バウンサーは子育ての手間を軽減してくれるベビー用品です。赤ちゃんを寝かせたり座らせたりして、優しい揺れであやしてくれるなど育児の負担軽減に役立ちます。
今回はバウンサーの選び方や、人気メーカーのおすすめ製品を紹介します。
ベビーバウンサーとは
ベビーバウンサーは、赤ちゃんをゆりかごのように揺らすことであやしてくれる育児のお助けアイテムです。手動や電動、リクライニングできるものなど機能もさまざま。使用したい目的やシーンに応じて選びましょう。
バウンサーとハイローチェア(ベビーラック)の違いを比較
バウンサーはハイローチェアと似ているように思われがちですが、搭載されている機能や使用目的に違いがあります。
バウンサーは高さ調節機能のない製品が多く、床に置いて使用します。軽量でコンパクトに折りたためるものもあり、収納や持ち運びにも便利です。機能を絞り込んでいる分だけお値段はハイローチェアより安めな傾向にあります。
一方でハイローチェアは高さ調節ができ、大人の腰の高さくらいまで上げられるので赤ちゃんのお世話が楽にできます。本体が大きく重量があるためキャスターを転がして移動させます。リクライニング機能も充実していて、赤ちゃんが眠りやすいようフルフラットまで倒すことが可能です。
使う目的にも違いがあり、バウンサーは赤ちゃんを「あやす」ことが目的で、ハイローチェアは赤ちゃんを「寝かしつける」ことが目的と言えます。それぞれ強みがあるので、赤ちゃんの好みやライフスタイルにあわせて選ぶのがいいでしょう。
バウンサーは長く使える?
対象年齢はバウンサーの種類によって異なりますが、一般的には生後3週間~2歳頃までを想定して作られています。
バウンサーはハイローチェアほど機能豊富ではありませんが、製品によっては簡易ベッドのように赤ちゃんを寝かせて使用できるものから、角度を調整して椅子のように使えるもの、テーブルをセットして食事用のテーブルとして活用できるものまで幅広く用意されています。
バウンサーが子育てにおすすめな理由は?
赤ちゃんは抱っこされてゆらゆら揺れていると、ご機嫌になったりよく眠ってくれたりするものです。でもママやパパには家事をする時間もありますし、ずっと抱っこしているわけにはいきません。
そこでママやパパの代わりに、赤ちゃんをゆらゆらと揺らしてあやしてくれるのがバウンサーです。育児の負担軽減にとても助かったという声も多く聞かれ、育児のお助けアイテムとしておすすめです。
赤ちゃんとの相性も大切! バウンサー使用時の注意点
バウンサーを効果的に使うには、赤ちゃんとの相性も大切です。抱っこになれている赤ちゃんは腕から離した瞬間に泣き出すかもしれませんし、なかには揺れを嫌う子もいます。バウンサーに乗せても平気か、赤ちゃんの性格や傾向をよく考えると良いでしょう。
ベビーバウンサーの選び方
バウンサーにはさまざまな種類があります。必要な機能をチェックして、ご自身の生活スタイルに合ったものを選びましょう。
赤ちゃんの体重に耐えられるかを確認
耐荷重はバウンサーを長く安全に使うためにしっかり確認しておきたいポイントです。赤ちゃんの体重には個人差があるので、対象年齢であっても重量オーバーになってしまうケースもあります。耐荷重の大きなものを選んでおけば、長く使い続けることができるでしょう。
バウンサーのタイプ(手動・電動)で選ぶ
バウンサーには手動で揺らすタイプと電動で揺らすタイプがあります。
電動タイプはママやパパの手が離せない時でも、自動的に揺らして赤ちゃんをあやしてくれるので低月齢のうちはとても便利に使えるでしょう。しかし機能が充実している分だけ価格が上がり、重量があるため移動にも向きません。
反対に手動のバウンサーは機能がシンプルで比較的安価です。また軽量で折りたためるものも多く出ており、持ち運びに便利。どんな機能が必要かよく考えて、生活スタイルに合ったものを選びましょう。
多機能で育児をサポート! 便利な機能で選ぶ
赤ちゃんが喜ぶおもちゃ付きや音楽機能
バウンサーの中にはおもちゃ付きのものや、音楽が流れる機能が付いたものがあります。赤ちゃんの五感を刺激して、楽しく過ごすことができる工夫がされています。
