赤ちゃんが階段を登ろうとしたり、キッチンの収納を開けようとしたりして、ヒヤッとしたことのあるママ・パパは多いのではないでしょうか。
ベビーゲートは階段やキッチンなど、赤ちゃんにとって危ない場所に設置して、危険から遠ざけてくれる心強いアイテムです。赤ちゃんがハイハイを始めるころにあわせて準備をするのが良いでしょう。
そこで今回は、ベビーゲートのタイプや選び方などを解説します。AQレント人気おすすめのベビーゲートも設置場所別に紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
赤ちゃんの安全を守るベビーゲート
赤ちゃんが危険な場所に入れないようにガードしてくれるのが、ベビーゲートの役目です。活発に動くようになった赤ちゃんが怪我をしないように、階段やキッチンの入口などに設置して安全を守りましょう。
ベビーゲートはいつからいつまで使える?
ベビーゲートを設置する時期は、ハイハイやずり這いができるようになる生後7ヶ月ごろがひとつの目安になるでしょう。使用をやめる時期は個人差も大きいですが、言葉が分かるようになり「危険」だということを自分で理解できる2歳半ごろが目安として挙げられます。
ベビーゲートの選び方
ベビーゲートはどのように選べばいいのでしょうか? 安全に使用するために確認すべき、選ぶときの基準やポイントを紹介します。
ベビーゲートの設置場所で選ぶ
家の中は赤ちゃんにとって危険がいっぱいです。事故につながるような危険な場所を洗い出して、どの場所にベビーゲートを設置したらいいかを決めていきましょう。
設置場所によって、置けるベビーゲートのサイズやタイプは異なります。場所に合った適切なものを選んでくださいね。
キッチン
キッチンには包丁や食器、ガスなど、赤ちゃんにとって危険なものがたくさんあります。そのためベビーゲートを設置して、キッチンの中に入れなくするのがおすすめです。
ただしキッチンは、大人が頻繁に出入りする場所です。使い勝手の良さを考えて、内側と外側の両方に開くタイプを選ぶといいでしょう。
階段上・階段下
赤ちゃんがハイハイを始めると、いつの間にか階段を登ってしまうことがあります。もしも転倒して落下したら、大怪我のリスクがあり大変危険。万が一に備えて、階段の上と下の両方にベビーゲートを設置しておくと安心です。
特に階段上に設置するベビーゲートは、赤ちゃんがつかまったり体重をかけたりしても耐えられる強度のものを選ぶようにしましょう。
テレビ・暖房器具の前
テレビや暖房器具など、赤ちゃんに触って欲しくない家電の前にベビーゲートを設置する場合には、コの字型やL字型のものを設置します。
ベビーゲートを使えば、触れられたくない家電から距離を置けるので、いたずら防止にもなり安心です。
洗面所・脱衣所
湯船での事故防止のために、入浴後はお湯をすぐに抜くなどの対策が必要です。そこでさらに安全性を高めるために、ベビーゲートを設置するのがおすすめです。
脱衣所やお風呂の入り口はあまり広くない場合が多いので、ロール式などのコンパクトなタイプを選ぶといいでしょう。
玄関前・ベランダ
赤ちゃんが玄関から外に出たり、ベランダに出たりしてしまうと、交通事故や転落事故が起こる危険があります。そのような事故を防ぐためにもベビーゲートは有効です。
間口の広い玄関やベランダには、置くだけのタイプがおすすめです。倒れにくいように設置面が広いものを選びましょう。
ベビーゲートの設置方法で選ぶ
ベビーゲートの設置方法は「固定式」「突っ張りタイプ」「自立式」の3種類があります。それぞれの特徴を比較して、設置する場所に応じて選びましょう。
壁固定式
ねじで固定するタイプは、壁に穴を開けてしっかりと留めるので、ベビーゲートが倒れてしまう心配がありません。赤ちゃんが大きくなるまで長い期間使い続ける場合や、階段など頻繁に出入りする場所におすすめです。
突っ張り棒式
突っ張り棒式のベビーゲートは、設置場所を塞ぐようにして、壁と壁の間にしっかりと固定します。壁に穴を開けずに設置できるので、賃貸物件に住んでいる場合などにおすすめです。
ただし壁の耐久性が弱い場所に設置してしまうと、壁を変形させてしまう恐れがあります。あらかじめ設置可能な状態かをよく確認しましょう。
自立式・置くだけタイプ
自立式のベビーゲートは、置くだけなので設置が簡単にできます。壁に固定しないので、場所を選ばずに設置ができ、必要に応じて移動させられるというメリットもあります。テレビやストーブの前など、赤ちゃんに触れてほしくない場所を囲いたい場合にも適しています。
ただし、固定式や突っ張り棒式に比べると、どうしても安全面で劣ってしまいます。できるだけ設置面が広くて倒れにくいものを選ぶようにしましょう。
設置する場所のサイズにあわせて選ぶ
