空調・季節家電

クーラー・エアコンから水しぶきが飛んでくる! 水漏れ・故障の原因と掃除方法

エアコンから水しぶきが飛んでくる原因と掃除方法

暑い夏の日にクーラーをつけていて、水滴がたれたり、水しぶきが飛んできたりしたことはありませんか? エアコンの水漏れにはいくつか原因があります。症状によっては使い方次第で簡単に直せるものから、故障が原因で修理や買い替えを考えなければならないものまで、対策・対処法はさまざまです。

今回はクーラー・エアコンから水が垂れる原因で考えられるもの、またその対処法を紹介します。アパートやマンションなどの賃貸物件に備え付けされているエアコンが水漏れしたときの解決策も解説するので、一人暮らしをしている方は必見です。

クーラーの部品とそれぞれの役割

クーラーはエアコンと呼ばれることもありますが、意味は少し異なっていて、クーラーはその名の通り冷房機能を備えた機械のことです。エアコンは「エアーコンディショナー」の略で、温度や湿度を調整する機械です。

クーラーが水漏れする原因を紹介する前に、まずは使われている部品がどのような役割を果たしているのか説明します。

フィルター

フィルターは外から取り込んだ空気に含まれているほこりやチリなどを取り除いて、クーラーの中にキレイな空気を送る役割を持っています。

熱交換器・フィン

フィルターを通して取り込んだ空気を冷やしたり温めたりするのが熱交換器・フィンです。クーラーやエアコンで最も重要な部分で、薄い金属の板が組み合わさってできています。

送風ファン

熱交換器・フィンで冷やした空気、温めた空気は送風ファンによってエアコンの外に出ていきます。

ドレンパン

ドレンパンは結露によってできた水を受け止める役割を持っています。

ドレンホース

ドレンパンに溜まった水滴を外に排出するホースで、空気を循環させるための配管とまとめて壁側に取り付けられていることが多い部品です。

詳しくはコチラ

水漏れの原因を部品ごとに解説

風向板(ルーバー)の向き

水が垂れるのではなく、水しぶきが飛んでくる場合は、風向板(ルーバー)に冷気が当たり続けている可能性があります。

フィルター・熱交換器の汚れ

エアコンのフィルターは空気を取り込むたびに、ゴミやほこりが詰まっていきます。汚れが溜まることで空気が上手く循環せず、通常より多い水量の結露が発生することがあります。その場合十分に排水されず、残った水が空気とともに外に出てしまいます。

また、フィルターで取り除ききれないチリなどの小さいゴミは熱交換器に付着します。汚れが原因で結露が多く生じたり、結露でできた水分をゴミがはじいたりすることで水しぶきとなって外にでてくる場合があります。

ドレンパンの汚れ、ドレンホースの詰まり・ひび割れ

水漏れはエアコンの吹き出し口だけではありません。原因によってはエアコンの下や背面から水が垂れることも。通常、エアコン内部に溜まった水はドレンパンで受け止め、ドレンホースを通して排水されます。ドレンパンにカビが生えたり、ゴミが溜まったりすることで受け止めた水がドレンホースに詰まることがあります。またドレンホースの上にモノが置かれたり、中に害虫が入り込んだりすることも詰まりの原因となります。

できるだけまっすぐに伸ばし、向きを調整することで排水をスムーズにするといいでしょう。ほとんどの場合は屋外に設置されているので、雨水や直射日光があたることで劣化しひび割れすることもあります。

クーラーから水が漏れるときの対処法

先ほど紹介した原因別に解決策を解説していきます。

風向板の向きが原因の場合

空気の湿度が高く、風向板が下向きになっていて水しぶきが飛んでくる場合は、風向きを調整すると解決できることがあるので一度試してみてください。

フィルターや熱交換器の汚れが原因の場合

フィルターにゴミが詰まっている場合は、掃除機を使って汚れを吸い取ってみてください。水洗いできるものはお風呂などで洗うこともおすすめです。その際、十分に乾かしてからクーラーに取り付けるようにしてください。

熱交換器・フィンはデリケートな部品なので、掃除機を使う時は優しく吸い取るようにしましょう。掃除が難しい場合は清掃業者に相談することも検討してください。

ドレンパンの汚れ、ドレンホースの詰まりが原因の場合

ドレンパンにカビが生えている、ホコリが溜まっている場合は、その汚れを取り除きましょう。ドレンホースが詰まっていたら専用のクリーナなどを使って汚れを外に出すといいでしょう。

またドレンホースに外側からゴミや害虫が入らないよう、ドレンキャップを取り付けるのもおすすめです。100円ショップなどで販売されているのでぜひ試してみてください。

賃貸物件のクーラーから水漏れしたときはどうすればいい?

自分で購入・設置したエアコンではなく、入居時に備え付けされていたエアコンが水漏れした場合はどうすればいいのでしょうか。まずは賃貸契約書などでエアコンの管理責任がどうなっているか確認しましょう。

設備扱いになっている場合は貸主(大家、オーナー、管理会社)の持ち物のため貸主が対応する必要がありますが、サービス品扱いの場合は自己負担で修理やメンテナンスを行わなければなりません。

管理責任を確認したうえでまずは貸主に一度相談するようにしてください。自分で掃除するときも場合によっては破損することもあるので、事前に確認をとったうえで進めるといいでしょう。

詳しくはコチラ

水漏れの予防には日頃の掃除が重要! 月に1回を心がけよう

エアコンの水漏れは定期的なお手入れで対策できる場合が多く、またそれにより無駄な電気代をかけず、故障も防ぐことができます。使用頻度にもよりますが、フィルターは2週間~1ヶ月に1度掃除するのがおすすめです。フィルターのホコリやゴミを掃除するだけでも十分にカビの繁殖を防ぐことができます。

自分でお手入れするときに注意すべきポイント

クーラーの掃除は自分で行うには難しいものがあります。例えばフィルターであれば取り外して水洗いできますが、ドレンパンや熱交換器は変形しやすく取り扱い方を間違えると壊してしまう可能性があります。

また、掃除するときに部屋が汚れる可能性もあるので準備もしっかりしておかなければなりません。むやみに分解したり、洗剤をつかったりせず必ず取扱説明書を確認してから掃除するようにしましょう。

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真夏に使えない! そうならないように早めの点検が大事

これまで紹介してきた水漏れの原因では対処できない、自分で掃除するのが不安な方はクリーニングや修理を検討してみてください。使いたいときに壊れて使えない! とならないようこまめに状態を確認するようにしましょう。

水漏れは自分で解決できるものが少なくありません。夏だけではなく冬にもエアコンを使う場面はあるので、定期的なフィルター掃除などを習慣化することも有効です。

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