一人暮らしをスタートした人は、水道代の節約が気になりますよね。浴槽には何リットル入るのか、シャワーと入浴でどれくらい水道代が違うのかしっかりと把握しておきましょう。そこで今回は、浴槽に入る水量やシャワー利用時の水道代、水道代の節約方法について紹介します。
一人暮らしの水道代の相場・目安は?
一人暮らしで水道代を節約するために、いろいろと工夫をしている方も多いと思います。一人暮らしの水道料金(上下水道代)の平均は、総務省の統計などによると月間2,100円程度と言われています。
ガス代と電気代は季節によって違ってきますが、水道代は毎月ほとんど同じです。日常生活の中で水道代を多く使う場所を知っておくと、無駄遣いを避けられます。水道代を最も多く使っているのはお風呂です。お風呂の水道代の節約は継続することが大事なので、無理なく実践するのがコツです。
一般的な浴槽の水量は何リットル?
では、一般的な浴槽は何リットル水が入るでしょうか? 実は、ユニットバスの場合、以下の通りサイズと容量が決まっています。
1216:約220~250リットル
1418:約270~310リットル
1616:約260~290リットル
1620:約320~340リットル
1624:約350~440リットル
一人暮らしのワンルームの浴槽は1216サイズが多いので、220リットルから250リットルであることがわかります。容量は満水時のリットル数なので、実際に使うのは150~200リットル程度です。
1日あたりのお風呂の水道代は?
お風呂に入る場合、水道の料金はどれくらいになるでしょうか? 1リットルあたりの単価を0.24円で計算してみましょう。浴槽に溜める水量を180リットルとすると1回の平均が約43円です。週3回浴槽にお湯を溜めると、1ヶ月換算でおよそ516円かかります。
シャワーを1日5分使うと約14.4円で、30日使うとおよそ432円です。一人暮らしの人はお風呂とシャワーで、約948円の水道代がかかります。毎日浴槽にお湯を入れている人は、水道代は1,000円を超えるでしょう。さらに、毎日朝シャンプーしている人も水道代は平均より増えます。
入浴時以外の水道代の内訳は、おおよそ以下の通りです。
トイレの使用(1日3回) 1回1.44円 1ヶ月130円
歯を磨く(1日2回) 1回1.44円 1ヶ月86円
食器を洗う(1日2回) 1回14.4円 1ヶ月864円
洗濯する(2日に1回) 1回24.0円 1ヶ月360円
1ヶ月の水道代を調べると、半分は入浴時に使っていることがわかります。
一人暮らしの水道代節約法
ここでは、一人暮らしの水道代の節約方法を紹介します。簡単にできることなので、今日から実践してみてくださいね。
浴槽に溜める水量を少なくする
浴槽にお湯を溜めるときに、不必要にいっぱいにしていませんか? 浴槽に溜める水の量を少なくすると、水道代の節約になります。自動のお湯張り機能が付いているお風呂であれば、水量の設定が変更可能です。夏場はお湯の量を半分にして、半身浴もおすすめです。
浴槽にお湯を張ったらシャワーは使わない
シャワーを1分間使うと約12リットルの水を使います。節約のためには、シャワーはこまめに止め、浴槽にあるお湯で髪や体を洗う習慣をつけましょう。浴槽のお湯がどうしても足りない場合だけシャワーを使うようにするとよいですよ。シャワーの毎日の習慣を変えるだけでも、水道代の節約になります。
ペットボトルなどでかさましする
水を入れたペットボトルを浴槽に入れる方法もあります。ペットボトルを浴槽に沈めることで水位が高くなります。ただし、この方法はいくつか注意点があります。まず、水が冷たいとお湯の温度が下がってしまう可能性があります。また、水を使い回す場合は衛生面に気を付けましょう。ペットボトルはこまめに洗う必要があります。やり方によってはあまり節約につながらない可能性もあるので、単純に水量を少なくしたり、シャワーの使用量を減らすほうがおすすめです。
節水シャワーヘッドを使う
節水シャワーヘッドは、毎日使うシャワーの水の量を減らすことが可能です。現在使用している自宅のシャワーヘッドと簡単に交換ができます。手元で簡単に水を止めることができるタイプは、便利なうえに節水できると評判です。体や髪を洗っているときは、お湯が出しっぱなしになりますよね。止水ボタン付きなら、ワンタッチで止めることができるので無駄をなくせます。
シャワーヘッドで節水できる量は、最低でも30%と言われています。節水効果の高い商品なら、50%の節水効果があります。シャワーヘッドを変えるだけで水の量が半分になるのはうれしいですね。節水シャワーヘッドを選ぶときは、使いやすさも大切なポイントです。使いにくいシャワーヘッドだと、ストレスが溜まるので注意しましょう。
洗濯で節水するには
洗濯で節水するには、量に応じて自動で水量を調節してくれる洗濯機を使うのがおすすめ。洗濯物が少ないときは、水の量も少なくて済むからです。節水のためにはできるだけまとめて洗ったほうがいいでしょう。お風呂の残り湯があれば、洗濯に使うと節約になります。
食器洗いのコツ
食器洗いは、汚れが少ないものから洗いましょう。汚れがひどい食器から洗うと、洗剤や水を使う量が増えるからです。油やカレーなどベタベタしたものは、キッチンペーパーなどで拭き取ってからスポンジを使うのがコツ。スポンジで洗っているときに水を流しっぱなしにしないようにしましょう。
キッチンの水道の蛇口は、節水タイプが販売されています。節水機能だけなら、1,000円前後なので使用してみましょう。節水タイプの食洗器は、少ない水を循環させて食器を洗うことができます。水道代を節約すると同時に、時間を節約できるのもメリットです。
給湯器について
冬に給湯器を使う場合、蛇口との距離が長くなるとお湯が出るまで時間がかかります。その間、水を出しっぱなしではもったいないですよね。お湯が出るまでの水は、掃除に有効活用をしましょう。給湯器の寿命は10年前後なので、古いタイプのものなら機能面で問題が出ることもあります。最新式の給湯器は、熱効率が良くなっているので光熱費が旧型よりも抑えられます。
お風呂の光熱費の節約は水道代だけでない
お風呂にかかる光熱費は、水道代だけではありません。ガスを使っている場合はガス代が、電気使用の場合は電気代がかかります。お風呂の水道代を節約すれば、ガス代や電気代の節約にもなります。
特に冬はシャワーだけで済ます人よりお風呂につかる人が多いでしょう。お湯を使う量が増えるだけでなく、設定温度を高くする人も増えます。ガス代・電気代を節約するためにも、お風呂で使うお湯の節約をしましょう。毎日ちょっとした工夫をすることで、光熱費を下げることができます。
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