ベビーゲートは、設置する場所のサイズに合わせて選ぶことが大切です。設置場所の幅と高さをよく確認し、適合するサイズのものを選びましょう。
ベビーゲートの中には、幅を調節できるものや、設置場所に合わせて角度や形を変えられるものがあります。これらの機能があれば、さまざまな場所で使用できるので便利です。
ベビーゲートの安全機能もチェック
赤ちゃんを危険から守るために、ベビーゲートは安心・安全に使えるもの選ぶことが大切です。ここでは安全機能のポイントも見ていきましょう。
赤ちゃんの様子を確認しやすいメッシュ・柵タイプ
メッシュタイプや柵タイプは、少し離れた場所からでもベビーゲートの向こう側が見えるのでおすすめです。赤ちゃんの安全をいつでも目で見て確認でき、赤ちゃん自身もママやパパが見えるため、お互いが安心して過ごすことができます。
事故防止につながる留め具の強度や素材
ベビーゲートに使われている素材は主に、スチール製、木製、プラスチック製の3種類です。その中で最も頑丈で強度が高いのは、スチール製のものになります。木製やプラスチック製は、できるだけ厚みのあるしっかりとした作りのものを選んでください。
さらに口コミなどを参考にしながら、留め具などのパーツの強度もしっかりとチェックするといいでしょう。
スムーズに開閉して安全性の高いロック機能
ベビーゲートの扉のロック機能も注目したい重要なポイントです。赤ちゃんが簡単に開けられないように、2重ロックがかかるものや、ボタンを押しながらスライドさせて開けるものなどがおすすめです。
頻繁に出入りをする場所には、オートロック式や片手で開閉できるものを選ぶと、移動がストレスなくスムーズになりますよ。
インテリアに合うおしゃれなベビーゲートも人気
部屋の雰囲気になじむかどうかも、ベビーゲートを選ぶときの重要なポイントになるのではないでしょうか。リビングに設置する場合には、特にインテリアとの相性にもこだわりたいものです。
フローリングや柱の木目とマッチする木製のゲート、インテリアと溶け込むブラウンやブラック、部屋の圧迫感を軽減するホワイトなどのカラーがおすすめです。
設置場所別! ベビーゲートの人気おすすめ
AQレントで人気おすすめのベビーゲートを以下の設置場所別に紹介します。
- キッチン
- 階段上
- 階段下
- テレビ・暖房器具の前
行動範囲が広がった赤ちゃんにとって、家の中は危険がいっぱい。場所に合わせて適切なベビーゲートを設置してあげることで、より確実に赤ちゃんの安全を守ることができます。
それぞれの商品の特徴をチェックして、ご家庭に合うベビーゲートを選びましょう。
キッチン
キッチンに設置するのにおすすめのベビーゲートは以下の2点です。
- 日本育児|スーパーワイドゲイト
- 日本育児|おくだけとおせんぼ スマートワイドWoody
キッチンに設置するベビーゲートは、突っ張りタイプや自立式のベビーゲートがおすすめです。これら2点の商品は、固定式ほどの設置強度は必要ないものの、簡単に設置できて赤ちゃんのイタズラをしっかり防いでくれるベビーゲートです。
日本育児|スーパーワイドゲイト
日本育児のスーパーワイドゲイトは、設置したい場所に合わせてパネルに角度を付けられる突っ張り式のベビーゲートです。幅も約165~358cmの間で調節できるので、いろいろな場所に設置できることが特徴です。ドアパネルが付いており、キッチンのような頻繁に出入りする場所に設置しても邪魔になりません。
パネルはメッシュ素材でできているため、お料理をしながら赤ちゃんを見守れるのも嬉しいポイント。付属のどこでもポールを使用すれば、壁に穴を空けなくてもしっかりと固定することが可能です。
日本育児|おくだけとおせんぼ スマートワイドWoody
日本育児のおくだけとおせんぼ スマートワイドWoodyは、おくだけで簡単に設置できる木製のベビーゲートです。パネルは45cm・60cm・70cmの3種類があり、70~300cmの間で調節して使用できます。置くだけ・軽量で簡単に設置できるのにもかかわらず、セーフティプレートによって本体のぐらつきを抑えて安全な自立を実現しています。
また、各パネルの付け外しが可能な接続方式を採用しているので、間取りや家具の位置に合わせて自由にレイアウトできるのも魅力。専用のドアパネル(別売り)を組み合わせることで、より便利に使用することもできます。
階段上
階段上に設置するのにおすすめのベビーゲートは以下の2点です。
- 日本育児|スルする~とゲイト
- Richell(リッチェル)|階段の上でも使える木のバリアフリーゲート
階段上にベビーゲートを設置する場合は、固定強度の高い商品を選ぶ必要があります。そのため、商品説明に「階段上設置可能」と明記されているどうかを忘れずにチェックしてください。また、事故のリスクを下げるためには、ドアロック付きで段差の少ないベビーゲートを選ぶのがおすすめです。
