赤ちゃんと車でお出かけするときに必要なチャイルドシート。安全性はもちろんですが、他にも便利な機能がいっぱいあります。今回は赤ちゃんが快適に過ごせるだけでなく、ママパパの負担も軽くなるリクライニング機能について紹介します。チャイルドシート選びの際にぜひ参考にしてみてくださいね。
チャイルドシートのリクライニング機能とは
チャイルドシートに乗っているお子さんが眠ってしまったとき、リクライニング機能があると背もたれを倒して身体に負担の少ない姿勢で眠らせてあげることができます。また、お子さんがぐずってしまったときには背もたれを起こして外の景色を見やすくすることもできます。絶対に必要というわけではないですが、お子さんを快適に乗せてあげることができる便利な機能です。
また、リクライニング機能がついているチャイルドシートはシートが回転するものも多く、お子さんを乗せたり降ろしたりするママパパの負担が軽くなるというのもポイントです。旅行や帰省でお子さんを長時間車に乗せることがある場合にはもちろん、車移動が多いご家庭でもぜひ検討してほしい機能です。
リクライニング式チャイルドシートが必要な理由
次にリクライニング式チャイルドシートが必要な理由をご説明します。月齢・年齢ごとに必要な理由は異なりますので、それぞれ順番にご説明していきますね。
新生児~5ヶ月頃
チャイルドシートを後ろ向きに取り付けなければならないこの時期の赤ちゃん。ママやパパが運転中に、後部座席で眠ったら首が前に倒れてしまっていないかどうか心配になることもあるでしょう。リクライニングできるチャイルドシートなら、安心して車の運転に集中できますよ。
10ヶ月頃~
腰がしっかり座った生後10ヶ月頃になると、シートを倒した状態で乗せるとぐずってしまうことがあります。そんなときリクライニング式チャイルドシートがあると、外の景色を眺めることができ、ご機嫌で乗ってくれるので便利です。
1歳6ヶ月頃~
この時期のお子さんは、たくさん歩いて遊びます。帰りの車内は疲れて眠ってしまうという子も多いです。リクライニング式チャイルドシートはお子さんが眠ってしまったら背もたれを倒してあげることができるので、この頃にも必要性を感じるでしょう。
リクライニング式チャイルドシートの選び方
お子さんとのドライブを便利で快適にしてくれるリクライニング式チャイルドシート。ここからは、リクライニング式チャイルドシートを選ぶときにチェックするべき重要なポイントや選び方のコツをご紹介していきます。
操作しやすい機能を確認
お子さんが眠ってしまって背もたれの角度を倒したいときに、シートに座ったままリクライニングできる機能があるものが便利でおすすめです。シートに座ったままで角度が変えられないものだと、せっかく眠ったお子さんを起こしてしまうかもしれません。
また、片手でリクライニング操作ができるものはママパパが快適に使うことができますよ。車を使うことが多いご家庭では操作しやすい機能があるかをチェックしてくださいね。
調整できる角度を確認
リクライニング式チャイルドシートはメーカーや商品によって調整できる角度に違いがありますので、選ぶ際にしっかりチェックしておくのがよいでしょう。細かく角度調整ができるタイプならより快適に使えます。
後ろ向きと前向きのときで調整できる角度に違いがあるものもありますので、こちらも確認しておきましょう。
リクライニングの調整方法は事前にチェックしておこう
赤ちゃんを座らせる前に角度調整が必要なもの、乗せた状態でもワンタッチで簡単に操作できるものと、商品によってリクライニングの調整方法は異なります。チャイルドシートを選ぶ際にはリクライニングの方法をしっかりチェックするようにしましょう。
ISOFIX固定式がおすすめ
チャイルドシートの固定方法はISOFIX(アイソフィックス)という、シートベルトを使わず専用ベースに装着するだけで簡単・正確に固定できる方法がおすすめです。装着ミスを減らせて、チャイルドシートも安定し、リクライニングもラクにできる製品が多くなっています。
最近はISOFIX固定対応の車が多いので、チャイルドシートもISOFIX対応のものを選ぶようにするのがよいでしょう。
安全基準を確認
日本で販売されているチャイルドシートは安全基準を満たしている製品にEマークが表示されています。リクライニング式のチャイルドシートの場合、リクライニングの角度ごとに衝撃テストを行って安全性が証明されています。大切な赤ちゃんを守るためにも必ずEマーク付きのものを選ぶようにしましょう。
使用期間(月齢・年齢)を確認
リクライニング式チャイルドシートは商品によって使用期間が異なります。リクライニング機能が優れたチャイルドシートは使用期間が4歳頃までの場合が多く、その後、6歳まで乗るためのジュニアシートへの買い替えが必要となります。
新生児から6歳まで使える兼用シートはコストを抑えられますが、リクライニング機能がないものが多く、乳幼児期の快適性が劣ります。お子さんが6歳になるまでに、買い替えも含め、どんなチャイルドシートを利用したいか考えて選ぶようにしましょう。
リクライニング機能で快適なドライブを楽しもう
リクライニング機能は必ずいるというわけではないですが、あると便利で赤ちゃんが快適に過ごすことができます。特に子育てが初めての方にとっては、上手く活用することでドライブを安全に楽しむことができるのでおすすめです。
チャイルドシートは使用期間が短く、成長に合わせて切り替えが必要なのでできれば費用を抑えたいですよね。また使わないときの収納や不要になったときの処分も大変です。レンタルを活用すれば必要なときだけ利用できるので、初期費用や処分の手間が省けて便利ですよ。
リクライニング機能の充実した乳幼児用のチャイルドシートをレンタルし、その後に安価でコンパクトなジュニアシートを購入するという方法もぜひ検討してみてくださいね。