日本のベビーブランド、コンビ(Combi)から発売されているA型ベビーカーで人気の「スゴカル」「メチャカル」シリーズ。どちらもA型ベビーカーとしては超軽量タイプで使いやすさが追求されています。
今回はそれぞれの特徴の違いや、シリーズ最新モデルについてご紹介します。
(※本記事の内容は執筆時点のものです)
コンビのスゴカルシリーズ
スゴカルシリーズは、従前から人気を集めていたメチャカルシリーズの後継モデルです。2017年に初期モデルが発売されて以降、マイナーチェンジを重ねながら愛され続けています。
現在発売されているスゴカル(Switch・minimo・スゴカルα・ハンディ)
記事作成時点(2022年5月)で発売中の「スゴカル」シリーズは以下のとおりです。
- スゴカルminimo エッグショック DM
- スゴカルSwitch エッグショック AN
- スゴカルSwitch エッグショック XL
- スゴカルSwitch plus
- スゴカルSwitch plus エッグショック XL
- スゴカルα 4キャス エッグショック HT
- スゴカルα 4キャス エッグショック HS
- スゴカル 4キャス エアー エッグショックHK
- スゴカル ハンディ エッグショック ML
- スゴカル ハンディ エッグショック MK
似た名前が並んで少し分かりにくいですが、「4キャス」は小回りが利いて走行性が良くなる機能、「エッグショック」はすぐれた衝撃吸収機能と、それぞれ搭載された独自機能を表す言葉です。
これらの機能以外にも、製品ごとにシートの仕様やカゴの形状・容量など細かい違いがあります。
コンビのメチャカルシリーズ
「メチャカル」シリーズは、対面と背面を切り替えられる両対面式のA型ベビーカーでありながら、軽量で持ち運びしやすいことが追求されたモデルとして人気を集めました。
2017年にスゴカルとしてリニューアルされる前には10種類ほどのラインナップがあり、長い歴史の中で進化を続けたシリーズです。
現在発売されているメチャカル(ハンディ)
2022年時点で発売中のメチャカルシリーズは、以下の1モデルのみになっています。
- メチャカル ハンディ エッグショック MG
メチャカルシリーズは「スゴカル」としてリニューアルされたため、多くの製品が生産終了となりました。現在は発売されていませんが、過去の主要なモデルは以下のとおりです。
- メチャカル ハンディ エッグショック DF
- メチャカル ハンディ オート4キャス エッグショック HG
- メチャカル ハンディ オート4キャス エッグショック HF
- メチャカル ハンディ オート4キャス compact エッグショック HG
- メチャカル ハンディα エッグショック MF
- メチャカル ハンディα エッグショック MD
スゴカル・メチャカルシリーズの魅力
スゴカル・メチャカルシリーズの一番の魅力といえば、やはりその本体の軽さ。さらに軽さ以外にも使いやすいポイントがありますよ。
軽量で持ち運びがラクチン
スゴカル・メチャカルシリーズのベビーカーの本体重量はどれも4~5kg台です。これはA型ベビーカーとしては最高レベルの軽さになっており、女性ひとりでも扱いやすいのが嬉しいですね。
使える期間が長い(生後1ヶ月~36ヶ月)
スゴカル・メチャカルシリーズは生後1ヶ月の赤ちゃんから使える設計になっています。まだ首がすわらない赤ちゃんのうちから3歳ごろまで、長く使うことができるので便利です。
コンパクトに折りたためる
A型ベビーカーはどうしてもかさばってしまうのが弱点ですが、スゴカル・メチャカルシリーズは折りたたむとコンパクトになるのも利点です。たたむ、広げる動作が片手でできる機能や、カゴに荷物を入れたまま折りたためる機能もあり、使いやすいですよ。
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SUGOCAL minimo(スゴカル ミニモ)
SUGOCAL minimo(スゴカル ミニモ)は、もともとコンパクトなスゴカルシリーズのベビーカーの奥行きがさらに短くなった超コンパクトモデル。本体は5.2kgと非常に軽量です。オート4キャスの機能はなく、対面・背面の切り替えはシートを着脱して行う必要があります。
お出かけも収納時も、超コンパクトでスッキリ
奥行が短くなったことで、狭い場所での使い勝手が良いのがスゴカルminimoの特徴です。電車に乗るときや自宅の玄関まわりに置くときなど、周りの人や物に過剰に気を配る必要がないのは嬉しいですね。
小回り自由で、狭いスペースもスムーズに移動
奥行がコンパクトになると、移動の際の方向転換も楽になります。道幅が狭い所や急な曲がり道でも小回りが利くため、ストレスなく移動できます。
SUGOCAL Switch(スゴカル スイッチ)
SUGOCAL Switch(スゴカル スイッチ)は、オート4輪機能付きで5.7kgの軽量ベビーカーです。タイヤは前後でシングルとダブルの2種が採用されており、安定感と小回りのいいとこ取りができる構造になっています。
ハンドルスイッチでどんな道にも対応
ハンドルスイッチを使って前輪側のタイヤを切り替えることで、路面や移動経路の状態に合わせて楽に走行できます。横揺れ防止にはダブルタイヤ、小回り重視ならシングルタイヤといったように使い分けができるのは大きなポイントです。
オート4キャスで対面・背面どちらでも操作性抜群
オート4キャスの機能により前輪側のタイヤは自動でロック解除されるため、ハンドルスイッチで対面・背面を切り替えたあとはノーアクションでそのまま走行可能。常に小回りが利く仕組みになっているので、対面でも背面でもたくさん使いたいですね。
まだまだある! スゴカルシリーズの便利機能
ここまでご紹介した以外にも、スゴカルシリーズの主要モデルには共通の便利機能や特徴がたくさん。以下で見ていきましょう。
振動吸収で赤ちゃんを守る、エッグショック
卵を落としても割れない衝撃吸収素材、「エッグショック」を搭載したシートが、でこぼこ道や段差を越えるときの衝撃から赤ちゃんを守ってくれます。シートの構造は年々進化していて、現在では頭からお尻まで全面にエッグショックが使われた製品も多くなっています。
UVや花粉対策になる、マルチサンシェード
ベビーカーで外を歩くとき、赤ちゃんは外気にさらされて紫外線や花粉、ほこりや排ガスなどを浴びてしまうことに。このような不安要素から赤ちゃんを守るために、スゴカルシリーズにはUVカット、花粉の付着を防ぐ素材が使われた大きな幌がついています。
軽いだけでなく持ち運びもしやすい、持ちカルグリップ
ベビーカーをたたんだ状態で持ち運ぶ時、脇で抱えて片手で持ちやすい「持ちカルグリップ」。これはコンビの特許技術で、走行時だけでなく持ち運びにも配慮されているのが嬉しいポイントです。
コンビのベビーカー(スゴカル・メチャカル)はレンタルもおすすめ
今回はコンビの「スゴカル」「メチャカル」シリーズの特徴や、最新モデルの機能についてご紹介しました。
軽量で使いやすいA型ベビーカーは便利ですが、すぐに大きくなる赤ちゃんの体格や行動範囲に合わせて使い分けようとしたら意外に寿命が短いかもしれません。そんな場合はレンタルでの利用もおすすめ。保管や処分の手間が省けて、費用を抑えることもできるので便利ですよ。
また、購入前の比較のために使い勝手を試してみるという使い方もできます。ここでお伝えした最新モデルもラインナップされているので、チェックしてみてくださいね。