ベビーカー・バギー

A型とB型、ベビーカーの種類と違い|AB型・バギータイプの特徴などを徹底比較

2022年4月6日

A型とB型、ベビーカーの種類と違い、AB型・バギータイプの特徴を徹底比較

赤ちゃんとお出かけに重宝するベビーカー。出産前に準備することが多いですが、さまざまな種類の中でぴったりの1台を探すのは難しいものです。購入したけれど、あまり使わなかったと後悔するママ・パパも少なくないでしょう。

ベビーカーにはA型とB型、AB型やバギーなどさまざまなタイプがありますが、それぞれの特徴や意味はご存じでしょうか?

本記事ではA型ベビーカー・B型ベビーカーのメリットとデメリットやおすすめの使い方・選び方をご紹介します。これからベビーカーの用意をされる方はぜひ参考にしてくださいね。

A型とB型、ベビーカーの種類とそれぞれの違いとは?

日本製のベビーカーは、一般財団法人製品安全協会が定めるSG基準により「A型」「B型」に区分されています。安全性を満たした製品にのみ付くSGマークは、ベビーカーを選ぶ際の重要なポイントです。万が一製品に欠陥があった場合に備えて、人身事故に対する対人賠償責任保険もついています。

ここではA型・B型ベビーカーのそれぞれの特徴や、AB型・バギーなど他の種類のベビーカーについて紹介します。

A型ベビーカーの特徴

A型ベビーカーとは、生後1ヶ月頃または首すわり以降~最長48ヶ月まで使用でき、リクライニングが150°以上できるベビーカーです。

フルフラットに近いリクライニングができるため、赤ちゃんを寝かせたまま乗せられます。また赤ちゃんと向き合った状態で押せる対面式と、赤ちゃんが進行方向を向く背面式の両方に切り替えられる製品が主流です。低月齢の赤ちゃんを守るため、耐衝撃性にも優れています。

B型ベビーカーの特徴

B型ベビーカーは、生後7ヶ月頃~最長48ヶ月まで使用できるベビーカーです。リクライニングなし・もしくは浅いため、腰がしっかりすわってからでないと使用できません。また背面式のみとなります。

機能が少ない分、A型よりもコンパクトかつ軽量な製品が多く用意されています。持ち運びやすいため、セカンドベビーカーとして有力な買い換え候補となるでしょう。

AB型ベビーカーとは

AB型ベビーカーとは、A型とB型のよいところを兼ね備えたベビーカーのことです。SG基準ではA型に分類され、新基準A型とも呼ばれています。B型のように軽量でありながら、A型と同様に低月齢の赤ちゃんを乗せることができます。買い替えせず1台のベビーカーで済ませたいというママ・パパに人気です。

バギータイプのベビーカーとは

「バギー」という言葉もよく耳にしますが、バギータイプはB型ベビーカーに分類されます。そのなかでもさらに軽量で、簡易的な構造のものを指します。リクライニングや収納かごがないものが多く、格安で購入できるのが特徴です。機能を省いているため座り心地がかならずしも良いとはいえず、長時間の使用にはあまり向きません。

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A型ベビーカーのメリット・デメリット

生後1ヶ月~最長48ヶ月までと長く使用できるA型ベビーカーですが、メリットとデメリットがあります。両方をしっかり理解した上で、購入するか検討しましょう。

メリット

  • 首すわり前から使用可能
  • 丈夫で安定性が高い
  • 両対面式が多い

A型ベビーカーの最大のメリットは、首すわり前の赤ちゃんを乗せられることです。1ヶ月健診のときに使用できるため、産後のママの負担を軽減できます。また低月齢の赤ちゃんを守るために、安定性や耐衝撃性が高いのも嬉しいポイント。

リクライニングも深いので、赤ちゃんが寝たまま快適に過ごせるでしょう。そして対面式にすれば、赤ちゃんの様子を見ながらお散歩できるので安心です。

デメリット

  • かさばる
  • 重たい
  • 価格が高い

A型ベビーカーは頑丈で安全性が高い半面、重たくかさばるのがデメリットです。A型ベビーカーの標準的な重量は6~10kgほど。取り回しがしづらいですし、持ち運びにも不向きでしょう。折りたたんでも大きく、収納場所にも困りがちです。価格が高いので、出産準備で購入するか慎重に考える必要があります。

