初めての赤ちゃんの子育てのために出産準備のリストを見ると、その種類や量に驚きますね。本当に全部必要なのかと疑問に思う方もいるかもしれませんが、実際のところどうなのでしょうか。
特にベビーベッドは価格も高く、家に置くとかなりのスペースを占領してしまいます。ここでは、ベビーベッドが本当に必要かどうか、メリット・デメリットや使わない場合の代用アイデアを紹介します。
ベビーベッドは不要? メリット・デメリットを紹介
まずベビーベッドが必要かどうか、そのメリット・デメリットを紹介します。
ベビーベッドのメリット
- 赤ちゃんのお世話をしやすい
- ベビーベッドの下に収納スペースができる
- ベビーサークルがわりとして使える
- 赤ちゃんのスペースを確保できるので安全
- 親と別々に寝ることで不測の事態を回避できる
ベビーベッドのデメリット
- 場所の確保が大変
- 購入価格が高い
- 使う期間が短い
- 添い寝ができない
- 使用後の処分に困る
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持ち運びに便利! いろんな用途で使える簡易ベビーベッドもおすすめ
通常のベビーベッド以外に簡易式のベビーベッドもあります。価格も木製などのしっかりとしたベビーベッドよりも安く購入することができます。
ワゴンタイプなら移動・組み立てがラクチン
ワゴンタイプは、ベビーワゴンとも呼ばれているベッドです。お昼寝やリビングで赤ちゃんを寝かせておくときに使うと便利な軽量型のベッドです。
大人のベッドとくっつけることができ、添い寝用のベビーベッドとして使えるものもあります。コンパクトで軽いので、ママでも持ち運ぶことができます。また、家の中で移動するときだけでなく、旅行や帰省のときにも持っていけるのが魅力です。
プレイヤードタイプなら目的にあわせて使い分けができる
プレイヤードタイプは、海外でよく使われている簡易ベッドの代表です。一番のおすすめポイントは、いろいろなシーンで活躍してくれることです。
お昼寝、おむつ替え、ベビーサークルなど使うことができます。安定感もあり、夜の就寝スペースとして使えるものもあります。パッと広げて使えるので、ママでも簡単に扱うことができ便利ですね。折りたたみ可能な製品もあり、使わないときはコンパクトに収納しておけます。
持ち運び便利な折りたたみベビーベッドの人気おすすめ
持ち運びに便利な折りたたみベビーベッドの中でも、とくにおすすめな人気商品2点を紹介します。
Aprica(アップリカ)|ココネルエアーAB
コンパクトに折りたためるミニサイズベビーベッド「ココネルエアーAB」。PSC・SGマークを取得しているアップリカの人気商品です。通気性とクッション性が抜群のやわらかマットを採用しており、赤ちゃんが快適に眠れます。またメッシュ素材のガードは通気性が高く、赤ちゃんがぶつかってもケガをする心配が減らせます。
使わないときは簡単に折りたためて、持ち運びもらくちん。コンパクトなので帰省や旅行先に持っていくこともできます。また。つかまり立ちがはじまってからは床板を外して、ベビーサークルとしても活用できます。
farska(ファルスカ)|コンパクトベッド フィット
床に敷いてそのまま使えるコンパクトベッド。布団や枕、マットレスなど赤ちゃんが寝るために必要なものが一式揃っています。フレームがついているので、赤ちゃんが寝返りをしても安心です。
折りたたむとバッグ型になるので、持ち運びに便利。ファルスカのミニベッドに入れて使うこともでき、夜はベビーベッドに乗せて、昼はリビングの床でお昼寝用にとマルチに活躍してくれます。
持ち運び・収納に便利な折りたたみベビーベッドの選び方
持ち運び・収納に便利な折りたたみベビーベッドを選ぶときは、「安全性」と「折りたたんだときのサイズ」のチェックが必須。
ここからは安心かつ使い勝手のよい商品を選ぶためのチェックポイントを紹介します。
安全性
ベビーベッドは赤ちゃんを寝かせるものなので、安全性が保証されているものでなければなりません。目安としては、日本国内の安全基準を満たしている証である「PSCマーク」と「SGマーク」の2つが付いている商品を選びましょう。
- PSCマーク: 国が定めた技術基準に適合し、安全性を満たしている証
- SGマーク: 一般財団法人製品安全協会が定めた審査に合格した証
海外製ベビーベッドの場合は、アメリカやヨーロッパ(EU)など各国・地域で定められた安全基準を満たしている商品が安心です。EN71・CEといったマークを目安に選びましょう。
