一人暮らしでは、お米がなかなか消費できず保存場所に困る人も多いのではないでしょうか。お米は正しく保存しないと味や鮮度が落ち、虫やカビが発生する原因にもなります。
すぐに食べ切れないお米は、自分に合った消費量を購入し、正しく保存することが大切です。また、お米をまとめて炊いて冷凍保存する場合は、コツを押さえておけば解凍後も美味しいご飯が食べられますよ。
そこで今回は、お米の正しい保存方法や、美味しく冷凍保存するコツを紹介します。最後までお米を美味しく食べ切るために、ぜひ参考にしてください。
一人暮らしで消費するお米の量
一人暮らしで消費するお米の量は、自炊の頻度によって異なります。毎日自炊する人で、毎食ご飯を食べる場合に必要なお米の目安は月に5~10kg程度です。朝・昼・晩のうち1回は自炊し、1食分のご飯を食べる場合は月2kg程度のお米が目安になります。
お米の保存期間内で食べ切れない量を購入すると、味や鮮度が落ちて美味しく食べられなくなってしまうため注意が必要です。自炊の回数やお米を食べる頻度に合わせて、消費できる量を購入しましょう。
お米の保存期間
お米が美味しく食べられる保存期間は、精米してから1ヶ月程度が目安になります。精米後のお米は時間が経つごとに劣化し味が落ちていくため、保存期間内で消費できる量を購入するとよいでしょう。
一人暮らしのお米の正しい保存方法
暑さや湿気に弱いお米は、涼しい冷暗所での保存がおすすめです。お米を購入した袋のまま常温保存する場合、夏場は品質が劣化しやすく虫やカビも発生しやすくなるため注意しましょう。
ここからは、お米が長持ちする正しい保存方法を紹介します。
冷蔵庫保存がおすすめ
お米は15℃前後で湿気の少ない冷暗所での保存が適しているため、すべての条件が揃う冷蔵庫保存がおすすめです。特に高温多湿の梅雨~夏の時期は、お米が劣化しやすくカビが生える危険が高いため、冷蔵庫保存を心がけましょう。
しかし、冷蔵庫は乾燥しすぎたり、他の食品の臭いを吸収してしまったりする場合もあるため、野菜室での保存をおすすめします。他の食品の臭い移りが少なく、乾燥しにくいメリットがあります。
冷蔵庫にお米が入らない場合
一人暮らし向けの冷蔵庫では、容量が小さくお米が入らないこともあります。お米を常温保存せざるを得ない場合は、直射日光を避け湿気が少なく涼しい冷暗所で保存しましょう。
ただし、シンク下は湿気が溜まりやすく、お米の保存には向いていません。また、常温保存する際は梅雨~夏の時期は、なるべく早く食べ切るよう心がけてください。
冷凍庫での保存はNG
炊く前の固いお米を冷凍庫で保存すると、凍って割れる原因になります。お米を長持ちさせるなら冷蔵庫で保存し、余った分を使い切りたいときは炊いてから冷凍保存するのがおすすめです。
容器に移して保存する
お米は密閉できる容器に移して保存しましょう。お米を購入した袋のまま保存すると、袋の小さな穴から虫が侵入する危険があります。袋の中は湿気が溜まりやすく、カビが生えることや劣化が進む原因にもなるため注意が必要です。
お米を保存する際は、密閉性の高い専用の米びつがおすすめですが、蓋つきのタッパーやガラス瓶などでも代用できますよ。
一人暮らしならペットボトルもおすすめ
一人暮らしなら、ペットボトルで保存するのもおすすめです。ペットボトルを再利用でき、専用の容器を揃えずに済みます。キャップが付いているため密閉性も高く、冷蔵庫でコンパクトに保存できるなどのメリットがあるため、ぜひ試してみてください。
防虫剤も活用しよう
防虫剤を活用することで、お米に虫がつくのを防ぐことができます。唐辛子やわさびなど、虫が嫌う成分でできたお米用の防虫剤を選んで使ってみてください。
ご飯を冷凍保存するコツ
一人暮らしでお米を冷蔵庫に入れるスペースがない場合などは、ご飯をまとめて炊いて冷凍保存しましょう。電気代や時間の節約にもなるため、一人暮らしの人には特におすすめです。
解凍したご飯を炊きたてに近い美味しさで食べるには、冷凍する際にコツがあります。ここからはご飯を美味しく冷凍保存する方法を紹介するので、ぜひ試してみてください。
すぐにラップで包む
炊き上がったご飯は、熱々の状態ですぐにラップで包みましょう。ご飯が冷めるとどんどん水分が抜けていき、温め直した際にパサパサになってしまいます。炊きたてご飯の蒸気を逃がさないようにすることがポイントです。
ご飯を解凍する際はラップごと電子レンジで加熱することが多いため、加熱に強いラップを使うようにしましょう。
小分けにして冷凍する
ご飯は1食ずつ小分けにして冷凍すると、食べたい分だけ解凍できます。さらに、小分けにすることで急速冷凍できるため、美味しさや水分を保ちやすいのもメリットです。
小分けにする際は、ご飯の厚さを均一にすると短時間で冷凍できます。解凍するときも加熱ムラができにくいためおすすめです。
粗熱を取る
炊きたてのご飯を小分けにしてラップで包んだら、粗熱を取ってから冷凍保存しましょう。熱々のまま冷凍庫に入れると、庫内の温度が上がって他の食品を傷めてしまう可能性があります。
完全に冷めてしまうとご飯のデンプン質が劣化し、ふっくらした美味しさが失われてしまうため人肌程度を目安にするとよいでしょう。
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正しい保存方法で美味しいご飯を楽しもう
お米は湿気や暑い場所を避けて保存し、鮮度を保つことが大切です。密閉容器や防虫剤も活用し、冷蔵庫や涼しい冷暗所で保存しましょう。
お米を冷凍保存する場合は、炊きたてのご飯を小分けにしてラップで包み、粗熱を取ることがポイントです。一人暮らしで余りがちなお米は、正しく保存して美味しく食べ切りたいですね。
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