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B型ベビーカーのメリット・デメリット

腰がすわる生後7ヶ月頃から使用できるB型ベビーカー。A型から乗り換える人も多いですが、そのメリットやデメリットも確認しておきましょう。

メリット

  • 軽量でコンパクト
  • 小回りが利く
  • 価格が安い

B型ベビーカーの最大のメリットは、軽量かつコンパクトなことです。小回りがよく利くので押しやすく、ベビーカーでのお出かけがグッと楽になります。軽いので折りたたんで持ち運ぶ際にも便利です。またA型に比べ安価な製品がたくさんあります。

デメリット

  • 腰すわり以降でないと使用できない
  • A型に比べ安定性が劣る
  • リクライニングがない・または浅い
  • 背面式のみ

軽くて使いやすいB型ベビーカーの弱点は、ひとり座りが安定しないと使用できないことです。A型ベビーカーを購入しないのであれば、半年以上は抱っこ紐などで我慢しなければなりません。

またリクライニングせず安定性も劣るので、赤ちゃんの乗り心地は少々悪くなってしまいます。その他にも荷物かごが小さかったり、対面式でなかったりなど機能面で不便に感じることもあるでしょう。

ベビーカーの使い方は主に3通り

ここまで読んでいただくと、A型とB型のどちらを使えば良いか悩む人も多いでしょう。

ベビーカーの使い方は、主に以下の3通りがあります。ベビーカーは普段の交通手段や赤ちゃんの性格などによって使用頻度が異なるため、ご家庭の生活スタイルにあわせて選ぶのがおすすめですよ。

A型ベビーカーからB型ベビーカーに切り替え

一番おすすめの方法が、A型ベビーカーからB型ベビーカーに切り替える方法です。低月齢からベビーカーを使用できるので、外出時のママ・パパの負担を減らせます。

ひとり座りが上手になり体重も増加する1歳前後になると、軽量なB型ベビーカーへの買い替えを検討するご家庭が多いようです。収納場所に余裕がある、2人目以降でも使用する予定があるご家庭は向いています。

A型・B型兼用のベビーカーを使う

買い替えはしたくないけれど低月齢からベビーカーを使用したいのであれば、A型・B型兼用のベビーカーを使うのがおすすめです。一般的なA型ベビーカーは本体が大きく重いため、月齢が進むにつれどうしても使いにくくなってきます。

軽量タイプのB型ベビーカーには劣りますが、AB型であれば比較的軽くて押しやすいので長く使用できるでしょう。買い替え費用を抑えたい、収納場所が少ないご家庭などにおすすめです。

抱っこ紐+B型ベビーカーの組み合わせ

赤ちゃんが小さいうちは抱っこ紐で過ごし、腰がすわったらB型ベビーカーを使用するのも1つの手段です。徒歩移動が少ない、年の近い兄弟姉妹がいないなどのご家庭であれば、A型ベビーカーがなくても十分こと足りるケースがあります。

その場合は赤ちゃんが成長して、抱っこ紐では負担が大きくなってきたタイミングでB型ベビーカーを購入しましょう。

ベビーカーを選ぶときのポイント

ここからはベビーカーを選ぶときに押さえておきたい6つのポイントを紹介します。これからベビーカーを購入する人は、ぜひ参考にしてくださいね。

移動方法で選ぶ

ベビーカーは、お住いの環境や使用シーンによって使いやすいものが変わってきます。そのため普段の移動方法を考慮して選ぶのがおすすめです。

電車での移動が多い場合

電車などの公共交通機関を使っての移動が多い場合は、軽量でコンパクトなタイプが向いています。エレベーターが設置されていない駅では、赤ちゃんを抱っこながらベビーカーを担いで階段を上り下りしなければなりません。

そのためワンタッチで折りたたみでき、片手で持ち運びできるものが良いでしょう。また車内でベビーカーが動いてしまう危険があるため、安定性が高い製品を選ぶと安心ですよ。

車での移動が多い場合

車移動が多いのであれば、トランクに収納しやすいようコンパクトにたためるタイプがおすすめです。長時間使用する機会が少ないので、機能性や赤ちゃんの乗り心地よりも収納性を重視したほうが便利でしょう。

低月齢から使用したいのであればトラベルシステムを選ぶのも1つの方法です。赤ちゃんを寝かせたままチャイルドシートからベビーカーへ簡単に移動できます。

徒歩での移動が多い場合

徒歩での移動が多い場合は、安定感や押し心地にこだわったベビーカーが使いやすいでしょう。段差やでこぼこ道でもスムーズに進める大型タイヤや、振動を吸収してくれるサスペンション付きなどがおすすめです。また、買い物した荷物をたくさん乗せられるよう、収納かごの大きさもチェックしておくと良いでしょう。