日本育児|スルする~とゲイト
日本育児のスルする~とゲイトは、ハンドルロックが通行に便利でインテリアにもなじむ固定式ベビーゲートです。ロール式なので、さまざまな場所にでき(最大取り付け幅115cm)使用しない時は収納しておくことも可能です。誤開閉を防止するためにタイマーロックとダブルロックのWロック方式を採用しているので、階段上にも安心して設置できます。
足元に段差ができないことや、メッシュ素材で視認性に優れるのもスルする~とゲイトならではのメリットです。固定式ではあるものの、付属の補助板を利用すれば楽に設置することができるベビーゲートです。
Richell(リッチェル)|階段の上でも使える木のバリアフリーゲート
Richellの階段の上でも使える木のバリアフリーゲートは、あたたかみのある木製タイプで、インテリアにも調和する固定式ベビーゲートです。74~114cmの間で取り付けできます。開けたドアは自動で閉まり、上下2ヶ所で施錠されるため、ロックを掛け忘れる心配がありません。
また、階段側に開かない片開きドアなので、赤ちゃんが転落するリスクも減らすことができます。階段の上でも使える木のバリアフリーゲートは、足元に段差ができないためお年寄りや車いすの人がいるご家庭にもおすすめです。
階段下
階段下に設置するのにおすすめのベビーゲートは以下の2点です.
- 日本育児|スマートゲイト2
- 日本育児|おくだけとおせんぼ おくトビラ
目を離したすきに赤ちゃんが階段を上ると転落してしまう危険があるため、階段下にもベビーゲートを設置する必要があります。階段上に設置するベビーゲートほどの固定強度はいりませんが、しっかりと安全対策ができる商品を選ぶことが大切です。
日本育児|スマートゲイト2
日本育児のスマートゲイト2は、子育て中も快適に過ごせる、軽量ドアで便利な突っ張り式ベビーゲートです。両開きドアを採用しているので、階段下のように「通行のしやすさと安全性を両立したい場所」に設置するのがおすすめです。取り付け幅は67~91cmですが、拡張パネル(別売り)を後から追加することもできます。
手を離すと半自動的にドアが閉まる、オートアシスト機能が付いているのも本商品の特徴。片手で操作できるWロックで活発な赤ちゃんでも安心のベビーゲートです。
日本育児|おくだけとおせんぼ おくトビラ
日本育児のおくだけとおせんぼ おくトビラは、設置も使い方もカンタンな「おくだけ」の自立式ベビーゲートです。軽量(約6kg)で持ち運びしやすく、使用しないときはコンパクトに折りたためるので、さまざまな子育てシーンで活躍します。
折りたたみ方法はスタンドフレームを持ち上げるだけなので、タイミングに合わせて設置場所を変えることも可能です。設置幅は82~122cmの本商品は、頻繁に通る場所でも快適と安全を両立します。カバー型ロックを採用するなど安全性にも十分配慮されたベビーゲートです。
テレビ・暖房器具の前
テレビ・暖房器具の前などにもベビーガードを活用して、赤ちゃんのイタズラ対策をしっかりと行いましょう。テレビ・暖房器具の前などに設置する場合は、コの字やL字型などフレキシブルに囲えるタイプが適しています。
日本育児|キッズパーテーション
日本育児のキッズパーテーションは、お部屋の仕切りやテレビや家具周りを囲むのに便利な自立式ベビーガードです。パネルを組み合わせて幅や角度を自由に調節できるので、触ってほしくないものをガードするのにピッタリです。
ドアは安全性の高いダブルロック仕様。さらにサイドパネルとスタンド付きで倒れにくい構造になっています。カラー展開はお部屋になじみやすいブラウンとカラフルの2種類。工具不要で簡単に組み立てられ、軽量なのでサッと移動できるのも魅力です。
ベビーゲートを安く使うなら手作り? 中古? レンタル?
今回はベビーゲートの種類や選び方、そしておすすめ商品について紹介しました。実際に設置する場所を確認して、その場所に合った適切なものを選びましょう。なかでも自立式ベビーゲートは、設置する時に壁を傷つける心配がなく、部屋の間仕切りにもなります。案外簡単にDIYできてしまうので、手作りする人もいるようです。
ベビーゲートの使用期間は短く、赤ちゃんが成長したら不要になってしまうものです。短期間しか使わないアイテムはできるだけ安く抑えたいので、手作りや中古の購入を検討している人もいることでしょう。
しかし安全性や処分のことまで考えると、おすすめはレンタルです。購入にかかるコストを節約できる上に、使わなくなった時の収納や処分のことも心配しなくて済みます。AQレントのベビー用品レンタルを上手く活用して、赤ちゃんに必要なものを無理なく準備しましょう。