折りたたんだときのサイズ
設置したときのサイズはもちろん、折りたたみ時のサイズも忘れずにチェックしましょう。折りたたみベッドは、商品によって折りたたんだときのサイズに違いがあります。とくに木製のベッドは折りたたんでも木枠が大きく、かさばってしまうことも。
また、ベビーベッドはレギュラーサイズ(約120×70cm)とミニサイズ(約90×60cm)の2サイズがあります。設置場所や収納場所はもちろん、自宅での部屋移動やお出かけ先への持ち運びなど用途を考えて選びましょう。
サイズに加えて重さや、折りたたんだときに収納できる付属のバッグなどがついているかも確認しておくのがおすすめですよ。
ベビーベッドを使わないときの代用アイデアと注意点
ベビーベッドを用意しない場合に、代用として使えるものをご紹介します。
ベッドインベッド
ベットインベッドは、大人用のベッドの中に置いて使うことのできる小さなベッドです。同じベッドで、赤ちゃんと安全に添い寝できるのがメリットです。スペースもそれほど取らず、ベビーベッドより低価格で購入することができます。添い寝にこだわるママには、特におすすめです。
クーファン
クーファンは、取っ手のついているカゴの中に布団を敷いて、その中に赤ちゃんを寝かせるベビー用品で、まだ月齢が浅く動きの少ない赤ちゃん向きのアイテムです。生後3ヶ月ほどで卒業しますが、多機能クーファンだと大きくなってからもお昼寝マットやおむつ替えのマットとして再利用できます。
バウンサー
バウンサーは、ゆりかごの一種です。生後3ヶ月から2歳頃まで使うことができます。バウンサーは、赤ちゃんが動くとその反動で動きます。日中の家事をしている間に、赤ちゃんをバウンサーに座らせておくと自分でゆらゆら楽しんでくれます。ベッドとして使うというよりも、日中の家事お助けグッズのような位置づけです。
ハイローチェア
あると便利なハイローチェアですが、必要度はあまり高くはありません。ハイローチェアは、ゆりかごとテーブルの付いた椅子がセットになっています。角度や高さの調節ができ、ベッドを用意しない場合は赤ちゃんのお世話をする場所として使用することもできます。長時間の睡眠には向いていないので、寝てしまったらお布団に移動させてあげましょう。
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衣装ケース
衣装ケースと聞くと驚く人もいると思います。ただ、産婦人科で新生児を寝かしているベビーベッドを想像すると、その大きいバージョンといった感じでしょう。寝返りをしない頃までは代用可能です。
小さいきょうだいがいて、走り回って危ない、ペットがいる家庭などには赤ちゃんが踏まれることもなく、上を飛び越えられることもないので、意外に安全で便利なアイテムです。
ベビーサークル
赤ちゃんが遊ぶスペースとして安全を確保するために設置する柵です。一人で動けるようになると、階段や窓、コンセントなど危険がいっぱいで目が離せなくなります。その危険を回避しながら、家事をすすめることができるアイテムです。そのサークルの中に、布団を敷いて赤ちゃんを寝かせると、知らない間に起きてしまっても危険から守ることができます。
お得に使えるベビーベッドのレンタルもおすすめ
代用品で済ませることもいいですが、レンタルサービスを利用するのもおすすめです。ベビーベッドのデメリットである、高額、使用期間が短い、使用後の処分が面倒という問題も解決できます。
またレンタル期間は好きに設定できるので、一度使ってみて良かったら購入する、使わないと感じたら購入しないという判断ができるのもメリットです。赤ちゃんのことを考えて、安全に衛生的な環境でお世話をするならベビーベッドがやはり必要だと思います。まずはお試しでレンタルサービスを利用するのも一つの方法ですよね。
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赤ちゃんの睡眠環境を整えよう
ベビーベッドを使わなくても、工夫次第で赤ちゃんの寝床を用意することができます。ただし、正しい使い方をしっかり確認してから使うようにしましょう。先ほど紹介したようにベビーベッドのレンタルサービスを使えば、赤ちゃんにとって安全で快適な環境を整えることができますね。
安全で、快適な環境は赤ちゃんの睡眠にも影響します。一日のほとんどを寝て過ごす赤ちゃんですから、快適な環境作りをしてあげてください。また、ベビーベッドを実際に使ってみてその家庭のスタイルにあっているかどうか、大切さを実感してみてください。