雨の日に赤ちゃんを連れての外出は、傘や雨よけ対策で荷物も多くなり、赤ちゃんが濡れないように気を付けて……と大変ですよね。今回はベビーカーを使う頻度が高い方に向けて、ベビーカーと一緒に用意したいレインカバーについて紹介します。
実はレインカバーには雨の日のお出かけに役立つだけでなく、赤ちゃんがベビーカーで快適に過ごすことのできるたくさんの機能があります。しっかりと特徴を理解して選ぶようにしましょう。
雨よけ以外も効果あり！ ベビーカー用レインカバーのメリット
ベビーカーの中の赤ちゃんが雨に濡れないようにしてくれるレインカバーですが、実は雨よけ以外にもたくさんのメリットがあります。ここでは5つの使い方をご紹介していきますね。
雨水で濡れるのを防ぐ
雨の日に赤ちゃんを連れて外出するときに、長距離や大荷物といった理由でベビーカーを使用することもありますよね。そんなとき、レインカバーを使用すれば赤ちゃんを雨風からしっかり守ることができ、お出かけが快適になります。
ウイルス対策になる
感染症の流行しているときの外出は控えたいですが、用事があってどうしても避けらないときもありますよね。赤ちゃんは大人と違い、マスクで感染予防をすることができません。ベビーカーにレインカバーを装着すれば、人混みの飛沫から赤ちゃんを守ってくれて安心度が高まります。
防風・防寒対策になる
レインカバーはベビーカーを足元まですっぽりと覆うことができるので、冷たい風や冬の寒さからもベビーカーの中の赤ちゃんを守ってくれます。
ほこりや花粉・虫の侵入を防ぐ
ベビーカーの位置は地面に近いので、ほこりや花粉、排気ガスといった空気の汚れが心配です。レインカバーを装着すれば有害物質を遮る効果が期待できます。また、肌の弱い赤ちゃんは虫刺されも心配ですが、カバーをしていれば虫の侵入も防ぐことができます。
直射日光を防ぐ
ベビーカーには幌（ほろ）がついていますが、赤ちゃんの顔や上半身くらいまでしかカバーできませんので、紫外線対策が十分とはいえません。
レインカバーは足元までしっかり覆うので、直射日光や紫外線から赤ちゃんのデリケートな肌を守ることができます。ただし、夏の暑い日は熱がこもりすぎないように対策をするとともに、赤ちゃんの様子を見ながら使用する必要があります。
ベビーカー用レインカバーの選び方とおすすめは？
レインカバーには雨よけ以外にもたくさんのメリットがあることが分かりました。次は、レインカバーの選び方とおすすめ、その理由を詳しくご紹介していきますね。
持っているベビーカーに合うか確認
ベビーカーには様々な形状、タイプがありますので、持っているベビーカーに合うレインカバーかどうか確認することが必要です。確認するポイントは2つ。メーカーの純正品カバーがあるか、レインカバーの対応タイプがA型かB型かということです。
ベビーカーと同じメーカーの純正品がおすすめ
ベビーカーと同じメーカーの純正品であれば、サイズや形状などがぴったり合うように作られているので、サイズ調整や装着の手間もなく、隙間なくベビーカーをカバーできるので機能面でも安心です。
対応タイプ（A型・B型）をチェック
レインカバーがA型ベビーカーまたはB型ベビーカーどちらかにしか対応していないこともありますので、対応タイプを確認するようにしましょう。両方のタイプに対応したカバーなら、赤ちゃんが成長して使用するベビーカーがA型からB型に変わってもカバーを使いまわせます。
お出かけを快適にする機能で選ぶ
レインカバーはベビーカーの中の赤ちゃんが少しでも快適に過ごせて、パパママも使いやすい機能があるものを選ぶようにしたいですよね。あると嬉しい3つの機能はメッシュ素材、クリアタイプ、ファスナー式です。それぞれ詳しくご説明します。
通気性に優れたメッシュ素材ならムレや暑さ対策に
レインカバーでベビーカーをすっぽり覆うと、夏場はどうしてもムレや暑さが心配です。通気性に優れたメッシュ素材が使われているレインカバーならムレや暑さを緩和できるので、ベビーカーの中で赤ちゃんが快適に過ごせます。