ママ・パパの使いやすさで選ぶ

お出かけの際、ママ・パパが快適であるかも重要なポイントです。とくに腰痛持ちであったり、疲れが出やすかったりする場合は、低月齢からA型ベビーカーを使うことで負担を軽減できます。

赤ちゃんの体重には個人差があるため、大きな子の場合は抱っこが難しいこともあるでしょう。腰がすわるまでは抱っこ紐で済ませようと考えていても、身体への負担を感じるのであれば無理せずベビーカーを取り入れるのがおすすめですよ。

予算で選ぶ

ベビーカーは比較的高額なアイテムです。またタイプや製品によって値段が異なるため、予算も考慮して選びましょう。A型ベビーカーの方が、B型ベビーカーよりも値が張ります。デザイン性・機能性が高ければ10万円近くするモデルもあります。予算的に余裕があり機能性にこだわりたいのであればA型を購入して、赤ちゃんが成長したらB型への買い替えを検討しましょう。

いっぽう出費を抑えたいのであれば、安価なB型ベビーカーがおすすめです。腰がすわるまでは抱っこ紐で我慢するか、A型ベビーカーをレンタルする方法もあります。レンタル併用ならトータル価格を抑えられる上に、処分の手間も省けますよ。

デザインで選ぶ

毎日のように使うものなので、デザインにもこだわって選びたいですよね。メーカーやモデルによって色や素材、フォルムなどさまざまなベビーカーが販売されています。「おしゃれなベビーカーが欲しい!」という場合は、洗練されたデザインの海外メーカーもチェックしてみましょう。

安全・快適の面で選ぶ

大切な赤ちゃんを乗せるベビーカーは、安全さ・快適さが重要です。とくにA型ベビーカーは首すわり前の赤ちゃんを乗せるので、頑丈で安定感が高いモデルを選ぶのが安心です。そしてベビーカーは熱がこもりやすいため、夏場の熱中症対策も欠かせません。日除けの大きな幌がついたものなど、赤ちゃんの乗り心地にも十分考慮して選んであげましょう。

機能で選ぶ

ベビーカーはモデルによってさまざまな機能が付いています。以下のおすすめ機能に着目して選べば、赤ちゃんがより快適に乗れるでしょう。

暑さ対策

夏場もベビーカーでのお出かけが多いのであれば、暑さ対策がしっかりされているベビーカーを選びましょう。座面が高いハイシートタイプは、赤ちゃんをアスファルトの地熱から遠ざけてくれます。それだけでなく、排気ガスや砂埃などからも守ってくれますよ。座面シートは通気性のよいメッシュ素材がおすすめです。

衝撃対策

ねんね期の赤ちゃんは発達が未熟なため、頭や体が柔らかい状態です。そのため走行中の衝撃対策がしっかり備わったベビーカーにこだわりましょう。メーカーやモデルによっては、頭部・座面のシートに衝撃を吸収してくれる独自素材を採用しています。また、大型タイヤやサスペンション搭載品であれば、段差を乗り越えるときの衝撃を抑えられます。

折りたたみ機能

電車やバス移動が多い場合は、折りたたみ機能にもこだわることで使い勝手がグッとよくなります。折りたたんだサイズだけでなく、たたみ方にも着目してみましょう。片手で簡単にたためる製品なら、荷物を持っていたり赤ちゃんを抱っこしたりしても操作できます。たたんで持ち運ぶ際の取っ手があるとさらに便利ですよ。

多機能型

シート部分だけ取り外してベビーカー・チャイルドシート・キャリーなどとして使える「トラベルシステム」は、寝ている赤ちゃんを起こすことなくスムーズに移動できます。低月齢から車移動が多くベビーカーの使用を頻繁にするのであれば、こういった多機能型を取り入れることで外出時のストレスがグッと減るでしょう。

成長や使い方にあわせてA型→B型への切り替えがおすすめ

本記事で紹介したように、ご家庭の生活スタイルやデザイン・機能性・価格などベビーカーを選ぶ基準はさまざまです。そのなかでも一番こだわりたいのは、安全性・快適性でしょう。おすすめなのは、A型からB型へ乗り換えるスタイルです。しかしA型ベビーカーは高額なわりに使用期間が短いので、購入をためらう人も少なくありません。

そこでおすすめなのがレンタルサービスの活用です。A型ベビーカーをレンタルで済ませれば、購入費用を抑えられます。さらに不要になったら返却するだけなので、収納場所や処分方法で悩む心配もありませんよ。

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