空調・季節家電

加湿器はいつからいつまで使うもの? 必要な時期や設置場所、お手入れの方法を解説

加湿器は冬の乾燥対策として暖房とセットで使うことが多いアイテムです。そのため最も活躍するのは晩秋から春先にかけてですが、それ以外の季節も加湿器を使った方がいい場合があります。

この記事では加湿器を使う期間の目安や地域差、加湿器を使うべき湿度とその理由、適切な湿度を保つことのメリット、お手入れの仕方などを紹介します。乾燥対策に加湿器の導入を検討している人にはきっと役立つ情報なので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

加湿器はいつからいつまで使うものなのか

地域により多少の差はありますが、加湿器は10月下旬から4月末頃にかけて使われることが多いようです。空気が乾燥する季節であることに加えて、エアコンなど暖房器具の使用によって室内の湿度が低くなる時期と重なっていますね。

加湿器を使うのはいつから?

加湿器の使い始めは10月下旬頃が一般的です。その頃は、日中は暖かくても朝晩は冷える日も多く、夜から就寝時、朝にかけて暖房を使う家庭も少なくないでしょう。加湿器は暖房と一緒に使うことが多いので、使い始めのタイミングは連動すると言えそうです。

加湿器を使うのはいつまで?

加湿器をしまうのはおおむね4月末頃のようです。3月頃から徐々に気温も上がり4月は暖房が不要な日が多いですが、その日の天気や気温によっては朝晩に暖房を使うこともあるでしょう。4月いっぱいはいつでも使えるようにしておくと安心ですね。

一年中活躍する? 加湿器を使うことの効果

加湿器は晩秋から春先にかけて暖房と併行して使用されるのが一般的ですが、場合によっては一年中活躍します。冬だけでなくエアコンの効いた夏の室内も空気が乾燥しがちだからです。

特に鼻やのどの粘膜が弱い人や、肌や髪が乾燥しがちな人は暖房を使う季節以外にも加湿器を使った方がいいことも。年間通して適正な湿度を保つことで、健康面や美容面にメリットがありますよ。

花粉対策になる

花粉が舞う時期は花粉症の人にとって辛い季節ですが、加湿器を活用して症状を和らげることができるかもしれません。湿度を上げると、空気中に飛散している花粉が床に落ちやすくなるのです。

花粉を吸い込む量を減らすことが期待できるので、加湿器の使用は花粉症対策にもなります。花粉だけでなくハウスダストにも同じことが当てはまるので、アレルギー性鼻炎の症状軽減も期待できますよ。

風邪やインフルエンザの予防になる

空気が乾燥していると風邪やインフルエンザのウイルスは活性化します。さらに鼻やのどの粘膜は乾燥で防御機能が落ちるので、ますます感染症にかかりやすくなるのです。

乾燥対策はウイルスの活動を抑え、鼻やのどの粘膜を保護することにつながるので、風邪やインフルエンザにかかりにくい環境を作れます。

肌や髪の乾燥対策になる

乾燥した環境では肌の皮脂分泌が減少してバリア機能が低下する上、水分がどんどん奪われていきます。低過ぎる湿度は、肌がカサついたり髪がパサついたりする原因になります。健康・美容の両面から肌や髪を良いコンディションに保つためにも、適切に加湿することが大切です。

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加湿器を使う湿度の目安

人が健康で快適に過ごせる湿度は、40~60%とされています。湿度が40%以下だとウイルスが活性化したり、鼻やのどの粘膜・肌や髪にダメージを与えたりします。反対に湿度が60%以上あると、カビやダニが発生しやすくアレルギーや喘息を引き起こすリスクが高まります。

湿度は低すぎても高すぎてもデメリットがありますが、加湿器を使う目安は湿度40%以下と覚えておくといいでしょう。湿度計を持っていなければ、1つは準備しておくことをおすすめします。

加湿器が必要な時期は地域によって違う?

どのくらいの期間加湿器を使うのかは、地域によって前後します。一般的な使用期間は10月下旬から4月末頃ですが、あくまで目安と考えましょう。

寒い季節が長い北海道や東北、積雪量の多い北陸などは加湿器の使用期間が長くなりますし、年間通して温暖な沖縄は短くなります。

加湿器の効果的な置き場所

加湿器を効果的に使うためには、室内全体に水蒸気が広がりやすい部屋の真ん中に置きましょう。部屋の中央は冷暖房の影響が小さいので、センサーで加湿量を調整するタイプの加湿器も正常に作動しやすくなります。

間取りや家具の配置などで真ん中に置けない場合でも、窓際や出入り口付近、換気扇の真下は避けてください。窓の近くで水蒸気を発生させると結露がひどくなりますし、出入り口や換気扇の近くはせっかくの水蒸気が部屋の外に逃げてしまうからです。

そのほかにも水分に弱いパソコン・家電・紙類の近く、冷えて結露ができやすい床近く、エアコンが直接当たる場所には置かないようにしましょう。

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加湿器のお手入れ方法

加湿器を清潔な状態で使うために、お手入れも忘れずにやりたいものです。加湿器を使っている期間は、使用するたびに水を捨ててください。溜めっぱなしにしていると、カビやぬめりの原因になります。年間通して使う場合は定期的に、季節限定の使用ならしまう前に、タンクやフィルターなど分解できる部分は洗浄したりホコリを取り除いたりしましょう。

水垢がひどい場合は、約5%のクエン酸水に30分から2時間ほどつけ置きしてから洗うと効果的ですよ。一般的なお手入れ方法を紹介しましたが、まずは取扱説明書をよく確認してからお手入れしてくださいね。

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使う理由や目的に合わせて加湿器を活用しよう

加湿器の使用期間は10月下旬から4月末頃までが目安ですが、地域や気候によっても変わってきます。湿度計を用意して、実際の湿度を確認しながら加湿器を使用するかどうかを決めるのがおすすめです。加湿器は冬場の暖房とセットで使う以外にも、年間を通して湿度のコントロールに活用できます。室内の湿度を適正に保って健康かつ快適に過ごしましょう。

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