサーです。3段階のリクライニング付きで成長や使用シーンに合わせて使い分けができます。
取り外しして丸洗いできるメッシュシートでお手入れもラクラク。付属のおもちゃは柔らかい布製なので赤ちゃんにも安心です。折りたたみが可能なので、使わないときはコンパクトに収納できて場所をとりません。
BabyBjorn(ベビービョルン)|バウンサーバランス ソフト Air
ベビービョルンのバウンサーバランス ソフトAirは対象月齢が生後1ヶ月から24ヶ月頃まで(体重13kg以下)の手動式バウンサーです。3段階のリクライニング付きで成長やシーンに合わせて使えます。
シートはメッシュ素材で通気性抜群。取り外して洗濯機で丸洗いが可能なので、お手入れも簡単です。平らに折りたたみでき、保管や移動にも便利です。
4moms(フォーマムズ)|mamaRoo4 ママルー4
フォーマムズのママルー4は対象月齢が新生児から体重11.3kg(腰がすわる)までの電動式バウンサーです。ママ・パパの抱っこを5種類の動きで再現。
また、赤ちゃんにやすらぎを与える4つの音(胎内の音、扇風機の音、雨音、波の音)を収録。使用可能期間は短いですが、ねんねの時期の寝かしつけに大活躍できます。シートは取り外して丸洗いが可能です。
西松屋|SmartAngel ベビーバウンサーライト
西松屋のベビーバウンサーライトは対象月齢が新生児から24ヶ月まで(体重13kg以下)の手動式バウンサーです。
3段階リクライニング機能付き、通気性の良いメッシュ素材、取り外してお手入れ可能など、必要な機能だけを備えたシンプル設計で低価格を実現しています。
KATOJI(カトージ)|ターン360
カトージのターン360は対象月齢が新生児から体重15kgまでの手動式バウンサーです。シート部分は45°間隔で360°回転できます。リクライニングは3段階に調節が可能。
バウンサーとしてだけでなく、ローチェアやロッキングチェアとしても使用できます。シートクッションはパイルとメッシュ生地のリバーシブルで手洗いに対応します。
短い期間だけ使うならバウンサーのレンタルもおすすめ
ママ・パパの抱っこのような揺れを再現して、赤ちゃんをあやしてくれるバウンサー。新生児や生後1ヶ月頃から使うことができ、ねんねの時期は大活躍するでしょう。しかしバウンサーの卒業時期は赤ちゃんによってそれぞれ。早い赤ちゃんでは生後6ヶ月頃、寝返りを始めたり腰がすわったりすると、動きたくなってバウンサーに乗っていてくれないこともあります。
快適な使い心地を優先してさまざまな機能が付いたバウンサーを選ぶと、その分お値段も高くなります。短い期間だけ使うなら、レンタルサービスを利用してバウンサーを借りるという選択肢もおすすめです。
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