クリアタイプなら赤ちゃんの様子を確認しやすい
全面が透明になっているクリアタイプのレインカバーなら、赤ちゃんの様子をパパママが確認しやすく安心です。また、赤ちゃんも視界が遮られないのでご機嫌でベビーカーに乗ってくれるでしょう。
ファスナー式なら赤ちゃんの乗せ降ろしがラクチン
ファスナー式のものであれば、レインカバーを付けたまま赤ちゃんの乗せ降ろしができます。雨の日はベビーカーを濡らさずにすみますし、赤ちゃんの乗せ降ろしもラクチンにできて便利ですよ。
取り付けのしやすさやコンパクトに収納できるかもチェック
出かけるときには雨が降っていないけれど、これから降りそうなときはレインカバーをベビーカーに乗せておき、雨が降ってきたら使用することもあると思います。そんなときに、取り付けが簡単にできるものだと慌てずにすみます。
また、途中で雨が止んでレインカバーを外したいときも、コンパクトに収納できるものであれば、ベビーカーのかごに入れておけるので便利ですよ。
雨の日のお出かけを楽しむなら、デザインにもこだわろう
雨の日のお出かけは大変ですが、お気に入りのデザインのレインカバーを使えば気分も上がって楽しくお出かけできますよ。お子さんが好きなキャラクターのものだと喜んでベビーカーに乗ってくれることも。ぜひ、お気に入りを見つけてみてくださいね。
人気ベビー用品メーカーの特徴
ここでは人気ベビー用品メーカーのレインカバーについて、3社に絞って特徴をご紹介していきますね。
コンビ（Combi）
老舗メーカーであるコンビは赤ちゃんの眠り心地を考えたシートや車体の軽量化にこだわったベビーカーを取り扱っています。コンビのレインカバーは、安全で快適に使用するために、機種ごとに専用のカバーが用意されており、ぴったりフィットするのが特徴です。
アップリカ（Aprica）
ベビーカーと言えばアップリカ。最新のトレンドを取り入れた商品開発をしており、たくさんの種類のベビーカーがあります。アップリカのレインカバーも機種ごとに専用のカバーが用意されており、UVカットなどの機能も多いのが特徴です。
ピジョン（Pigeon）
哺乳瓶メーカーとして有名なピジョンですが、シングルタイヤの4輪ベビーカーが軽くて段差にも強いと人気です。ピジョンのレインカバーは、マルチカバータイプの1種類のみで、ピジョンのベビーカーならどれにでも使え、装着も簡単なのが特徴です。
レインカバー以外の雨の日対策アイデア
レインカバー以外にも雨の日のお出かけを快適にするアイデアをご紹介します。
傘スタンド
傘をさすと、ベビーカーが押しづらいですし、なにより片手で操作するのは危険ですよね。傘スタンドでベビーカーに傘を固定すると、ベビーカーを両手で操作することができるので安全です。雨の日以外にも、夏の暑い時期には日傘を取り付けると快適にお出かけできますよ。
着替え
レインカバーでしっかり対策していても、雨風が激しい日には乗り降りで濡れてしまうことも。靴下や靴、服の着替えを用意しておくと、万が一濡れたとしても安心です。
雨の日の服装
赤ちゃんが濡れないようにしていても、気づけばパパママが濡れてしまうこともあります。雨の日はレインブーツやレインシューズ、撥水加工されている服を選ぶようにするといいですよ。
雨の日対策をしっかりして、お出かけを快適に
今回はベビーカー用レインカバーについて紹介しました。梅雨の時期以外にも、急な雨でも使えるようコンパクトタイプのものがおすすめです。「赤ちゃんが濡れないように」「寒くないように」と、雨の日は普段より気を付けることがたくさんありますが、準備をしっかりして楽しいお出かけにしましょう。
また防寒対策・暑さ対策の機能が備わったベビーカー選びも重要なポイントです。レンタルを活用すれば、実際に使い心地や機能を購入前に試すことができますよ。
