赤ちゃんのお出かけで便利なベビーキャリー。抱っこ紐やおんぶ紐などがありますが、今回は「ベビースリング」について、新生児との外出時に人気の理由やメリット、選び方やおすすめの種類などを紹介します。
ベビースリングとは
肩から掛けた幅広い布で赤ちゃんを覆うようにして抱っこできるのがベビースリングです。幅広い布で覆うことによって肩・背中・腰で赤ちゃんの体重を支えることができますので、身体への負担が少ないのが大きな特徴と言えます。
ベビースリングを利用すれば、完全に抱っこした状態に近くなり、ぐずりやすい赤ちゃんもすぐに安心してくれて便利です。また、新生児期などの早い時期から使えますので、さまざまなシーンで活用できます。
スリングと抱っこ紐の違い
赤ちゃんを丸ごと一枚の大きな布で包み込み、抱っこができる布のことを一般的にスリングと呼び、密着性が強く赤ちゃんがリラックスしやすいのが特徴です。一方で、肩や腰を太いストラップ・ベルトで支えて抱っこしておくのが抱っこ紐です。
スリングと抱っこ紐を比較すると、スリングの方が着脱しやすいのも大きな違いと言えます。ほかにもスリングの方がコンパクトで持ち運びしやすく、また授乳時に赤ちゃんを抱っこしたまま、スリングで覆い隠すこともできます。
ベビースリングが人気な理由
ベビースリングは包み込むような形で抱っこできて、密着度も高くなるため赤ちゃんもリラックスできます。また、成長に合わせて抱き方のバリエーションが豊富になり、コンパクトに収納できるのも魅力的です。
ここからは、ベビースリングが人気な理由について解説していきましょう。
抱っこしながら片腕を使える
新生児期は授乳回数が多く、抱っこしながら寝かしつけることが多いため、ママの疲れが溜まりがちです。また、赤ちゃんの首がすわっていなければ、しっかりと固定するために腰や肩にも負担がかかってしまいます。ベビースリングがあれば抱っこしながら片腕が使えますので、そのまま家事などができて便利です。
赤ちゃんが眠りやすい環境になっている
赤ちゃんの背骨のCカーブは二足歩行ができるようになる頃、成長に伴ってS字カーブへと変形します。ベビースリングの中では、ママのお腹の中にいた時と同様にリラックスできるCカーブの姿勢で眠ることができます。
寝た後のベビーベッド、布団への移動がしやすい
赤ちゃんをベビースリングで寝かしつけた後は、刺激せずに布団に下ろすことが可能です。ベビースリング内に赤ちゃんが入ったまま布団に寝かせ、ママ・パパがベビースリングから身体を離せばそのまま寝てくれます。もしぐずってしまうのなら、赤ちゃんのお腹に手を添えて添い寝をしてあげましょう。
ベビースリングを使った赤ちゃんの抱き方
ベビースリンングは、赤ちゃんの寝かしつけにも有効な子育てアイテムです。ここからは、ベビースリングの効果を最大限まで発揮できる、赤ちゃんの抱き方について解説をしていきます。
縦抱っこ
縦抱っこは新生児向けの抱き方で、ママと顔を向い合せにできるのでおすすめです。首がすわらない頃は、こまめに赤ちゃんの顔色や姿勢を確認しながら抱っこしましょう。ポイントとしては、赤ちゃんの膝をお尻より高くして抱っこすれば、心地いい体勢をキープできます。
寄り添い抱っこ
赤ちゃんの首がすわれば、3歳くらいまで腕を出して抱っこする寄り添い抱きができます。買い物時などに赤ちゃんがカートに座ってくれなくても、スリングを利用すれば簡単に抱っこして買い物などを済ませられます。
また寄り添い抱きをすれば、授乳時に周りに人がいても布の端のテールを被せて授乳できるため、授乳室を探す手間を省くことも可能です。
横抱っこ
赤ちゃんがまだ小さい新生児期からねんね期の間に、身体に負担をかけない姿勢を保って抱っこできるのが、横抱っこです。横抱っこでは、赤ちゃんの表情が見えるように抱っこしましょう。
おんぶ
赤ちゃんの首がすわれば、短時間で家事などを済ませるために、腰抱きを後ろに回して抱っこするおんぶが便利です。通常の抱っこをしているときよりも家事がしやすいですが、長時間の利用は赤ちゃんの体勢が悪くなり、身体に負担がかかる可能性があるため止めておきましょう。
おすすめメーカーの特徴を紹介
ベビースリングは、赤ちゃんと密着しながらも家事などもできる便利なアイテムで、使用する方は増加傾向にあります。ここからは、ベビースリングのおすすめメーカーの特徴について紹介していきます。
コニー(Konny)
コニーのスリングは、赤ちゃんの足を通すだけで簡単に着用でき、Tシャツのように着ることが可能です。また、長時間の利用にも適しており、肩や骨盤への負担を軽減するデザインも特徴です。ただしコニーのスリングはサイズ調整ができないものが多いので、使用するママ・パパと赤ちゃんのサイズに合わせて購入しましょう。
ベッタ(Betta)
全体的にとてもシンプルに作られており、サイズ調整も背中のファスナーで簡単に行えるのがベッタのスリングです。スリングはさらっとした生地で仕上げられていますので、夏場の暑い時期には汗蒸れなどを防止できます。
また、全体的にコンパクトに設計され、簡単に収納できるのもメリットです。デザインの種類が豊富で、ファッションも楽しむことができます。
赤ちゃんとのお出かけが楽になるベビースリング
本記事では赤ちゃんの抱っこアイテム、スリングについて紹介しました。抱っこ紐やおんぶ紐よりコンパクトかつ軽量なので、出産にあわせて準備しておくといいですね。選ぶときは安全性や使い勝手以外に、デザインもしっかり確認しておきましょう。
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