家事は一人暮らしを始める方にとって避けられないものです。今まで家事をする習慣のなかった人も、すべて自分で家事をする必要があります。日々の生活が忙しくなっていくと、家事をする時間もとれず、どんどん後回しにして家事が溜まっていってしまうこともあります。
この記事では一人暮らしをはじめたての方に向けて、一人暮らしの家事のコツをご紹介していきます。
家事のポイントは習慣化と時短・効率化
家事のポイントは習慣化と、時短・効率化の2つです。この2つを押さえておけば日々の忙しい生活の中で家事を行うことができるようになります。まず習慣化では毎日やるべきこととやるタイミングをあらかじめ決めておきます。最初のうちはまだ習慣化できていないので、苦痛に感じると思いますがそこは我慢です。
2、3日ほど続けていくと、自然とその時間帯に家事をやるように意識が向くようになります。これが習慣化です。
次に時短・効率化です。家事の時短・効率化をするためにはスケジュールを組んだ上でタイマーを使うのが効果的です。タイマーを使うことで何分間の間にこの家事を終わらせないといけないのかが明確になります。その時間内で終わらせるために手順を最小限にしたり、時短ポイントを見つけたりといった発想に変わるのでかなりの効率化が期待できます。
それでは、それぞれの家事ごとに時短ポイントをご紹介していきます。
料理の時短ポイント
まずは料理に関する時短のコツです。一人暮らしをする上で料理は最低限必要な家事。ぜひともコツを知って実践していきましょう。
無洗米を使う
便利な無洗米は米を研ぐ手間が省略できるのでおすすめです。炊飯の際はただ水を加えて炊飯器にセットするだけです。ただし、無洗米は普通のお米（精白米）と比べると固くなりがちなため、水を少し多めに加えて、できるだけ吸水させてから炊飯しましょう。炊飯器に無洗米コースがある場合はその機能を使うと美味しく炊けます。
炊飯や料理はまとめて作って作り置きしておく
休日や時間がある日に料理をまとめて作って作り置きすると楽になります。タッパーやスライドジッパー（ジップロック）に入れて冷蔵庫に入れておけば、夜帰ってきたときに電子レンジで解凍してすぐ食べることができます。
冷凍食品やお惣菜をうまく使う
最近は冷凍食品やお惣菜のレベルが上がり、さまざまな種類を楽しめるようになりました。特に冷凍食品は、冷凍野菜を活用することで不足しがちな栄養素を補うことができます。最近では一食で栄養バランスがとれるお弁当タイプの冷凍食品も出ているため、こちらも活用しましょう。
調理家電・食洗機を活用する
たとえば電気圧力鍋であれば、料理によっては材料を入れてボタン1つで作ることができます。料理の手間を軽減できて時短にもつながるので一石二鳥です。
また食洗機は洗い物の負担を大きく減らしてくれる便利な家電です。食器を洗う気力がないときは、食洗機があれば洗い物を入れてスイッチを押すだけで後は勝手に洗ってくれます。ビルドインタイプのものが主流ですが、賃貸住宅にも設置できるコンパクトなタイプもあります。電気圧力鍋も食洗機も費用は高めですが、その分時短できるのであって損はないです。
掃除の時短ポイント
お風呂はこまめに換気・乾燥し、カビを発生させない
お風呂はこまめに換気させることでカビを発生させにくくします。基本的にお風呂から出た後は窓を開けるか、浴室乾燥機能を使って換気するようにしましょう。また水分が残っているとカビが発生する原因にもなるので、お風呂から出たら水滴をサラッと拭くようにしましょう。
掃除機は便利なスティック掃除機やロボット掃除機を使う
普通の掃除機（キャニスター型）は取り回しがあまりよくないため、掃除へのハードルが高くなりがちです。そこで掃除機はサイズも重さもちょうどいいスティック掃除機を使いましょう。一人暮らしのお部屋にはスティック掃除機はぴったり。設置する場所に困ることはないですし、何より軽くて扱いやすい掃除機です。
それでも掃除が面倒くさいという方はロボット掃除機を利用しましょう。ロボット掃除機は自動的に掃除をしてくれる大変便利な家電です。たとえば自分が外に出かけるときにロボット掃除機を操作しておけば、勝手に部屋を掃除してくれるので大変便利です。
フロアワイパー（クイックルワイパー）を活用する
掃除機を使うまでもない掃除をするときはフロアワイパーを活用しましょう。掃除機よりも断然軽いですし、ふとした時に使いやすいです。手入れもシートを交換すればいいだけなので、簡単に掃除ができます。
洗濯の時短ポイント
全自動洗濯乾燥機（ドラム式洗濯機など）を使う
全自動洗濯乾燥機を使えば洗濯物と洗剤を入れるだけで、洗濯から乾燥までを一気にやってくれます。よって、わざわざ洗濯し終わったものを外に干したりする必要がなくなるのです。またドラム式洗濯機であればシワが少なく洗濯することもできるのがメリットです。
洗濯物を溜めない・減らす、シワにならない服を着る
洗濯物を溜めすぎてしまうと洗うモチベーションが下がってしまいます。時短したいのであればなるべく洗濯物を溜めずにこまめに洗濯するようにしましょう。また、シワになりにくい素材の服を着ることも時短につながります。シワにならない服であれば洗濯した後にわざわざアイロンでシワを伸ばす必要がなくなるので負担が少なくなります。
洗濯物はたたまずハンガーにかけておく
洗い終わった洗濯物はたたむよりもハンガーにかけておくほうがはるかに時短につながります。洗濯した服をたたむのは面倒ですし、時間もかかってしまいます。ですがハンガーであれば数秒でかけることができますし、洗濯物が乾けばそのままクローゼットにしまうことだってできます。このようにハンガーにかけることはかなりの時短につながるのです。
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