また、赤ちゃんが落ち着くと言われる胎内音が搭載された製品もあり、使っているうちに眠ってくれることもあるでしょう。
夏でも快適なメッシュ素材
赤ちゃんが心地よく過ごせるように、シートは熱のこもりにくいメッシュ素材がおすすめです。赤ちゃんは体温が高くて汗っかき。肌トラブルを起こさないためにも、通気性が良いものを選びましょう。洗濯をしてもすぐに乾くので、お手入れの面でも便利です。
コンパクトになる折りたたみ式
旅行先や帰省などで持ち運びたい人や、部屋の移動を頻繁にする場合には、軽量でコンパクトになる折りたたみ式のものを選ぶと良いでしょう。
用途によって角度を調節できるリクライニング機能
リクライニング機能の充実度もバウンサーを選ぶ時の重要なポイントです。リクライニング機能が付いたバウンサーは、新生児期はフルフラットで、成長に合わせて少しずつ角度を起こし、離乳食をあげるときには起こしてベビーチェアとして使用することができます。
お手入れのしやすさなら洗濯できるものを
バウンサーは赤ちゃんの汗やおむつ漏れ、よだれなどで日常的に汚れやすいもの。毎日清潔に保てるよう、シートを洗濯できるものを選ぶと良いでしょう。洗濯機で丸洗いできるものを選べば、洗濯の負担も少なく済みます。
新生児から使えるタイプも! バウンサーの人気おすすめ
ここからは電動・手動それぞれの、バウンサーの人気おすすめ製品を紹介します。
電動:おすすめのバウンサー
4moms(フォーマムズ)|mamaRoo4・ママルー4
ママのあやす動作を再現した5つの動きで赤ちゃんをあやしてくれるバウンサーです。アプリをダウンロードすればスマホから遠隔操作も可能なので、料理中など忙しいときにも便利です。好みの音楽や、赤ちゃんを落ち着かせる胎内音を流すこともできます。
本体が8.6kgと重いので持ち運びには向きませんが、自宅の決まった場所で使うにはとてもおすすめの製品です。
Aprica(アップリカ)|スマート スウィング プラス
まるで抱っこされているかのような姿勢でゆらゆら揺れるバウンサーです。優しい揺れで赤ちゃんをあやし、メロディーとバイブレーション機能も付いていて、入眠に誘う効果もあります。
電動タイプでありながら折りたためるのもポイントで、キャリーハンドルがついているため部屋の移動や帰省時の持ち運びも楽にできます。
手動:おすすめのバウンサー
Baby Bjorn(ベビービョルン)|バウンサー ブリス
赤ちゃんの動きで自然な揺れを作ってくれる、スウェーデン発のロングセラーモデルです。2.1kgと軽量なので女性でも楽に持ち運びができ、部屋だけでなくお風呂で体を拭くときなど、さまざまなシーンで使用できます。
シートの種類が豊富なので、好みの素材やカラーを選べます。
Richell(リッチェル)|バウンシングシート おもちゃ付きR
赤ちゃんが触って遊べるおもちゃバーの付いた、人気のバウンサーです。熱がこもりにくく通気性の良いメッシュ素材を使用しており、取り外して丸洗い可能。耐荷重が13kgまでなので、長く使えるのも嬉しいポイントです。
Fisher Price(フィッシャープライス)|インファント・トドラーロッカー
新生児から体重18kgまで、成長に合わせて長く使えます。首がすわったら、背もたれを上げておもちゃで指遊びができ、お座りができるようになったらロッキングチェアとして活用できる汎用性の高いモデルです。
リラックス機能が搭載されており、車でドライブしている時のような優しい振動が伝わります。赤ちゃんが気持ち良くリラックスして過ごせるでしょう。
レンタルも活用して育児負担を軽減しよう
忙しいときにママやパパの代わりに赤ちゃんをあやしてくれるバウンサーは、育児の心強いお助けアイテムです。今回はバウンサーについて、選び方や人気のおすすめ製品について紹介してきました。参考にしながら、実際に使うシーンをイメージしてみると良いでしょう。
バウンサーが必要かどうかは家庭によって異なり、また赤ちゃんとの相性もあります。もし不安があるなら、レンタルを利用して自分のお子さんに合うか検討するのがおすすめですよ。